管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

管理人について

飛翔掘削

Author:飛翔掘削
冴えない漫画描き。
「人生は楽しみながら」をモットーに、日々思ったことなんかを記していければと思っております。
色々観たり読んだりしますが、主食は特撮怪獣映画。
最近は、漫画と特撮映画と『ストライクウィッチーズ』があれば生きていけそうな気がしています。
2015年1月、人生初の商業漫画が出ました。

更新頻度が低下しておりますが、最低週一回は更新していく予定です。していきたい。
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日本怪獣史 ~怪獣と共に歩んだ我が国の歴史~ 

昨年2016年11月に出現した怪獣は神の如き大破壊を行い、結果として我が国日本の首都・東京を壊滅させました。危急の事態に日本政府によって設立された巨大不明生物特設災害対策本部=巨災対によってかの怪獣は凍結されるに至った訳ではありますが、戦後の怪獣災害としては、1954年のゴジラの東京襲来、1996年のレギオン(草体)による仙台壊滅に次ぐ大災厄だったという事が出来るでしょう(……地球全体を暗雲で覆った1973年のムルロアや、全世界を闇で覆い尽くした2010年のガタノゾーア等の全世界規模の怪獣災厄は別として、ですが)。
気象庁・特異生物部の発表によりますと今回東京を壊滅させた怪獣は「ゴジラ」であるとされており、「ゴジラ・シン個体」という通称が為されておりますが、数度による変態や背鰭・尻尾からの熱線放出など、これまでに確認されてきたゴジラの生態とはあまりにもかけ離れている為、怪獣学会論壇では本当にアレはゴジラだったのだろうかという論議も起きているんだそうです。しかしまぁ、これまで確認されてきたゴジラ種は、空を飛んだり身振り手振りで意思を伝えたりする等の生態も見せておりますので、今更その程度で「ゴジラだったのだろうか」という議論が起きるのもどうなんだ、と思わなくもないですかねぇ……。

蒲田に出現したゴジラ
従来の「ゴジラ」とは一線を画したゴジラの出現……。これは何を意味するのでしょうか。

昨年の日本の大きな怪獣災害としては、11月のゴジラ襲来を除くと4月の閻魔獣ザイゴーグの東京襲来と、5月のKaiju・オニババの東京襲来(オニババ事件)、12月のマガタノオロチの東京襲来ですかね。昨年は本当に東京が怪獣に狙われた1年でした……。
2013年のアックスヘッドのサンフランシスコ襲来以降世界的に拡大した怪獣災害は留まるところを知らず、日本でも雀路羅原発から羽化したムートーに門前市を襲った人を喰らう人型怪獣の群れ、都庁を破壊した謎の亀怪獣等といった大規模なものから、スパークドールズの実体化や魔王獣と称される怪獣の出現等の週一で起きる比較的規模の小さいものまで、実に多くの怪獣災害が起きております。
まさに現在は、「第三次怪獣頻出期」に差し掛かったと見て間違い無いでしょう。そうした状況を鑑みて、日本でもシャッタードーム建設の気運が高まってきた折であります。

そこで本日は、我が国が付き合ってきた怪獣災害の歴史を、ちょっくら振り返ってみようと思いうんですよね。これまでの歴史を振り返る事で、東京のゴジラ・シン個体の襲来の惨劇を経てもなお続く諸々の怪獣災害への備えの一助になればと思い、本記事を作成するところであります。
それでは、宜しくお願い致します。


※お気付きの方も多いと思いますが、当記事は「もしも怪獣が出現する創作作品が全部現実だったら!?」という、バカ話記事でございます。
1990年生まれの一般市民の視点から、「怪獣が存在している世界」の歴史を俯瞰して見てみようという試みであります。詰まる所「スーパー特撮怪獣大戦」がやりたい! という、そういう趣旨の記事でありますので、ご笑読いただければ幸いであります(笑)。
と、いう事で、1万7千字にも及ぶやたら長い記事になってしまいましたので以下追記にて。



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戦前日本怪獣史(~1945

まずは我が国に於ける最初の怪獣災害は一体いつなのか、という話になりますか。
日本最古の歴史書である「古事記」には八本首の龍・ヤマタノオロチ討伐についての記述があります。古事記ではスサノオによって討伐されたと記されているのではありますが、一方古事記とほぼ同時期に成立した「大和天書」によると、魔王・ツクヨミが変身したヤマタノオロチとヤマトタケルとオトタチバナが変化(へんげ)したウツノイクサノカミが月面で戦い、ヤマタノオロチは倒された、とも記されております。これら神話に描かれているモノが、見ようによっては最古の怪獣出現記録と呼べなくも無いのでしょうが、しかし流石に神話レベルになってくると実際がどうだったのかというのは実に怪しくなってくるとは思うんですよねぇ。
一方、戦前に出版された伊佐山嘉利著『護国聖獣伝記』によると「護国聖獣」と称される怪獣達が古代日本の諸王朝によって封印されたという伝説が各地に伝えられているという旨の事が書かれております。同著によると諸王朝によって封印された怪獣の管理は大和朝廷に引き継がれており、護国聖獣は結果として神話に於けるヤマタノオロチや鳳凰、狛犬といた形で伝説・伝承に繋がっていったともされておりますね。
護国聖獣」の伝説は長らく忘れ去られていた訳ではありますが、しかし2001年のゴジラ襲来に伴って日本各地から集結したバラゴン、モスラ、キングギドラといった以前から出現していた怪獣の亜種が霊的な力を遣った為、図らずとも護国聖獣の伝説が事実であったという事が証明された訳でございますよ。何と言いますか、俺達の御先祖様は強かったんだなぁ、と(笑)。あんな現代兵器でも通用しないような怪獣達をどうやって封印したんですかね? やはり呪術とか陰陽術とかそういう、霊的なパワーを駆使したのでありましょうか。伝説や神話には割とサラッと「封印に成功した」みたいなことが書かれてあって管理人は割とビビります。……でも、現代の公文書の記録に於いても、どれだけ苦労しても「ゴジラに対しヤシオリ作戦を実行、これを持ってその凍結に成功した。」みたいな記述に留まるのみですので、そんなもんなのかも知れませんなぁ……。
他方、1965年に初めて出現したガメラや1967年に初めて出現したギャオスという、2体の怪獣をつくりだしたとも言われる超古代の文明「アトランティス文明」の人々の末裔が日本にたどり着き、大和朝廷の中枢に入ったという説があります。宮内庁は否定してはいますが、そう考えると、古代日本人が護国聖獣を封印する事が出来たという事も、頷けますよね。実際に勾玉等、「アトランティス文明」と古代日本の文化に共通するモノもいくつも発見されているんですよね。
この伝説が事実だとすると、これは割と日本の歴史の暗部だと管理人は思うのですが、真相は……。

古代以降の怪獣の出現記録としましては、鎌倉時代に於ける怪獣「猛能」の出現を示唆する古文書や、室町時代の「異尼女螺伝説」、戦国時代に於ける丹波の国や八雲の国等に於いて武神・阿羅羯磨(あらかつま)の像が圧政に苦しんだ人々を助ける為に暴れたとされる記録(俗にいう、「大魔神の動乱」です。)に、忍者・自雷也が蝦蟇に変化して近江の国霞城にて怪竜(大蛇?)と戦った記録などが残されております。
教科書に載っているレベルでの怪獣出現記録としましては、安土桃山時代にて織田信長や豊臣秀吉の命を受けて活躍した飛騨の忍者・影一族が戦った怪獣を使役する悪の集団や、江戸時代初期に宇宙から襲来して江戸幕府転覆を狙ったサソリ軍団が使役した怪獣なんかが、有名な話ですね。
江戸時代初期から中期ごろにかけて成立したと見られる『日本太平風土記』なんかは、そうした日本各地での怪獣の出現記録などを網羅・編纂した書物であり、当時の怪獣やそれに向き合う人々の暮らしの様子が克明に書かれております。現在はネットでその一部が公開されており、超常現象・怪獣災害についての統合情報サイト「SSP(SOMETHING SEARCH PEOPLE」等でも閲覧する事が可能ですよね。
日本太平風土記』を紐解いていくと平安、室町、江戸と、長期スパンで定期的にムーブメントが起きている「妖怪」という創作上の存在の中にも、怪獣由来であると思われるモノが結構あるようです。

風ノ魔王獣マガバッサー!
2016年7月9日に出現した怪獣・マガバッサーは、太平風土記に「風ノ魔王獣」として記されております。

江戸幕府が倒れた後は明治・大正と「富国強兵」をスローガンとして近代化の道を日本は辿る訳でありまして、国内では目立った怪獣出現の記録も無いのですが、1933年にアメリカ・ニューヨークに於ける猿の怪獣が暴れたいわゆる「キング・コング事件」は、日本でも大きな衝撃を持って伝えられました。戦後多くの怪獣災害の記録映像を撮る事になるジャーナリストの円谷英二氏も、この「キング・コング事件」が自身の活動のきっかけであったと仰っております。
また、戦時中での怪獣出現としては、トラック諸島(現・チューク諸島)のトラック泊地に出現し、旧日本海軍の戦艦大和以下連合艦隊と交戦したレイゴーと呼ばれる怪獣の記録があります。
キング・コングにせよレイゴーにせよ、通常の兵器で殲滅する事が出来た為当時の世論としては「もはや怪獣恐るるに足りず!」というものが大勢を占めたらしいですね。

そもそもとして戦前までに出現した怪獣って(古代の護国聖獣のような連中は別として)、その多くは忍者や陰陽師らに使役されたりしている存在なんですよね。現代的な怪獣の概念よりも、いわば式神なんかにその性質が近い訳です。ある種怪獣は兵器として用いられており、「人間が制御可能」であるという事が念頭に置かれていたからこそ、倒す手段も豊富にあったという事が出来る訳であります。こうした怪獣を操ったり怪獣に変身したりする力は、先述の「アトランティス文明」の人々が日本に持ち込んだ技術の名残りであると見る事も出来る訳ですが、何はともあれ「制御ができる力」であったという事が出来ます。
しかしながら科学が発達し、人類が「人間に制御できない力」を持つようになると、怪獣もまた人間の手に負えない存在へと変質していく訳でありますよ……。


第一次怪獣頻出期(1954~1975

さて、漸く戦後史に突入です。我が国と怪獣の関わりは、寧ろここからが本番ですよ!

日本が富国強兵を推し進めた結果として辿りついたのは、8年にも及ぶ泥沼の戦争の時代でありました。最終的に我が国は広島・長崎に2発の原子力爆弾を投下され、敗戦となる訳です。戦後日本は平和主義国家として再建の道を歩む事になる訳でありますが、しかしこの第二次世界大戦後の世界ではアメリカ・ソ連が世界のイニシアチブを巡って軍拡競争を展開、いわゆる冷戦の時代に突入していく訳でございます。
冷戦に伴い、米ソは互いに核兵器の製造・実験を繰り返す事になるのですが、この核実験の応酬によって地球上の放射線濃度が上昇した結果、眠っていた荒ぶる怪獣達が目を醒ます事になっていくのです……。

1954年に出現した怪獣「ゴジラ」は、明らかにそれまでの怪獣とは一線を画した存在でありました。並大抵の兵器ではビクともせず、口からは放射能を伴った白熱光熱線を吐き都市を火の海と化す、まさにそれは鬼神の如き暴れようでありました。当時の被害を記録したフィルムも多数残っており昨今TVでも放送されておりますが、本当に凄惨ですよね……。結果的に当時の科学者・芹沢博士が開発した化学兵器「オキシジェン・デストロイヤー」でゴジラを倒す事に成功はしたのですが。
この「ゴジラ」という怪獣については学説が諸説入り乱れている事でも有名でありますね。
当時の生物学者・山根博士の論文によると、このゴジラという怪獣はジュラ紀に栄えた水棲爬虫類から陸上獣類へと進化する過程の生物の末裔であり核実験によって被曝、安住の地を追い出され東京に出現したとされています。また、1991年に発表された学説では、マーシャル諸島のラゴス島に生き残っていた恐竜の末裔・ゴジラザウルス(なお、このゴジラザウルスはゴジラ出現後に発見された為、逆説的な命名になっています。)が核実験による被曝で突然変異、怪獣化したものであるとされております。そして2014年に公表されたアメリカのモナーク機関による情報では、ペルム紀に栄えた生物の末裔で、核実験による地上の放射線濃度の上昇により姿を現わしたとされております。
どの学説が正しいのかというのは怪獣学の論壇に委ねたいと思いますが、ゴジラは今現在に於いても世界各国で研究が為されている稀有な怪獣でもあり、それだけインパクトのある怪獣だったという事が出来るでしょう。まぁ、出現回数も多いからというのも理由なんでしょうけどね。

1954年の東京を蹂躙するゴジラ
怪獣」の概念を覆した怪獣・ゴジラ

1954年前後は、核実験や放射能に影響されたとされる怪獣が多数出現しております。国内では二匹目のゴジラにアンギラス、ラドンといった怪獣がその代表格ですし、海外に目を向けるとニューヨークを襲ったリドサウルスやニューメキシコの巨大蟻などがその代表格とされています。
一方、核・放射能が原因では無いとされている怪獣も相当数出現しております。ポイントになるのは先述の米国で暴れたキング・コング同様、「南洋の島」出身の怪獣が多いという点でしょう。インファント島のモスラを皮切りに、パシフィック製薬の興行目的にファロ島から連れ出されたキング・コングの亜種、ニューギニアのバルゴン、オベリスク島のガッパ、ジョンスン島のゴモラ……等、南洋の島から出現した怪獣を挙げていくと枚挙に暇がありません。
こうした怪獣の大量発生は戦前からは全く考えられないペースでありますし、しかもその多くはゴジラ同様通常の兵器では殺傷不可能という強靭な身体能力を持つものでした。この時期で通常兵器で殺処分出来たのは1958年のバランくらいだったのではないでしょうか。
この怪獣の大量発生について、怪獣学の論壇では以下のようなプロセスが定説となっております。

核実験による放射線濃度の上昇によって怪獣が出現

怪獣出現に伴う生態系の異常化

生態系バランスを保つ為、核・放射能由来では無い怪獣が出現

怪獣頻出期へ



そういった事を踏まえて、怪獣は大きく分けて「ゴジラ出現前」と「ゴジラ出現後」でその概念が変わってしまったとも言われております。人類が制御できない核の火が、結果的に怪獣達をも制御できない存在へと変質させていったのです……。
一説によると米ソの核実験はそれらの怪獣を殲滅する為に偽装して行っていたとも言われますが、大局の流れを見ると「なんて余計な事をしてくれたんだ!?」と言わざるを得ません。まぁこれは、放射能を吸収してより強力になる怪獣の存在が常識となっている現在だからこそ言える事なのかも知れませんけどね。

脅威は何も怪獣だけではありません。1956年には「新天体R」が地球に接近、1958年には富士の裾野に「怪遊星人ミステリアン」が基地を建設するという事態となりました。
そうして、ミステリアン撃退後の1959年、様々な怪獣や異星人、天体衝突の脅威に対抗すべく国連主導で設立されたのが「地球防衛組織UNVER」、通称「地球防衛軍」でありますね。当時の国連事務総長ダグ・ハマーショルドの「もはや冷戦などしている場合では無い」という有名な演説が知られておりますが、まさに人類は同族を敵とする時代を終え、挙国一致で未知の脅威に立ち向かう時代を迎えた訳でございますよ。しかしそれが異星人の侵略が由来であるというのは、なんとも皮肉な話ではありますよね……。
ともあれ地球防衛軍での研究により、旧日本海軍最後の遺産でもある海底軍艦轟天号や、ムーンライトSY-3等の対怪獣・対異星人用の兵器も多数建造され、脅威が迫ってからの初動対応で出遅れるという事も少なくなりました。

画期的だったのは1966年にロリシカ国の原子熱線砲をベースとして開発された「66式メーサー殺獣光線車」であります。この兵器は怪獣・フランケンシュタイン=ガイラに致命的ダメージを与える事に成功しており、1954年以降蹂躙される一方だった人類が遂に一般化した兵器で怪獣を倒せるに至った、歴史的な快挙だったと言えるでしょう。
ただ、この時期は全世界対比で怪獣の実に70%以上が日本で出現するという関係上、必然的に地球防衛軍の主軸が日本に集中してしまった為、国際世論から日本は随分と叩かれてしまったというのは、苦い歴史ではありますよね……(笑)。
この1966年は「怪獣退治」に於いてひとつのターニングポイントでもありました。地球防衛軍とは別系統である国際科学警察機構による超常現象調査機関であるSSSP、通称「科学特捜隊」が設立されたのもこの年でしたし、翌年には地球防衛軍極東基地の精鋭部隊、通称「ウルトラ警備隊」が主に対異星人戦で戦果を上げていっております。
なによりも大きいのはやはり異星からの光の巨人、いわゆる「ウルトラマン」と「ウルトラセブン」の存在でありましょう。週一単位で出現する怪獣や異星人の侵略には、彼ら光の巨人が居なければ対処する事は出来なかったと言えます。以降彼らは定期的に人員を交代しながら地球に来訪する事になるのですが、その正体は宇宙全体の平和を守るという「宇宙警備隊」の隊員だという事が2007年に明らかにされましたよね。しかし、正体を明かさなくともウルトラマン達とは、無言の信頼関係を築けていたと思います。世論としても、そこまで大きな動揺にはなりませんでしたしねぇ。
先述の新天体R接近時に協力してくれたパイラ人然り、このウルトラマン達然り、様々な友好的な異星人に助けられて地球は繁栄してきたという事が出来るのではないでしょうか。敵対的な異星人も多いですが、友好的な異星人も数多く存在している事を、我々は忘れてはなりません。

1970年代に入ると怪獣・異星人の出現も激化、週1どころでは無く、酷い日には1日に複数の侵略者や怪獣が出現するという混沌とした事態にもなった訳であります。それに伴いウルトラマンだけでは無い、様々な巨人が怪獣と戦うという風景が日常茶飯事となったのであります。スペクトルマン、アイアンキング、ジャンボーグA、ファイヤーマン、メガロマン、流星人間ゾーン……。特に凄かったのが1971年から1972年にかけての半年間で、シルバー仮面と称される巨人が怪獣を倒した直後に出現した怪獣をミラーマンと称される別の巨人が倒すという、よく分からない状況が長く続いたりもした訳であります。文章にすると本当に奇天烈な事になりますね……(笑)。
現在地球防衛軍が公表している情報によりますと、彼らは友好的な異星人や異次元人であったり、後述の防衛チームが開発した巨大ロボットやサイボーグだったり、全くの正体不明の存在であったりとその出自は様々なようではありますが、しかし我々はこの1970年代という激動の時代に、地球を守ってくれた彼らに対しての感謝を忘れてはならないと思うんですよね。

様々な巨人が怪獣退治を行った。
怪獣や異星人と戦う巨人の中には、目を覆いたくなるような過激な戦闘をする者も居たんですよね……。

この頃になると様々な脅威や組織関係が複雑化するにつれ地球防衛軍だけでは対応が追い付かず、様々な防衛チームの整備や国際的な機関がいくつも並行して設立されるという実に混沌とした時代を迎える訳であります。こうした一連のいわゆる「怪獣特需」で日本の経済は飛躍的な成長を遂げた訳でありまして、特に1955年から1973年にかけては実質経済成長率は年平均10~20%以上を維持するという「高度経済成長期」が訪れた訳であります。怪獣や異星人の襲来も悪い事ばかりでは無かったんですね。

ただ一方で全国的に対怪獣用の兵器を製造する工場等が次々と建設された為公害が社会問題化してしまい、その公害から怪獣が出現してしまうという「負の怪獣連鎖」が起きてもいる訳です。混濁化した世の中は闇を生み出し、怪獣では無く人間を改造して洗脳、兵器として使用するという組織が多数暗躍したのもこの時代でありました……。
1971年には宇宙猿人・ゴリが侵略用兵器として公害で汚染された怪獣を操って大量破壊を行いましたし、同年には宇宙から飛来した鉱物が東京湾のヘドロと融合して怪獣化したヘドラ等も出現しました。特にヘドラは首都圏を中心に1000万人以上もの死傷者を出し、以降工場などの廃棄物に対する規制が厳格化するという事にも繋がっております。
1975年には宇宙パトロール隊MACの本部が、異星人・ブラック司令の操る円盤生物・シルバーブルーメによって全滅してしまったという衝撃的な事件が起きました。本部が壊滅してしまった事によって組織系統は混乱し、事態収拾に地球防衛軍が急遽設立したのがUGMという流れな訳でありますが、この混乱と空白の数年間の間に怪獣の出現がピタリと止んでくれたのが救いでした……。

……そうなんですよね。1975年を境に怪獣の出現も異星人の侵略も、激減するんですよ。
怪獣との戦闘やそれに伴う兵器開発で地球の汚染が進み、異星人から地球を侵略するに値する魅力が無くなったとか、環境の変化で怪獣が日本に現れにくくなったとか、色々と言われているのですが、特に決め手となるような明確な理由は誰にも分かりません。
そうして、ゴジラ出現以降実に20年もの間続いた怪獣頻出期に幕が下りる訳であります……。


宇宙開発の時代と妖星の接近(1975~1983

さてさて、1970年代後半から1980年代は宇宙開発の時代でありました。
怪獣との戦いが続く一方、1958年のミステリアン襲来、1961年の海王星人襲来、1965年のナタール人襲来を経て、人類は宇宙進出を本格的に進める事になりました。これは異星人からの侵略や宇宙怪獣に備えるという意味合いが強く、地球防衛軍の宇宙ステーションV3や怪獣攻撃隊MATの宇宙ステーション等、軍事目的のものが大半であった訳です。そんな中、1974年の秋に各国が協力して太陽系全体に人類の版図を広げる計画、通称「ヤマト計画」が持ち上がるに至る訳ですね。宇宙パトロール隊MACはこれを見越して結成された組織でもある訳で、1975年の頭に壊滅していなければ一連の警備業務を広く行う予定でありました……。MACの壊滅によってヤマト計画には大幅な遅れが出る訳でありますが、1977年には米国主導の宇宙防衛計画、「スターウォーズ計画」も始動、日本も「ヤマト計画」遂行を目指して海底軍艦轟天号を宇宙防衛艦・轟天に大改造するなど、来るべき宇宙時代に備えるのでありました。
こういった宇宙開発が飛躍的に進歩したのは、怪獣の出現が減少し、更に怪獣退治で培った様々な兵器の技術を宇宙開発用に転用したからであるという事が言えます。

そうして各国の宇宙ステーションが完成し、これからどんどん宇宙開発をやっていこうという1979年。
我が国初の土星探査船JX-1隼号が、地球の6000倍もの質量を持つ黒色矮星「ゴラス」の地球衝突を裏付けるデータを自らの犠牲と共に地球へもたらします。この情報を受け、各国は様々な困難を排して南極に巨大ブースター群を建設、地球の公転軌道をズラす事でゴラス衝突からの回避に成功する訳であります。地球防衛軍の設立から実に20年あまり、人類は一致団結して地球を動かすまでになった訳でありますよ!
因みにこの「南極計画」の実行中に突如出現した怪獣・マグマによってブースターが破壊されてしまい、数十時間の致命的な遅れが生じてしまった為にゴラスからの距離を十分に取れず、結果として高さ100mにも及ぶ高潮が世界各地で生じ、大変な被害が出てしまったんですよね……。怪獣マグマは間接的にではありますが、恐らく有史以来最も多くの被害を出した怪獣であるという事が出来るでしょう。警備に当たっていたUGM戦闘機・ビートルの攻撃で殺処分が出来た為、マグマは大怪獣バランとか宇宙大怪獣ドゴラ並みに弱い怪獣なのでしょうが……。

また1980年には、ゴラス衝突への人々の不安から人間の負の感情=マイナスエネルギー由来の怪獣が多数出現しております。UGMとウルトラマン80、そしてユリアンの活躍によって大半は大事には至らなかった訳でありますが、しかし南原市が冷凍怪獣マーゴドンによって氷漬けになった等、大規模な怪獣災害も起きました。
或いは怪獣マグマも、ゴラス衝突の不安が出現させた、マイナスエネルギー由来の怪獣だったのかも知れませんね……。

そんなこんなでまた2年かけて北極にブースターを建設して地球の軌道が元に戻った1984年、再び怪獣達が目を醒ます事になる訳であります!


第二次怪獣頻出期(1984~1999

2度目の怪獣頻出期の火蓋を切って落としたのは、またしてもゴジラでありました。伊豆諸島から出現したゴジラはそのまま日本に上陸、静岡県井浜原発を襲った後に東京を蹂躙した訳ですが、地球防衛軍のスーパーXと超音波による誘導作戦により、ゴジラの東京襲来という事態でありながらも比較的少ない被害で事態を収拾させる事に成功しました。
1988年にはヨミ惑星人による侵略があり、これを宇宙防衛艦轟天が打ち破るなどの事件もありましたが、1989年、時代が平成に変わると、怪獣が再び多数出現する時代を迎える訳であります。

それまでのゴジラ研究から誕生してしまったバイオ怪獣ビオランテ、未来からやってきた超ドラゴン怪獣キングギドラ(因みにこのキングギドラは1964年に地球に初めて飛来した宇宙怪獣・キングギドラを模したレプリカ怪獣とも言える存在なのだそうです。)、南洋のインファント島から久方ぶりに飛来したモスラとその亜種であるバトラ……。更には、1995年以降地球温暖化の影響によって生じたギャオスの世界的な大量発生や、1971年の深海怪獣ジグラとの戦い以降眠りについていたガメラの再出現、そしてベンゼン星人による地球破壊計画等、様々な怪獣災害が起きていく事となります。
変わったところだと、異世界の魔王によって電脳世界・コンピューターワールドにて怪獣型のプログラムが暴れており、「グリッドマン」と呼ばれる超人が機械の暴走を阻止していたという、変則的な怪獣災害も発生していますね。

90年代に出現したゴジラ。
1990年代に出現したゴジラは、身長100メートルを越える個体でした。
原潜等を襲ったのが原因であると言われております。


1992年、頻出してきた怪獣災害に対して国連は、怪獣災害の中心たるゴジラを打倒する事を最終目的とした組織「G対策センター」を設立、実働部隊であるGフォースによる対ゴジラ作戦を展開していく事になります。G対策センターやGフォースには地球防衛軍からの出向者や、60年代から70年代にかけて多数設立された各種旧防衛チームのOB・OGも多かったようで、これまでの様々な対怪獣戦のノウハウが活かされる事になった訳です。その集大成として完成したのが、メカゴジラ及びMOGERAといった二体の巨大ロボットでありました。
結果的にGフォースはゴジラに直接勝利する事は叶いませんでしたが、1995年に起きたバース島の自然核爆発によりゴジラの体内の原子炉が暴走、メルトダウンを起こした事によってそれまでのゴジラは消滅してしまう事になります……。

一方、ギャオスの大量発生、レギオンやスペースゴジラといった宇宙怪獣の襲来、ゴジラのメルトダウンといった終末的な怪獣災害の頻発に何らかの大きな力の流れを察知した地球防衛軍上層部は「根源的破滅招来体」の襲来を予測、来るべき日の為にUGMを解体・発展させた防衛組織G.U.A.R.D.を設立。ゴジラの脅威がなくなり解体されたGフォースに代わり、G.U.A.R.D.の実働部隊であるXIGが地球の防衛を担う事になります。
かくして1998年に宇宙戦闘獣コッヴが出現、以降様々な「根源的破滅招来体」の尖兵たちが日本を、そして世界を襲う事になる訳でありますが、大地の巨人・ガイアと海の巨人アグル、そしてXIGの活躍により、世紀末の脅威から人類は救われた訳であります。

ところで管理人は1990年生まれなのでありますが、住んでいた福岡に怪獣が襲来した1994年と1995年の事は幼いながらによく覚えています。
特にスペースゴジラが福岡に襲来したあの日、管理人は家族と一緒にダイエー対ロッテの試合を観戦する為に福岡ドームに行っていたんですよね。悪い事にデイゲームでしたので、試合の最中に突然地震のように地面が揺れて、慌てて外に出ると、スペースゴジラが百道浜を結晶だらけにしていたんですよ。警察や地球防衛軍の人の誘導に従って大濠公園に逃げたので、ゴジラとスペースゴジラ、MOGERAの三つ巴の戦いも見ました。最終的にゴジラがスペースゴジラに勝って海に帰っていくのを見て、心底ほっとしましたよ。
本当に、怪獣災害って恐ろしいものですよね……。

幼少期の記憶
当時父が撮った写真です。大濠公園周辺から。

さて「根源的破滅招来体」の脅威が無くなった1999年、旧G対策センターで培われたテレパシー技術等のノウハウと地球防衛軍の総力を挙げた国連科学委員会の一大プロジェクトが成功します。そうです、小笠原諸島の「怪獣ランド」の建設であります!
アンギラスやラドン、クモンガにカマキラス、バランにモスラにマンダにゴロザウルスといった数多くの怪獣をひとつの島に集めて平和的に管理しようというとんでもないプロジェクトだった訳ではありますが、95年のゴジラのメルトダウンに伴いその放射能を吸収してゴジラへと成長したゴジラジュニアが人類に協力的だったというのも、このプロジェクトの成功に大きく影響していると思います。
これは凄い事だと思うんですよね。1954年以来、怪獣は常に我々の力の及ばない存在であり、管理する事は不可能であると言われてきました。しかし、様々な科学技術の進歩や、テレパシー能力等の開発、そして怪獣との意思疎通によってこの困難は現実のものになった訳であります。
残念ながら侵略者・キラアク星人によりこの怪獣ランドは壊滅させられはしましたが、怪獣を完全な敵とはせず共に生きるという考え方は21世紀に入り、結実していく事となる訳であります。


21世紀、怪獣との共存・共栄の時代(2000~2012

根源的破滅招来体」の力が無くなった事もあってか、2000年代の頭には怪獣災害も年1度程度に落ち着いてきた訳ではありますが、しかしそれでも超翔竜メガギラスによって渋谷が水没してしまったり、ゴジラの非常に攻撃的な個体が護国聖獣3体と衝突するという大規模な怪獣災害も起きててはいました。
一方、世間では「未確認生命体」と呼ばれる怪人の出現や死者が蘇生して怪人化する等の現象が社会問題化もしており、「何が善で何が悪なのか?」というのが非常に分かり難い、そんな時代に突入したという事が出来ると思います。最近になって漸く公表された「異生獣」との戦いも、丁度この頃でありました。
2000年代は世界的に異星人や怪獣の技術(俗にいう、「メテオール」と呼ばれる技術です。)を転用したテロも多く起きておりまして、その予防として情報が封鎖されてしまうという事も少なくは無かった訳でありまして、怪獣出現の情報に関しても神経質にならざるを得なかったんですよね……。

2004年には、侵略者・X星人が襲来。様々な怪獣を操り、世界中で暴れさせるという事件が起きました。地球防衛軍は改修を続けながらも老朽艦となっていた宇宙防衛艦轟天の後継艦である万能戦艦新・轟天号を運用した対X星人戦の最終作戦「オペレーション・ファイナルウォーズ」を決行、X星人の母艦を破壊する事に成功するのですが、まぁ、X星人撃退はこの際どうでも良いんです(笑)。
この事件で最も重要なのは、この戦いの果てに、人類を憎むゴジラの1個体との和解を果たした新・轟天号を破壊せず海へと去った)という一点だと思うんですよね。
この個体は1954年に出現したゴジラの子供だったようで、2003年にゴジラの骨を利用して地球防衛軍が開発した兵器・3式機龍とも2度戦っています。自分の親を利用した人類を酷く憎んでいたゴジラとの和解。先述の怪獣ランド設立の手助けをしてくれたゴジラジュニアによる説得()もあったとは言え、これは1954年から続いた怪獣と人類との間の戦いに、ひとつのピリオドを打った出来事であると言えるのではないでしょうか。
勿論、怪獣災害はその後も無くなることはありませんでしたし、人類が核を弄んだ事で全世界的に怪獣の出現が起きてしまったという事は決して忘れてはなりません。しかしながら、ゴジラは我々に「許し」の態度を見せた訳であります。怪獣と人類が互いにを敵として憎み合う時代は、そろそろ終わりにしようという、そういうゴジラの意思を感じる事が出来ると、管理人は思うんですよね。

オペレーション・ファイナルウォーズ」の後、当時の国連事務総長である醍醐直太郎が提唱した「怪獣との共存・共栄の精神」を受け、地球防衛軍と国連科学委員会は「怪獣ランド」の再建計画を大幅に発展させた、「鏑矢諸島怪獣保護地区」の建設に着手するに至りました。その段階で「怪獣ランド」の運営にも携わっていた日本の水無月工業技術研究所を国連直属の機関に格上げさせ、怪獣・異星人の研究・保護・調査を行う科学調査サークル「SRC」として再編されました。そうしてここに、怪獣と人類の共存・共栄を目指した、新しい時代が始まった訳でありますよ!
その一方で怪獣との共存を目指す傍ら、依然怪獣が出現して都市を破壊するという怪獣災害は現実に起きている訳でありますので、同時進行でそれに備える事も地球防衛軍は忘れてはいませんでした。X星人との戦いを機にG.U.A.R.D.を再編、防衛組織GUYSが設立される事になり、全世界規模での防衛を開始します。更には、「メテオール」を使用するテロ組織への対抗を主目的とした防衛チーム・ビートル隊も設立されました。
2005年は様々な組織が再編成されたり新規に創設されたりで、結構めまぐるしいんですよね(笑)。

この辺りの様々な組織の改編期のどさくさに紛れて異星人の侵略連合である「ウオフ・マナフ」やら宇宙海賊やらの地球侵攻が激化したりもするのですが、超古代の文明の力などを使用した戦士と彼らの操る巨大ロボットによって概ね防がれたりもしています。
因みにこの一連の戦いの中では、改修中だった新・轟天号に代わり宇宙防衛艦改め、「迎撃戦艦轟天号」も出撃していますが、戦力としては十二分であるという事も証明されました。1970年代後半に宇宙防衛艦として大改造が為されていたとは言え、この当時で轟天号は艦齢40年を越えてるんですよねぇ……。流石に現在では記念艦となってはいますが、轟天は今も十分に実戦復帰も可能なんですよね。恐ろしい話であります(笑)。


長きにわたって地球を防衛した海底軍艦
海底軍艦轟天号の試験運転の様子を撮影した写真。
これが1963年の話ですから、今から実に50年以上も昔なんですねぇ……。


2006年から2007年にかけては、高次元捕食体ボガールや「宇宙の皇帝」を自称するエンペラ星人の襲来などの非常に大規模な怪獣災害・異星人による侵略行為があり、それに付随する怪獣災害も頻発しましたが、実に25年ぶりに地球にやってきた2人のウルトラマン、メビウス&ヒカリとGUYSによる共闘、更にはこれまでに地球を訪れたウルトラマン達(俗にいう「ウルトラ兄弟」ですね。)の活躍によって、被害は最小限に食い止められました。
また、怪獣ジーダスとガメラの名古屋襲来も、大きな怪獣災害として記憶している方も多いでしょう。

2009年には、妖星ゴラスの地球接近以降計画が中断していた「ヤマト計画」が再始動。2199年までの太陽系全体への人類の植民計画が発表され、その第一段階として火星へのテラフォーミング実験が行われます。
それと前後して宇宙開発を主眼に置いて、GUYSが「GUTS」として再編されたりもしました。また同時期、東北地方で発見された「ティガの石造」も話題になりましたよね。
同年には、「鏑矢諸島怪獣保護地区」がほぼ完成。ここで、SRCが怪獣の保護・研究を、GUTSが怪獣災害や異星人の侵略に備えるという体制が成立する訳であります。

2008~2012年は、カオスヘッダーの襲来やガタノゾーア災厄、デスカッパとハンギョラスによる「東京怪獣プロレスショック事件」、巨神兵の東京襲来等を除いては特筆するような大きな怪獣災害も無く、起きたとしてもその大半はティガの巨人や慈愛の巨人・コスモスが事態を収拾していったので、割と平和な時期だったように思うんですよね。管理人は丁度大学に進学していた時期でありましたが、怪獣災害については特に考えなくても良いような、そんな気楽な学生生活だったように思います。
これは、ひとつには、「怪獣との共存・共栄」という精神から、むやみやたらに怪獣を威嚇・攻撃する事無く対応するという方針が、怪獣を怒らせる事無く、大きな怪獣災害に繋がらなくなったという事が出来るのかも知れません。まあ、出現した怪獣自体も温和な連中が多かったというのも一つにはあるのかも知れませんが(笑)。
いずれにせよ、同じ地球に生きる仲間として、我々人類と怪獣は歩んでいく時代になっていったんですねぇ……。

ところが管理人が大学を卒業した2013年から、再び大規模な怪獣災害が、それも全世界的に頻発するようになっていく訳であります……。


第三次怪獣頻出期・怪獣戦争の時代(2013~

予兆はいくつかありました。2008年にアメリカ・ニューヨークを襲った通称「HAKAISHA」と呼ばれる怪獣の出現、2010年にメキシコで大量発生した怪獣群……。全世界的に、怪獣災害が静かに広がっていっていたんですね。
そして、2013年8月、突如として怪獣・アックスヘッドが出現、アメリカ・サンフランシスコを襲いました。これを機に、主に環太平洋地帯を中心に大規模な怪獣災害が頻発するようになった訳であります。
事態を重く見た地球防衛軍は環太平洋防衛組織「PPDC」を新たに設立、これまでの様々な対怪獣兵器のノウハウを応用した全く新しい対怪獣迎撃用人型兵器「イェーガー」を次々に建造・実戦投入します。
こうした新しい怪獣災害に対抗するべく、従来からの防衛チームであるGUTSはスーパーGUTSとして再編成される事になる一方で、PPDCの外部組織としてUPGやXioといった防衛チームも相次いで設立されました。

PPDCとモナーク機関によると、2013年から出現している怪獣の生態・傾向を見るに、「人間を殲滅すること」を第一としているというフシがあるんだそうです。故に「今回出現が相次いでいる怪獣達とは共存の道は無い」というのが、地球防衛軍の出した結論であり、同時にアックスヘッドが出現した2013年8月10日を開戦の日「K-DAY」とし、「怪獣戦争」の時代が始まったという宣言が為されるに至った訳であります。
この新種の怪獣「Kaiju」に対しては、モナーク機関に所属する芹沢博士が提唱した「セリザワスケール」という単位でその強さを図る事が出来るらしく、例えば昨年東京を襲ったオニババなどは、「セリザワスケール・カテゴリー2」に該当するそうであります。

そうしたKaijuとの「怪獣戦争」が激化する中で、雀路羅原発から羽化した怪獣・ムートーとそれを追ったゴジラのアメリカ・サンフランシスコでの戦いや、一昨年から頻発している太陽フレアに伴う「スパークドールズ」の怪獣化や、門前市に出現した人喰い巨人の群れ、魔王獣の出現など、Kaijuでは無い従来通りの怪獣の動きも活発化してきております。

米国を襲った二体
約10年ぶりに人類の前に姿を現わしたゴジラ。

そして昨年、2016年の11月には、単一個体での進化(形状の変化)を絶えず続けるという恐るべき巨大不明生物「ゴジラ・シン個体」が出現し、東京都心3区が壊滅、大河内総理ら閣僚の多くも死亡するという、戦後始まって以来の大災厄とも言える怪獣災害が起きた訳であります。このゴジラ・シン個体に対してはイェーガーをはじめとする地球防衛軍が所有するいかなる兵器も通用しなかった訳でありますが、PPDCの研究機関によると、このゴジラ・シン個体の異常な生態は新たに出現した怪獣種=Kaijuに対抗する為であるという可能性について言及されているんですよね。
と、いう事は今後、Kaijuは更に凶暴化・凶悪化していく事が予想され、現行のイェーガーでは太刀打ち出来なくなる可能性も無いとは言い切れない訳ですよ……。

そういった状況を鑑みて、今後も出現する事が予想されるKaijuに対しアメリカのトランプ大統領は、「莫大な予算のかかるイェーガー計画よりも、沿岸部に巨大な壁を建設した方が手っ取り早い」という旨の事を言っているのですが、「」の建設は有効打になり得るんでしょうか?
1933年に暴れたキング・コングは、ニューヨークに連れてこられる前、スカルアイランド(髑髏島)に於いては、地元住民が築いた「」の中に閉じ込められる形で生活していたんだそうです(ところでキング・コングといえば今年の3月に、1973年に起きたとされるスカルアイランドでの事件についての情報がモナーク機関から公表されるらしいですね。)。トランプ大統領の発言はそれに基づくものなのでしょうが、しかし現在の巨大化・凶暴化した怪獣、それもKaiju相手にどれほどまで通用するのか、甚だ疑問であると言わざるを得ませんね……。2015年に門前市の巨大な壁を破壊した人喰い巨人の群れの例もある事ですし。

迫りくるゴジラ・シン個体
なんとか凍結させる事が出来たゴジラ・シン個体ですが、今後もこのような恐るべき怪獣が出現してくるのでしょうか……。

ただ、イェーガーや地球防衛軍に太刀打ち出来ない怪獣が出現したからといって暗くなる必要は無いと思うんですよね。
今年・2017年はスーパーGUTSの火星基地も完成する予定であり、「ヤマト計画」も順調に進んでおります。また、イェーガーのみに頼らない対Kaijuu戦力として、Xioのサイバー怪獣やスーパーGUTSが運用するネオマキシマ砲なども存在している訳であります。
かつて人類はその科学を持って地球を動かした事もある訳ですから、その英知を信じたいところですよね。いかなる困難にも屈する必要は無いのであります……!


最後に これからの怪獣との付き合い方

さて、そんな感じで長々と我が国の怪獣との歴史を振り返ってみた訳でありますが、いかがでしたでしょうか。
こうして俯瞰して見ると2010年代以降は、日本というより世界的に怪獣と向き合っていく時代に突入したと言えそうですね。Kaijuの出現に伴い、怪獣災害の質や対処の手段も、また変わっていっているのかも知れません。
これからの時代は、怪獣との共存を推し進める傍ら、Kaijuや異生獣等の我々の生存を脅かす怪獣は徹底的に殲滅するという、難しい対応が求められる、そんな時代になっていくのだと思います。

まぁ、地球防衛軍や国連の意思決定はともかくとしましても、我々市民に出来るのはこれまで同様、避難の経路等をしっかりと確認するなどして怪獣災害に備える事なんですけどね。
今後とも我々が、生きている限り……。


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最近頻出してきた怪獣災害への対策


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2017/01/30 20:03|アニメ・特撮馬鹿話TB:0CM:2

コメント


 こんにちは、とてもロマンあふれる内容で、ニヤニヤしながら読ませていただきました。特に「戦前までの怪獣が人間が制御可能なタイプが多かったのに対し、ゴジラ以降は人間の手にあまる怪獣になっていった」というところは思わず唸ってしまうほどの説得力です。怪獣を年代ごとの特徴で分け、同じ世界に存在したように論じるのは楽しいですね。
ラサ #-|2017/01/31(火) 21:43 [ 編集 ]

>>ラサさん
はじめまして。
コメント、有難う御座います!

それぞれ別々の作品なのに歴史ごとに奇妙な合致を見せたりで、書いていて非常に楽しかったです。
こういうバカ話的な遊びは、やっているうちに新しい発見もあって良いですよね。
本当にこういった世界観の「スーパー怪獣大戦」みたいなゲームが出てもまた面白いでしょうし。

機会がありましたら、またコメントいただけると幸いであります!
飛翔掘削 #GpEwlVdw|2017/02/01(水) 22:35 [ 編集 ]

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