管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

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飛翔掘削

Author:飛翔掘削
冴えない漫画描き。
「人生は楽しみながら」をモットーに、日々思ったことなんかを記していければと思っております。
色々観たり読んだりしますが、主食は特撮怪獣映画。
最近は、漫画と特撮映画と『ストライクウィッチーズ』があれば生きていけそうな気がしています。
2015年1月、人生初の商業漫画が出ました。

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【手描きと】ネオ・アニメの息吹【3DCG】 

日本のTVアニメに於きましては、手間とコスト、時間的問題等から、秒間24コマ作画のフル・アニメーションでは無く、秒間8コマ作画のリミテッド・アニメーションが主流となっております(まぁ、必要に応じて一部を8~24コマで作画枚数を増減させたりしているのではありますが。また、劇場用アニメに於いては、秒間12コマやフル・アニメで制作されている作品も少なくありません)。
まぁ、それ故に「日本のアニメは【アニメーション】ではなく、【電動紙芝居】だ」と、揶揄する声もある訳ではございますが・・・。
管理人はどちらかと言えばやはり日本のリミテッド・アニメーションの動きが好きであります。しかしながら、昨今の3DCGの台頭等もあり、日本のアニメ制作の現場が変化の兆しを見せているんですよね。
と、言う訳でありまして、本日はこの過渡期とも言える現在の視点で「日本のアニメ表現の今後やいかに!?」という事を書いてみたいと思います。

日本のアニメ=リミテッド・アニメーション」とは言いますが、何も最初から日本のアニメがリミテッド・アニメだった訳ではありません。
日本のアニメの歴史を見てみると、1960年代以前の国産アニメ作品(全て劇場用作品です。当たり前ですが。)はフル・アニメで制作されており、その作品群には当時の海外アニメの表現も結構見受けられるんですよね(と、言っても、管理人も全て観てきた訳では無いんですけどね・・・)。この表現主体で日本のアニメが進化して行ったら、また違った感じになっていったんだろうなぁ、とは思いますが、歴史にifは無い訳で・・・。

1963年、国産TVアニメ第1号として『鉄腕アトム』が放映を開始します。と同時に、国産アニメとして本格的な全編リミテッド・アニメによるアニメ作品ともなった訳であります。
本来はこの『鉄腕アトム』もフル・アニメで制作される筈だったのではございますが、時間・手間の面から30分のフル・アニメの週一放送をするのは非常に厳しかった訳です。そこで手塚治虫氏が採用したのが、リミテッド・アニメであった訳ですな。
本来、リミテッド・アニメというのは、アニメーション表現のひとつとして作られたものなのでありますので、手塚氏の「時間・手間を省略する為」というリミテッド・アニメの使用方法は元来意図されたリミテッド・アニメとは異質のモノである訳です。なのでこれは、「手塚式リミテッド・アニメ」と呼ぶべきモノなのかも知れません(アニメーション表現としての「リミテッド・アニメ」と区別する場合は、実際にそのように呼ばれていたりもします)。しかしながらこのあたりの経緯を見ると、「1954年公開の特撮怪獣映画『ゴジラ』の制作時、コスト・時間の関係からストップモーションアニメーションを断念し、着ぐるみ特撮を選択した円谷英二」のエピソードを彷彿とさせますね。
・・・かくしてこの『鉄腕アトム』にならう形で、以降の日本のアニメ作品は「手塚式リミテッド・アニメ」を採用していく事になる訳です。
ここから日本のアニメ表現は、ガラパゴス的進化の道を辿っていく訳ですな(笑)。

フル・アニメが常に「」であるのに対し、リミテッドアニメは「」で「」を表現していると言える訳です。
アニメーターである金田伊功氏は、その点を逆に利用し(ある種苦肉の策でもあったそうですが)、ダイナミックな「動き」の表現を開拓した功労者であります。
彼の作画は「金田系作画」と呼ばれ、金田系作画は多くのアニメーターにも伝播、次いで、ミサイルの飛翔をダイナミックな作画で表現した「板野サーカス」や、キャラやロボットをダイナミックな止め絵で魅せる「大張系作画」といった、新しい表現の登場にも繋がっていく訳であります。
もうこの時点で日本のアニメ作画表現はガラパゴス真ッ盛り。海外のフル・アニメでは決して表現し得なかった所に到達したと言っても過言ではないでしょう。・・・逆に言うと異質であるとも言えますが・・・。

しかし、であります。
1990年代の後半になりますと、コンピュータの発達により、アニメ表現の界隈にも3DCGの波がやってくる訳でありますよ。
1995年にはディズニーの世界初の長編フル3DCGアニメーション作品である、『トイ・ストーリー』が公開されると、それを歯切りに、世界的にアニメーション表現は3DCG志向となっていく訳です。ここにきて日本、大弱り
フル・アニメである海外に於いては「絵が3DCGになった」くらいの変化でしか無い訳でして、すんなりと3DCGが受け入れられた訳ですが、日本に於いてはリミテッド・アニメがガラパゴス的進化を遂げており、視聴者もこのガラパゴス・リミテッド・アニメを嗜好しておりましたので、3DCGがなかなか普及しなかったんでありますな。
何故か、という根本的な問題はやはり、「3DCGには作画的制約が無いので、動きっぱなしのフル・アニメに向いている」という点でしょう。リミテッド・アニメとして3DCGを用いるのには、ちと困難であった訳でありますよ。

それでも、3DCGと日本のリミテッド・アニメとのすり合わせの試行錯誤は続きました。
日本のアニメ史に於ける90年代後半~00年代は、「3DCGとの共存」を図った時代であるとも言えますね。
ゾイドシリーズ』をはじめ、主にロボットアニメの中での3DCGの使用が見られはじめ、04年には国産アニメとしては初の全編フル3DCG制作のTVアニメ『SDガンダムフォース』が放映されるに至った訳であります。
しかしながらまだまだ3DCGの扱いは作画アニメの補助的な役割(主に背景や複雑なメカ、自動車やモブキャラ等に用いられるのみに留まっております。)でしか無く、全編3DCGという作品もそこまで多くは無い訳でございますよ。

しかし、であります。
現在、日本のアニメ作品は飽和状態であると言えます。週間数十作品も放映されているという現状がある訳で、これをアニメ制作会社が制作し、売っていくというのもやはり限界にきている部分がある訳ですな。
アニメ制作会社は完全に自転車操業と化し、コスト削減の為増やした外注によって後進のアニメーターの育成がままならない、という厳しい現実も訪れつつある訳であります。このままではアニメ業界は潰れてしまいかねない、というところまで来ているようにも思います。
それに加え、大量生産・大量消費につられて参入した「新規アニメファンからの要望」というのも、業界を圧迫している一つの要因となっている訳ですな。
例えば、「アニメーターによる絵柄の違い」や「金田系作画等による意図したパースの狂い」といったモノをして「作画崩壊」と称したりする訳です。そういった(これまでには無かった)批判が、インターネット等を通じて制作側に伝わり、そうして「極力そういうモノは無いようにしよう」という意識から、制作現場を圧迫しているとも言われております。
こういった意見が売り上げに直結する場合もあるので、制作側としてはシャレになりませんよね。
かつては「スポンサー(玩具メーカー)に左右されるアニメ制作者」等と言われておりましたが、ソフト自体を売るというビジネスモデルによって、「アニメファンに左右されるアニメ制作者」という構図になってきているのかなぁ、と、思います。
そうであるならば、いっその事手描きのアニメでは無く、3DCGによるアニメに移行した方が良いのでは、という声も少なくはありません
3DCGには「作画崩壊」は存在せず、「枚数制限」も必要無く、とてもリーズナブルでありますので、アニメ業界や視聴者の意見等を鑑みると、アニメ制作には3DCGを用いた方が良いと言わざるを得ません。
しかしアニメファンはどういう訳か、「手描きの方が良い」「3DCGは駄目だ」という声が大きい訳であります。

しかしながらですよ。3DCG技術というのは現在、日進月歩の技術でございまして、恐ろしい勢いで進化しているのであります。
トゥーンレンダリング技術などは、「言われなければ3DCGだと気付かない」レベルまで進化しておりますし、動いてもさほど違和感がないというレベルまできております。
また、「動き」の面でも技術は格段に進化しておりまして、かなりの精度で日本のリミテッド・アニメを3DCGで表現可能、というところまできている訳でございますよ。
・・・いえね、管理人は別に3DCG技術に詳しい訳では無い訳でして、3DCGという分野に全く持って門外漢な訳でありますが、3DCGによるアニメーション制作等を見てみると、どうもそう思えて仕方が無いんですよ。

具体的な会社を挙げるとすると、3DCGI制作会社サンジゲンでございます。
この会社、日本のリミテッド・アニメを3DCG技術を用いて独自の解釈で再構築するというのをひとつの野望目標にしている会社でありまして、会社発足から現在に至るまで、様々なアニメ作品で3DCGを担当しておりました。
そして来る2012年秋(ヱヴァ:Q』と被りますな・・・。)、そのサンジゲンとProduction I.Gの共同制作作品として、フル3DCGリミテッド・アニメーション映画『009 RE:CYBORG』が公開する事に決定した訳であります。管理人は、「ついにやりやがったか、サンジゲン!」と思いました(笑)。
監督が神山健治氏だからとか、『サイボーグ009』のリメイクだからとか、そういうのを抜きにして、3DCGによるリミテッド・アニメというモノがどうなるのかという点で、この作品の公開が楽しみなところであります。

トゥーン・レンダリング及びリミテッド・アニメによる「日本的3DCGアニメーション」を「ネオ・アニメ」と勝手に管理人は呼んでいるのでありますが、こういった3DCG技術の発展と共に、日本のアニメはどこへ行くのかと考えると、どう考えてもネオ・アニメ志向になっていると言わざるを得ないんですよね。
管理人としては、「アニメは、人間が手描きで描いているからこそ面白いんじゃないか」という考えの持ち主であったりもするのですが、しかして時代がネオ・アニメ志向であるのなら仕方がありません。
今後ネオ・アニメがどうなって行くのか、手描きのアニメがどうなっていくのか、しっかりと見届けたいと思います。


【関連記事】
「作画のクオリティバブル」についてのお話
CGについて
アニメは先細りするのか?
雑談系サブカルラジオ『タイトル未定』 第08回放送
『REDLINE』、観てきました。

【関連動画】


009 RE:CYBORG』の公式PVでございます。

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非常に素晴らしい作品ではあるのですが、圧倒的に人気が無い・・・。Amazonで新品が1万円強で売っているので(4クール作品としては破格ですよ!)、皆様是非とも(布教)!
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(2001/08/01)
小林由美子、杉田智和 他

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こちらは、3DCG黎明期に創られた作品。やはり圧倒的に知名度が低い・・・。『SDガンダムフォース』と同様に素晴らしいストーリーではありますが、3DCGが非常にアレです・・・。でも、ストーリーは良いんです!「買え」とは言いませんが、レンタル店で見かけたら是非、借りて観てみてください(布教)。

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2011/10/06 23:59|アニメ関連雑記TB:0CM:5

コメント


3DCGアニメを本格的な商業ベースに日本で乗せるには、あの作品からやっていくのがいちばん堅実ではないかと思います。

そう。「プリキュア」……。

すでにEDではCGキャラが歌って踊っておりますし、あれをもっと自然にしてそしてまずは戦闘シーンあたりからじわじわと堀を埋めていけば、『日本アニメにもかかわらず自然な3DCGアニメ』が出来上がるのではないでしょうか。何年かかるかは知りませんが……。

それにしても、

「SDガンダムフォース」はあまりに時代に先走りすぎだったように思います。だってあのころは「電脳冒険記ウェブダイバー」レベルでようやく採算が取れるくらいの技術レベルでしたからねえ……とほほ。
ポール・ブリッツ #0MyT0dLg|2011/10/07(金) 18:26 [ 編集 ]

私は古い人間であることは認めますが、やはり(手塚式)リミテッドアニメの信奉者であります。すばらしいガラパゴス化だと思います。タメと中ヌキによるスピード感と躍動感あふれる日本アニメの動きは一朝一夕に真似できるものではありません。この動きに見慣れるとディズニーアニメなんかキモチ悪いでしょ。

CGにはCGの良さがあり、CGでもリミテッドアニメの良さを継承し、伝統を守ろうという姿勢は誠に評価できるものです。サンジゲンの躍進に大いに期待したいものです。

しかしながら、実のところ私は「絵画もアニメも人の手で直接描かれるからこそ人に感動を与えられるのだ」ということを未だに信じている青臭い人間なのであります。
矢端想 #1h4OZhZI|2011/10/08(土) 20:53 [ 編集 ]

>>ポール・ブリッツさん
プリキュアの3DCGと言えば、今春公開の映画『プリキュアオールスターズDX3』のオープニングでの3DCGは目を惹くものがありましたね(因みにコレもサンジゲンの仕事だそうです)。
『プリキュア』で使われている3DCG技術はどんどん進歩していますから、そのうち本編でもやっていきそうな気もします。
しかし、まだまだ手描きのアニメーターさんが多く居ますし、業界全体として3DCGアニメが本流となるのはまだまだ先であるような気もします。
私としてはまだまだ手描きのアニメを愉しみたいのでそうなってくれたら嬉しいのですが、しかしやはり、業界の体力的に遅かれ早かれの3DCG化はやむを得ないのかなぁ、と、思っているところであります。

『ウェブダイバー』のしょっぱい3DCGときたら…(泣)!ストーリーは良いのに、あの動かない3DCGのせいで色々台無しです……。曰く、3DCG担当者は3人しか居なかったとか……。
いえ、それでも好きなんですけどね。


>>矢端想さん
フル・アニメーションに対する嫌悪感というか、気持ち悪さというのは、多くの日本人が感じているところでもあるそうです。
手塚式リミテッド・アニメーションはもはや、日本人の骨の髄まで染み込んでいると思うんですよね。

ネオ・アニメがどのような進化を見せてくるかも気になりますが、それ以上に気になるのはやはり「手描きアニメの今後」です。
私も「手描きだからこそ、人間が描いているからこそ生まれる感動」というのを大切にして欲しい…とは思うんですが、業界の傾きやアニメの斜陽を見ていると、非常に居た堪れなくなるんですよね……。
消えて無くなるという事は無いでしょうが、このままでは非常に心配です。
嫌な事ですが、私がネオ・アニメに注目しているのは、これまでのアニメの代替として、という部分もあるんですよね…。
飛翔掘削 #GpEwlVdw|2011/10/09(日) 00:50 [ 編集 ]

ねー。ウェブダイバー面白かったですよねえ!

同志を発見した気分。

シリーズ後半なんか、「十五少年漂流記」をほうふつとさせる実に燃えるストーリーとアイデアの洪水で、毎週楽しみにしていたものであります。

これで全編普通の2Dアニメで作成していたらどれだけ評価が高かっただろう、と思うと、あれ、目から汗が……(T_T)
ポール・ブリッツ #0MyT0dLg|2011/10/09(日) 13:21 [ 編集 ]

>>ポール・ブリッツさん
巷であの作品は「オープニング詐欺」などと呼ばれていますが、あの水準の作画でロボ戦をやって欲しかったです。
最終回の力の入った作画の戦闘シーンを観ると尚更……。

…関連商品に加えとこう(笑)。
飛翔掘削 #GpEwlVdw|2011/10/09(日) 22:40 [ 編集 ]

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