管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

管理人について

飛翔掘削

Author:飛翔掘削
冴えない漫画描き。
「人生は楽しみながら」をモットーに、日々思ったことなんかを記していければと思っております。
色々観たり読んだりしますが、主食は特撮怪獣映画。
最近は、漫画と特撮映画と『ストライクウィッチーズ』があれば生きていけそうな気がしています。
2015年1月、人生初の商業漫画が出ました。

更新頻度が低下しておりますが、最低週一回は更新していく予定です。していきたい。
また、最新記事だけでなく過去の記事にも気軽にコメントしていただけたら幸いだと思っております。

当ブログの掲載漫画一覧はこちら

当ブログはリンクフリーでございます。

総来訪者数

有難う御座います!

最新記事10件

カテゴリ

最新トラックバック

月別保存記録

03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10 

米軍と怪獣の大激闘! ……がメインでは無く、「怪獣が居ても変わらないクソッタレな戦場」がメインの怪獣映画だった! 『モンスターズ/新種襲来』 

先日の哀しい事件の翌日、無事に『ガールズ&パンツァー 劇場版』並びに『モンスターズ/新種襲来』を観に行く事が出来ました。本当ならば『モンスターズ/新種襲来』の公開初日に合わせたかったんですが、まぁ、仕方が無い。
そんな訳で、備忘録も兼ねて、『モンスターズ/新種襲来』の感想記事などを作成しておこうかなぁと思うところでございます。
・・・前作も記事にはしていないし、記事にするかしないかはちょっと迷ったのでありますが、折角の東宝ゴジラ復活イヤーですので、記事にしておこうかなぁと(笑)!

ガールズ&パンツァー 劇場版』の鑑賞を終えて、本作を観る為に意気揚々と劇場へ入ると、そこは管理人一人の劇場でありました・・・。何故だッ! ガルパンは超満員だったのにこっちはスッカスカのガラガラの閑古鳥だとぉ・・・ッ!? 本作には「人気作、待望の続編!」みたいな感じの煽り文句が付けられていた筈なのですが、「人気作」とは何だったのか。
・・・まぁ、「人気」などとは言ってもこの作品の前作を支持しているのは、実際問題といて管理人みたいなボンクラ特撮怪獣ファンくらいですからなぁ(苦笑)。あんまり興行的なヒットは見込めんのではなかろうかと。鑑賞特典として怪獣図鑑みたいなカードが貰えましたが、別にコンプリートを目指すようなリピーターが出現するという映画でもなく・・・。
管理人が劇場へ入って数分後に、数人が劇場に入ってきました。中にはカップルさんも。・・・カップルで観に来るような映画じゃないだろ、この映画(笑)。
そんなこんなで、遂に上映が開始していく訳でありました・・・。

モンスターズ/新種襲来

モンスターズ/新種襲来』の前作『モンスターズ/地球外生命体』は、2010年に公開されたイギリスの特撮怪獣映画でありました。監督は後に『GODZILLA ゴジラ』を監督する事になるギャレス・エドワーズ。
モンスターズ/地球外生命体』は総製作費120万円という非常に低予算な作品でしたが、丁寧な世界観設定、それに基づいた神秘的な怪獣演出、対比的に描かれるアメリカ及び米軍批判的な要素等が高く評価され、ギャレス監督が『GODZILLA ゴジラ』の監督に大抜擢される事と相成った訳でございます。
管理人はこの『モンスターズ/地球外生命体』は、「怪獣によって根本的に変わってしまった世界の日常」という、「怪獣の居る日常」を描いた秀作であったと思うんですよね。怪獣のフォルム自体は割とエイリアンっぽい感じだったのではありますが、しかし怪獣がただ「そこに居る存在」として描かれているあたりは結構日本の怪獣的でもありまして。テーマ性や低予算である事を逆手に取った怪獣の魅せ方も実に見事なのですが、やはりギャレス監督が『GODZILLA ゴジラ』の監督に抜擢されたのはこの部分が一番大きかったのかな、と思いますかね。

そんな感じだった前作から予算は格段に増えたという本作。ギャレス監督は本作では製作総指揮という立ち位置らしいのですが、まぁ恐らくは名義貸し程度で作品へのタッチは殆ど無いのではなかろうかと思うんですよね。
さぁ、いったいどのような怪獣映画として仕上がっていたのでありましょうか?
まずはそのあらすじから。

「地球外生命体」を乗せた宇宙探査衛星が中東に落下。中東地域は「モンスター」が跋扈する危険地帯へと変貌してしまった。
事態を重く見た国連加盟各国は、次々と軍隊を中東へ派遣。日夜を問わずモンスター達に対する空爆が行われるようになったのである。
だが国連軍の空爆は地元住人への被害も大きく、地域住民達の間では反国連軍の気運が勃興し始めた。それに乗じて過激派武装勢力による国連軍を狙ったテロも横行。モンスター達の出現によって中東情勢は一層の混迷を極めていったのである。

米国は中東へ「モンスター退治」の為に派兵を行っている筆頭国である。
そうして今回新たに中東へと招集された若い兵士達は、モンスター退治では無く過激派組織武装勢力による国連軍攻撃を未然に阻止する、治安維持部隊に編入された。
治安維持の為の哨戒任務が続いていたある日、モンスターが大量に存在する危険地帯の深部で連絡を絶った部隊が出た。過激派による拉致・殺害が危惧された為、治安維持部隊の一個小隊が出動する事になったのだが……。



予告編や各種プロモーションでは、よくあるB級モンスターパニック映画テイストな感じで紹介されてはいますが、実のところ本作は事実上の現代の中東情勢を踏まえた上で展開されるアメリカ批判的な要素を多分に含んだ戦争映画なんですよね。怪獣の存在はあくまでも舞台装置的な役割であり、モンスター映画でありながらその本質はモンスターによる破壊では無く、戦場に生きる兵士達にある訳でございます。

作品前半に於ける過激派武装勢力と治安維持部隊の小隊との戦闘は非常に臨場感のあるものとして仕上がっておりまして、一人称視点、爆発音による一時的難聴、視野狭窄、大怪我を負う事による感覚のスローモーション化・・・といった様々な演出が為されておりました。
話の展開も完全に怪獣そっちのけで、戦闘によって次々と死んでいく仲間、極限状態で錯乱状態に陥る兵士、極めて業務的に行われる無人機による支援爆撃、言葉の分からない敵に拘束される恐怖・・・といった感じで、過激派武装勢力との戦いがこれでもかと描かれていっておりまして、一連のシークエンスは、さながら戦場の疑似体験と言っても過言ではない出来になっていたのではないでしょうかね。
ですので、主人公らが拘束された過激派のアジトに怪獣が襲来してくるまで、この映画が怪獣映画だったという事を完全に忘れてしまっておりました(笑)。

改めて世界観を見直してみますと、本作は前作の続編と言うより、前作のパラレルワールド的な意味合いが強いのかな、と思います。
前作では「地球外生命体」を乗せた宇宙探査衛星が落下したのはメキシコだった訳ですが、本作はそれが中東に置き換わった世界だったと、そういう事のようですね。
しかしまぁ、どこに落ちても怪獣が繁栄してしまうという迷惑極まりない探査衛星ですが、よりにもよって中東に落下しなくても良かったのに。作品世界に於いては原油価格なんかもさぞかし高騰してしまった事でしょうなぁ。だからこそ一層各国が躍起になって怪獣に対して空爆を行うという構図が出来上がっているんでしょうけれども。
この探査衛星、どこの国が打ち上げたのかは作中では明言されていませんでしたが、恐らく米国によるものでしょう。とすれば、モンスター退治に来ている米軍は、自分達の尻拭いをしているとも言える訳で、モンスターを撒き散らして中東情勢の混乱を招いたのは米国そのものであるというのは、現実世界の構造の写し鏡的でもあり・・・。
いやぁ、前作に増して反戦色の濃い映画でありますなぁ・・・。

作品の後半部分では、小隊は主人公と隊長の2人を残して全滅してしまった中で、それでも任務遂行を目指してひたすら歩く、ロードムービーとなるのでありました。
ですが、途方に暮れるような距離を歩いた果てに待ち受けていたのは、友軍の全滅というあまりに厳しすぎる現実・・・。
俺たちは一体何のためにここまで来たんだ!?」と錯乱し、非武装の住民を手当たり次第に殺していく隊長を主人公が射殺。
その遠方の熱砂で咆哮する怪獣をバックに、この映画は終劇と相成る訳であります。

いやぁ、何と言いますか、後味が非常に悪い! いや、狙ってやってますし、この戦場の無常感は割と好きなんですけどね。
前作もまたロードムービー的側面が多分にありましたが、「友軍を救出する為に危険な地域へ侵入する」という今回の戦場ロードムービーというのは、さながら『プライベート・ライアン』のようでもありましたかね。「バッドエンドな『プライベート・ライアン』」という評を某所で見かけたのですが、まさにそれだ、と(笑)。

作品中ではこれでもかと言うくらいに戦争批判というかアメリカ批判を繰り返しているんですよね。
経済破綻し荒廃するデトロイト出身の青年兵士は「ヤクの売人になるか軍人になるかしか無かった」と語る。
自分たちの正義だと信じていた怪獣への空爆は地元住民を殺戮し、この地域に深い禍根を根付かせる事になってしまっていた。
怪獣退治は自分の地元の仲間への武勇伝になる」と語っていた彼も、もはや何の為に戦っているのか分からなくなり、精神を病んでいく。
そして、作品終盤の隊長の錯乱を持って、「本当のモンスターは人間、或いは人間をそのように変えてしまう戦場そのものだ」と投げかけるというオチになる訳でございます。
アメリカの掲げる正義とは何なのか、そしてその聞こえの良い正義が抱える闇とはどういったものなのか、と言う事を痛切に抉り出しているとも言えまして、前作からのアメリカに対する批判的精神は本作にも継承され、一層強くなったと言えるのではないでしょうか。

さて、本作の怪獣面について。
怪獣のフォルムとしては、前作と同様、発光する触手を持つエイリアン的な造形となっており、今回は「新種襲来」という副題通り、同系統のいくつかの種類の怪獣が登場しました。
しかしまぁ、種類が増えたからと言ってそれを作中で詳しく解説する、なんて事は一切無く、怪獣達はただただ背景に徹し、たまにストーリーの表側に登場するのみという感じになっていましたかね。あくまでも本作のメインは過激派武装勢力と国連軍(米軍)の対立構造でありますので、そこに怪獣はお呼びでは無い、と。
ただ、やっぱり本作の怪獣は、前作同様に「そこに居る存在」であり、いくら過激派武装勢力と米軍が激しい戦闘を繰り広げようとも超然と佇んでいるのみであったのが印象的でありました。やっぱりこの映画も、「怪獣の居る日常」という世界観を描いた作品であった訳でありますよ。
前作と本作ではその「怪獣の居る日常」へのアプローチが反転しておりまして、前作は先述の通り「怪獣によって根本的に変わってしまった世界の日常」であった訳ですが、本作は「怪獣が存在していようがいまいが人間同士の殺し合いが行われる戦場の日常」であったという事が出来る訳です。前作を踏まえた上で本作を観ると、この反転はなかなか面白いですね。変わるのも変わらないのも、結局は人間次第なのだなぁ、と・・・。
前作に引き続いて、本作に登場する怪獣達もまた、こちら側から攻撃しない限りは自発的に攻撃してくる事は無い、というのもポイントでありました。
怪獣は歩いているだけでもその周辺地帯に被害が出るからこそ退治しなければならないという話はあるんですが、しかし中東の広大な砂漠地帯があるのだから、ただただ空爆を行うだけでは無く、怪獣との共存を図る道も或いはあったのではないかとも考えさせられるんですよね。空爆に晒される怪獣達の悲痛な咆哮が、なんとも物悲しいのであります。それは、作中幾度となく登場する、米軍の空爆によって家や家族を失った地元住民達ともなんとなく被るようでもあり。

怪獣演出的には、怪獣を相手にいつものように戦車が出動したりするのでは無く、大体はアウトレンジからのミサイルや上空からの空爆によって怪獣を殲滅するという対処法であったり、巨大な怪獣達が群れで出現したり、生態系を形成した怪獣達の様々な成長過程個体が登場したり、或いは怪獣が仲間の死を悼む為に現れたり、といった具合でその登場シーンは映画全体からすると短くはあるんですけれども、非常に満足のいくものとなっておりましたかね。
市街地をただただ闊歩する怪獣や、砂漠に佇む怪獣達と、その間をかすめるように飛ぶ米軍のヘリなんかも、良い感じに巨大感・怪獣の居る日常感が出ていて素晴らしかったです。勿論、怪獣の怪獣による葬式シークエンスもまた幻想的な映像として仕上がっておりましたし。
何より、怪獣達の咆哮が、劇場全体を震わす感じの重低音となっておりまして、嗚呼、やはり映画館に観に来て正解だったと、そう思わざるを得ませんでした。
いやぁ、日中に怪獣を出せるくらいに予算が出来て良かったっすなぁ。

全体を通しては、概ね満足なのではありますが、ちょっと尺が長かったかな、とも思います。この内容であれば過激派武装勢力と治安維持部隊の戦いをもう少し減らして、もうあと30分くらい上映時間を短くしても良いかな、と。リアルな戦場描写は良いんですが、それを長々と見せられるというのも、ね・・・。
しかしまぁ、如何せんプロモーションが完全にB級モンスターパニック映画テイストでしたので、勘違いして劇場に足を運んだ人がミスマッチを起こしていないかなぁと、ちょっと心配になったりもしますかね。
実際問題、当記事冒頭でも触れた管理人と同じ回を観に来ていたカップルさんは、上映終了後、物凄く気まずそうな表情をしていましたし・・・(笑)。きっとあのカップルさん達は、「B級怪獣バカ映画」を期待して観に来たら「後味の悪い結構リアルな戦争映画」を観せられた訳で、そりゃ気まずい感じになりますわなぁ・・・。

そんな感じで、怪獣イヤーの幕開けに相応しい映画だったと思います。
年始早々に良質な怪獣映画が観れた事に感謝しつつ、今年の怪獣映画群の公開を、心待ちにしたいところでありますかね。


【関連記事】
おかえりなさい、ゴジラ。 『GODZILLA ゴジラ』

【関連動画】


スポンサーサイト
web拍手 by FC2
2016/01/15 00:00|特撮怪獣TB:0CM:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


トラックバックURLはこちら
http://mogera594.blog9.fc2.com/tb.php/1349-0be2c45a

管理人のつぶやき(Twitter)

日々、下らん事を呟き続けております。携帯からのつぶやき多し。

pixiv

只今の日時&当ブログの情報

現在時刻





総記事数:


最新コメント15件

リンク

このブログをリンクに追加する

過去記事10件

当ブログ内の過去記事10件であります。
気が付いたら、更新していっております。


検索フォーム

カレンダー

02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

メールフォーム

御用の方は、どうぞ。

名前:
メール:
件名:
本文:

現在当ブログを見ている人の数

現在の閲覧者数:

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

Copyright(C) 2006 怪獣の溜息 All Rights Reserved.
Powered by FC2ブログ. template designed by 遥かなるわらしべ長者への挑戦.