管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

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飛翔掘削

Author:飛翔掘削
冴えない漫画描き。
「人生は楽しみながら」をモットーに、日々思ったことなんかを記していければと思っております。
色々観たり読んだりしますが、主食は特撮怪獣映画。
最近は、漫画と特撮映画と『ストライクウィッチーズ』があれば生きていけそうな気がしています。
2015年1月、人生初の商業漫画が出ました。

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宇宙ヤクザと宇宙チャンバラと宇宙特撮が絶妙な化学反応を起こした怪作! 『宇宙からのメッセージ』 

昨年末、スター・ウォーズシリーズの第7作目に当たる『スター・ウォーズ フォースの覚醒』が公開したのでございますが、諸事情あって管理人は観に行くことは叶いませんでした。しかし、ようやっと今週末頃に観に行くことが出来るようになりまして、実に楽しみにしているのでありますよ。
実際に観に行くまでいくらかの日数がある訳ですのである程度過去作等を観て予習しておきたかったりもするのですが、残念ながら全6作品を鑑賞しなおしているような時間は、しかし今の管理人にはちょっと取れません。
と、なれば、予習となる作品は・・・
そうだね! 『宇宙からのメッセージ』だね!!

・・・はい。
宇宙からのメッセージ』は、1978年公開の特撮SF映画でございます。制作は天下の東映、『仁義なき戦いシリーズ』や『柳生一族の陰謀』等で高名な深作欣二を監督に据えて撮られた作品でございます。
御存じの方も多いでしょうが、日本では1978年夏に公開された『スター・ウォーズ』の便乗映画として、東宝の特撮SF映画『惑星大戦争』と共に特撮ファンの間では語り継がれている怪作なのでございます。

宇宙からのメッセージ

東宝の『惑星大戦争』が撮影期間3週間という突貫制作&低予算の作品だったのに対し、本作『宇宙からのメッセージ』は作品原案に漫画家の石ノ森章太郎先生やSF作家の野田昌宏先生を招きSF考証を交えつつ、15億円という当時の日本映画としては破格の予算を注ぎ込んだ作品として完成を見た、大作だった訳でございます。東映も京都撮影所という、時代劇作品以外は滅多に使わない「聖域」を開放した、まさに社を挙げて制作にかかっていた訳でありまして、本気で『スター・ウォーズ』を迎え撃ってやろうという気概が伝わってくるような感じでありますね。
して、そのあらすじは以下の通り。

遠い未来、はるかアンドロメダ銀河の彼方にて、皇帝ロクセイア率いるガバナス帝国が惑星ジルーシアを征服した。
ジルーシアの長老はそれに対抗する為に、伝説の「リアベの実」を宇宙へと放った。伝説によれば、リアベの実を持つ者が8人揃った時、ジルーシアに平和が訪れるのだという。
リアベの実に選ばれた「リアベの勇士」を導く為、ジルーシアの王女・エメラリーダと従者の戦士ウロッコは、太陽系連邦を訪れる。

一方地球の存在を知ったロクセイアは、その美しさに心を奪われ、自らの手中に収めようと目論む。
惑星要塞に改造したジルーシアを地球の付近へと移動させ、太陽系連邦政府への無条件降伏を迫ったのである。

果たして、リアベの勇士達は地球を救う事が出来るのか。そして、ジルーシアの運命は……!?



宇宙からのメッセージ』というタイトルから受ける印象としては壮大なスペースオペラな映画のような気はするのですが、実質的には時代劇と任侠映画のテイストをふんだんに含んだ、割と泥臭い映画だったりするんですよね。そこはもう流石東映というか、深作欣二というか(笑)。物語の下敷きも、「里見八犬伝」がモチーフになっていますし。
この映画の公開から数年後、深作欣二監督は本当に『里見八犬伝』を監督する事になる訳なのでありますが、何かしらこだわりがあったのかも知れませんなぁ・・・。

もう色々とぶっ飛ばしてきますよ、この映画は!
壮大な宇宙をバックになにやら祈りを捧げる集団、飛び立つ宇宙帆船、銀色の顔でメイクが大変だったろうなとか思っちゃうガバナス帝国の皆さん、酸素マスクだけで宇宙服を着ずに宇宙船外に飛び出す人々、宇宙暴走族に宇宙ポリスといった「宇宙」って言ってりゃ良いだろう的なアレを感じてしまう台詞の数々・・・。
特にガバナス帝国の皆さんなんかは、『スター・ウォーズ』の帝国軍をモチーフにしたのでしょうが、どう見ても雰囲気が完全に昭和ライダーかスーパー戦隊シリーズの敵組織みたいな感じで登場する(死神博士こと天本英世も居ますし)ので、もうどうしたら良いんだよと(笑)。成田三樹夫の銀塗りメイクと妙な被り物のドアップなんて、笑うしかねぇよ!
そんな感じで始まって10分ほどで既に、「この映画はやべぇぞ」と脳内で危険信号が点滅しちゃう系のアレなのではありますが、そうしたぶっ飛んだ諸々も、しかし映画が進んでいくとすんなり受け入れる事が出来てしまうというのがこの映画の恐ろしいところでありますよ・・・!

ジルーシアを救うはずの勇士達が揃いも揃って王女様を売り飛ばすクズ野郎だったり電波なお嬢さんだったりロボット好きの退役軍人だったりで、ホンマにこの人達に宇宙の命運を背負わせちゃって良いものかと頭を抱えたくなる感じで、「リベアの実よ、もう少しマシな人選しなさいよ!」と叫びたくなったりもするのですが、皆妙にキャラが立っていてだんだんキャラクター達のやり取りが面白くなってきますし、更にはガバナス帝国を追い出されて辺境の惑星で復讐の機会を伺っていた王子様なんかも加わって、さながら愚連隊の様相を呈していく訳です。
気付けば物凄いメイクのガバナス帝国の皆さんが「そういう種族」に見えてきたり、ヘコヘコ動いているどう見ても着ぐるみのロボット・べバ2号なんかには愛着すら覚えてしまうレベルにまで達する訳であります。あの宇宙服無しでの宇宙遊泳も、もしかしたらあの世界では諸々の技術的な問題も解決していたのかも知れませんしッ(笑)!
そうして、最終決戦はジャパンアクションクラブの面々を総動員しての一大チャンバラアクションになだれ込む訳であります。
SF映画のクライマックスが時代劇調のチャンバラ!?」という感じになりますが、しかし映画をここまで観ていたらその宇宙チャンバラもすんなり受け入れてしまって、千葉真一と成田三樹夫の一騎打ちに注視してしまったりもする訳です。

細けぇ事は良いんだよ! 映画はノリと勢いなんだッ!」という感じで、物語があれよあれよと進んでいく感じのノリとテンポの良さがこの作品の魅力の神髄と言える訳でございまして、きっちりとした娯楽大作として、この『宇宙からのメッセージ』は完成していると管理人は思うんですよね。ジャンルがSFであっても、それを自分達のグラウンドに持ち込んだ監督以下スタッフの作戦勝ちであります。
同じ『スター・ウォーズ』の便乗映画である『惑星大戦争』が昔ながらの東宝特撮のノリで仕上がっていたのに対し、『宇宙からのメッセージ』は任侠・時代劇テイストにテレビ特撮ヒーロー作品のテイストを加味した映画として仕上がっていたと思います。いわば、東映全乗せ映画だったと言えるのでは無いでしょうか。
ふたつの制作会社が『スター・ウォーズ』を起点としてそれぞれ自社の特色を存分に活かした作品を制作しているというのは、実に面白い部分でありますよね。

さて、本作の特撮面についても少々。
本作は15億の総予算のうちの約4億円を特撮に注ぎ込んでおりまして、見ごたえのある特撮を堪能する事が出来る訳であります。
大きな見どころと致しましては、やはり宇宙戦艦や宇宙戦闘機といったメカ群や、それらメカ群の操演による戦闘、艦隊戦の爆発・炎上といったものになりますかね。地表を飛ぶ宇宙艇の風圧で砂塵が舞い上がったりする表現は見事ですし、カット割りと光学作画を駆使したスピーディーな空間戦闘は、東宝特撮とはまた違った趣があります。
特に敵の動力源への戦闘機での侵入・破壊は、当時としては珍しいレンズ口径の小さいシュノーケルカメラを駆使して撮影されており、この一連のシークエンスは、『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』の終盤で反乱軍が第2デス・スターの動力部を破壊する一連のシークエンスの元ネタになったりもしております。
その一方でロケット噴射で惑星が動き出すという、『妖星ゴラス』かよ! と突っ込みたくなるような奇想天外な特撮アクションもあったりもして(笑)。
そして本作で培われた特撮演出は後の『メタルヒーローシリーズ』や『スーパー戦隊シリーズ』といった東映のテレビ特撮シリーズにふんだんに継承されていたりもします。色々な「見たことがある演出」が凝縮されており、80年代以降の東映特撮の原点を観るという、そういった見方も、或いは出来る訳でありますなぁ。

全体的にはまぁ、アレな感じはありますが、しかしノリとテンポとキャラクター、そして俳優の力が確実にこの映画を「単なる便乗映画」以上に押し上げているように思うんですよね。
何とも言えない魅力が、本作には頑として存在しているのです。
スター・ウォーズ フォースの覚醒』が上映中の今こそ、観直してみるのも一興ではないでしょうか。

・・・因みに、本作の特撮映像をふんだんに流用した特撮TV作品『宇宙からのメッセージ・銀河大戦』もまた制作されており、こっちは忍者ヒーローモノのテイストとして仕上がっていたりします。流石東映だ、ブレねぇ!


【関連記事】
便乗映画として抑えられない、燦然と轟く東宝特撮の凱歌! 『惑星大戦争』

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2016/01/25 21:42|特撮SFTB:0CM:6

コメント


昔テレビの再放送で見て思いきりガッカリしてから以降見ていませんが、「仁義なき戦い」と「惑星大戦争」を見た今は、テレビシリーズも含めて見たくてたまりません。

完全なスペースオペラということでは、人形劇の「Xボンバー」も見たいなあ。「Xボンバー」に限っては、どうしておれはあのときブクオフでDVDセットを買っておかなかったんだ、と後悔中……。
ポール・ブリッツ #0MyT0dLg|2016/01/26(火) 23:12 [ 編集 ]

>>ポール・ブリッツさん
無事、『フォースの覚醒』を観てきた訳なのですが、『宇宙からのメッセージ』によく似た部分があったと感じてしまって、やはりこの作品を予習としたのは正解だったのかなと思います。
……いや、失敗だったのか。

『Xボンバー』も良いですよ!
ネットで見てみると、中古なら8000円くらいでした。
飛翔掘削 #GpEwlVdw|2016/01/30(土) 14:35 [ 編集 ]

スターウォーズの影響がそれだけ特撮に影響を与えたかがよくわかります。
ゴジラVSシリーズも洋画の影響があったと記憶してます。

東映が今作をもってメタルヒーローシリーズの基となったということは、そのノウハウで名作仮面ライダーBLACK(ご存知ですかね)とかにも受け継がれたといえるのですね。すごいじゃないですか!
TT #-|2016/01/30(土) 16:32 [ 編集 ]

「フォースの覚醒」は未見なのですがCMを見て、ミレニアムファルコンとT.I.Eファイターが砂漠を這うように飛びまくるチェイスシーンが宇宙暴走族の二人と宇宙パトのチキンレースを思い出したのですが、飛翔掘削さんも同じ印象でしたか?

作劇的や映像の迫力の面でボロボロだったという印象だった本作ですが、アイデア面では意外と「ジェダイの帰還」のデススターコアへの進入シーンやアロン号激似のスノースピーダーの意匠とか本家に限らず色々なところに影響を与えているんじゃないかという気がしてます。

あと、湖らしいところを低空で進入するXウィングでSWのトレンチチェイスの元ネタになった「モスキート爆撃隊」を連想していたりして早く観なければと思っているのです。

amleth machina #SY/LY76s|2016/01/31(日) 17:00 [ 編集 ]

どうも、こんにちはです。

スターウォーズの便乗作品だっただけに何もかも本家には及ばなかったと思われがちな本作ではありますが、しかしながら物語のテンポは良いですよね。
本家SWは3部作である事を前提に作られていたせいか、ストーリーに起伏は少ないのに比べれば、強引な作りではあるけれど宇宙からのメッセージの方が話の収まりは良いし、
SWのライトセーバーを使ったアクションシーンがスローなのにに対してこちらのチャンバラはスピーディですよ。

後は東映独特の“味わい”をどう捉えるかで本作の評価は偉く変わって来るんじゃないでしょうか?
個人的には本作と合わせて展開がスピーディ過ぎる「関東緋桜一家」や特撮と時代劇を組み合わせた「真田幸村の謀略」等を見れば往年の東映イムズを理解出来るかと思います。
レバニラ #LkZag.iM|2016/01/31(日) 17:00 [ 編集 ]

>>TTさん
77年前後は、アニメ・特撮を問わず、色々とSWに影響を受けたと見られる作品が国内外に色々とありますね。
シーン単位で似通ったパートのある作品もあれば、光る剣とか、実は敵の親玉が父親だったとかいった設定面の影響がみられる作品も多いですし。


>>amleth machinaさん
>ミレニアムファルコンとT.I.Eファイターが砂漠を這うように飛びまくるチェイスシーン

いやぁ、ネタバレは避けますが、それよりももっと「宇宙チキンレースっぽい」場面があったんですよ!
他にも幾つか『宇宙からのメッセージ』っぽい要素が散見されまして……(笑)。

『宇宙からのメッセージ』の特撮面に関しては、アレな部分も少なくは無かったですが、合成では無く撮り切りだったので本家『SW』旧3部作よりも自然に感じましたかね。リアルかどうかは置いといて……。
殺陣も旧三部作のもっさり感のあるライトセイバーアクションでは無く、完全に時代劇調でメリハリが効いた感じになっていて、観ていて安定感はあるように思います。
まぁ、それは日本人だからそう感じるというのもあるのかも知れませんけれども。


>>レバニラさん
お久しぶりです!
『SW』は映画と言うよりは、「とある家族を中軸に据えた壮大な宇宙の歴史絵巻」と言った方が近いような気がするんですよね。どこかしら淡々と大河的な物語が進んでいくような感じで。
対する『宇宙からのメッセージ』は、まさに「1本の娯楽映画」という感じです。

東映の、深作欣司監督のやりかたで正面から斬り込んでいった、まさに怪作であったと、思います。
飛翔掘削 #GpEwlVdw|2016/01/31(日) 20:29 [ 編集 ]

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