管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

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飛翔掘削

Author:飛翔掘削
冴えない漫画描き。
「人生は楽しみながら」をモットーに、日々思ったことなんかを記していければと思っております。
色々観たり読んだりしますが、主食は特撮怪獣映画。
最近は、漫画と特撮映画と『ストライクウィッチーズ』があれば生きていけそうな気がしています。
2015年1月、人生初の商業漫画が出ました。

更新頻度が低下しておりますが、最低週一回は更新していく予定です。していきたい。
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小さい頃に観たらトラウマ必至の怪獣映画ですが、しかし人造巨人の悲哀を描いた傑作なのです。 『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)』 

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の公開まで、いよいよあと1週間を切りました。そこで『進撃の巨人』特集では無いですが、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』にテイストが近いであろう特撮怪獣映画2作品の記事を、作成するところであります。
今日はまず1作目。

試写会の感想等を漏れ聞くに、どうやら実写版の『進撃の巨人』は「トラウマ怪獣映画」とのこと。なるほど、トラウマ怪獣映画ですか。トラウマ怪獣映画の筆頭と言えば、やはりこの作品が随一であると管理人は思うのであります。
フランケンシュタイン対地底怪獣』!
通称、「フラバラ」。なんだか四文字にすると日常系萌えアニメチックになりますね。「ふらばら!」みたいな(笑)。

フランケンシュタイン対地底怪獣

フランケンシュタイン対地底怪獣』は、1965年公開の特撮怪獣映画。
当時、1954年の『ゴジラ』を筆頭とした様々な東宝特撮映画の海外輸出によって相当の外資を稼いでいた東宝でありますが、本作はその流れで、東宝が米国のベネディクト・プロという製作会社とタッグを組んだ、日米合作の怪獣映画なのでございます。「フランケンシュタイン」という英国小説由来のキャラクターも元々はあのキング・コングとの対決相手として想定されたものだったりもするのですが、二転三転して本作という形に落ち着いたという経緯があったりもします。
しかしながらまぁ、実制作はいつもの東宝特撮スタッフ陣。製作・田中友幸、監督・本多猪四郎、特技監督・円谷英二、音楽・伊福部昭という布陣は『ゴジラ』以来毎度お馴染みの東宝特撮黄金制作陣であり、この頃になるともう非常な安定感を放っております(笑)。
巨人対怪獣」という構図から、翌年より放送が始まった『ウルトラマン』への影響を与えたとされる事も多い本作品。そのあらすじは、以下の通りでございます。

第二次世界大戦末期。陥落間近のドイツ・ベルリンから極秘裏に輸送された「死なない兵士を造り上げる手立て」とされた「フランケンシュタインの心臓」。
タンパク質を与えることで無限に生き続けることが出来るというそれは、日本・広島にて研究が継続されるも、原爆の投下で喪失してしまう。

時は流れ1960年代の広島の国際放射線医学研究所では、原爆の放射能を浴びた患者に対する治療と研究が行われていた。
ある日、放射能に耐性のある不思議な浮浪児が保護される。浮浪児は驚異的な成長を遂げ、常識では考えられないほどの体躯へと変貌を遂げる。
彼こそ、原爆投下の渦中で喪われたと思われていた「フランケンシュタインの心臓」が成長した姿だったのだ……。


人造人間」という要素から、本作は怪獣映画よりも『ガス人間第一号』等のいわゆる「変身人間シリーズ」に近いテイストの作品と言うことが出来るかも知れません(実際、『ガス人間第一号』の続編としてフランケンシュタインを登場させる案もあったそうです)。1965年前後のゴジラは、怪獣戦隊を組んでキングギドラを追い払ったり、南海の孤島でエビラとバレーボール合戦をしたり、割とはっちゃけた感じになりつつあったので、それと同じような雰囲気の怪獣映画だと思って本作を観ちゃったら、そら子供はトラウマになっちゃうでしょう(笑)。
管理人は割と大人になってからこの作品を観たのでトラウマにはなっていないのですが、初見時の印象としましては、「これはなんだか見てはいけないモノを見てしまったぞ」感が強かったというのを覚えております。

サラッと見るだけでも、人語を話せず「う~、あ~」と唸るしか出来ないフランケンシュタインであるとか、「広島の原爆で孤児となった浮浪児」とか、「パンパン(売春婦)の捨て子じゃないのか?」といった台詞等、今では確実にそういったヤバいネタでSF映画を撮るのは難しいだろうなぁ、という要素が目白押しでありました。
そもそも広島原爆が怪物・フランケンシュタイン誕生のきっかけであるというのがなんとも物凄いんですが、そういった原爆や「戦後」という時代が生んだ様々な社会問題は、この映画の公開当時現実にあった問題であったとも言える訳でありまして、ひとつの時代の表象として捉える事が出来るのかも知れません。
もしかしたら日米合作という制作事情を逆手に取り、海外でも広く公開される事を見越してそういった日本に於ける原爆被害の実情や、戦後のGHQ統治に於ける占領軍が来た事で発生した社会問題に対して世界、とりわけ米国に訴えるという思惑も、もしかしたら制作陣にはあったのかも知れませんね。管理人の考え過ぎかも知れませんが。

そういった時代背景やら制作背景やらの元創られた『フランケンシュタイン対地底怪獣』でありますが、本編自体を一言で言うと、「身長20メートルの巨人となってしまった人造巨人の悲劇」でありますかね。フランケンシュタインに感情移入して本作を観ると、もう悲しくて悲しくて・・・。
自分の意思に反して体躯が巨大化していき、戸惑い、狼狽え、それでも自分の意思を言葉で相手に伝える事は出来ないフランケンシュタイン。不本意ながらも巨大化し力も強くなってしまった結果、檻に閉じ込めるしかなかった研究員らの苦悩。そして、突発的な事故から檻を破り外に出てしまった結果もう自分は人間の社会では生きていくことは出来ないのだと悟り、山へ去っていくフランケンシュタイン・・・。水野久美演じる研究員の戸上季子に、最後のお別れとして会いに来るシーンなんかは、もう本当に物悲しい気分になってきます。

立ち去る前にお別れに来たフランケンシュタイン

そうして山に去ったフランケンシュタインですが、やはり身長20メートルという巨体がネックとなり、その身体を維持するだけの食料を確保するだけでも四苦八苦、更には、狩りをしようとして誤って山小屋を破壊してしまうなど、「巨大であること」というのはそれだけで普通の人間にとっては驚異になるという事がこれでもかと描写されているのが、もう哀しくて仕方がありません。
しかも世間では、怪事件や人損被害が出るとすぐに「フランケンシュタインの仕業に違いない」とされてしまい、あらぬ濡れ衣を着せられてしまい、必要以上に警戒され、自衛隊が山へ入っていきフランケンシュタインは更なる山奥への移動を余儀なくされてしまうという・・・もうどこまでフランケンシュタインを追い詰めれば良いのかと(笑)。「もうやめたげてよぉ!」と言いたくなってきます。

本作のクライマックスでは、育ての親でもある先述の戸上季子、ニック・アダムス演じるジェームス・ボーエン、高島忠夫演じる川地堅一郎の科学者トリオを、地底怪獣バラゴンから助けるべく死闘を演じる訳でありますが、ここに、フランケンシュタインが巨大になってしまった事が遂に報われるのであります。
心の優しい巨人であるフランケンシュタインが、育ての親を助ける為に怪獣と戦う! これ以上に無いカタルシスであります。
これで自衛隊と協力して怪獣退治の専門家になるという道ももしかしたらあったのかも知れませんが、彼は倒したバラゴンの亡骸と共に陥没した地面に呑まれ、その姿を消してしまいます。
一体彼の人生は何だったのかと言いたくなりますが、しかし、彼にとってはこれが一番の幸せな結末であったのかも知れませんね。
兎にも角にも科学が生み出した悲劇の巨人の物語は、ここで幕切れと相成る訳であります・・・。

さて。
ここまで割と意図的にフランケンシュタインの対戦相手である地底怪獣・バラゴンに対する言及を避けてきておった訳でありますが、ここからはそのバラゴンに関してのお話であります。いや、だってこの作品、ぶっちゃけた話バラゴンが出てこなくても割と成立しているんですもん!
まぁ、バラゴンちゃんが居たからこそフランケンシュタインの生きた意味があったとも言える訳ですから、そんなに邪険に扱うようなもんでも無いんですが(笑)。

地底怪獣バラゴン

バラゴンの身長は25メートル。体重は250トンと、
ゴジラ:50メートル・2万トン
アンギラス:60メートル・3万トン
ラドン:50メートル・1万5千トン

といった東宝特撮スター怪獣(アンギラスはスター怪獣です!)の面々と比較すると随分と小柄なのですが、身長20メートル体重200トンのフランケンシュタインと対峙するのに合わせた身長・体重設定なので、数値でゴジラ達に劣るとかそういう話では無く、映画に合った体躯を持った怪獣であると言うことができるかと思います。
人や家畜を喰らう凶悪な怪獣ですが、基本四足歩行で、一生懸命地面を掘っている姿は、どこか愛らしくもあります。
しかし、フランケンシュタインとの戦闘で地面を掘りまくった事がラストシーンの地盤沈下に繋がっていたりもする訳で・・・。
デザイン的には、ゴジラやバラン等のオーソドックスな恐竜タイプの怪獣でありながら、角が発光していたりするなど後のウルトラ怪獣に通じる面もありますかね。実際バラゴンの着ぐるみがウルトラ怪獣用に流用・改造されたりもしていますし(それが後々『怪獣総進撃』の「ゴロザウルス凱旋門突撃事件」に繋がるのですが・・・ッ!)。

このバラゴンの特筆すべき点は、口から放つ怪光線=マグマ熱線であります。
ゴジラ然り、割と口から怪光線を放つ怪獣は多いのですが、このバラゴンの場合この熱線で土や岩盤を溶かして地中を移動するというのが劇中で描写されており、この点に於いて「何故怪獣にはこういった技を使うのか?」というのが示された初めての怪獣映画であると言えまして、バラゴンなる怪獣が普段どうやって生活しているのかが垣間見える画期的な一瞬となっているのでございますよ。

怪光線で岩盤を掘削するバラゴン

後のウルトラシリーズでは怪獣の生態が描かれたりもしているので、その点に於いてもバラゴンはウルトラ怪獣の先取りをした怪獣であると言うことが出来るのかも知れません。
いやぁ、可愛いし当時としては画期的だし、地味ながら色々と魅力的な怪獣じゃないっすか、バラゴン! もっと人気が出ても良いハズなんだがなぁ・・・。

さてさて、本作の全編的な特撮面ですかね。
先述の通り本作は、フランケンシュタインもバラゴンも身長20メートルくらいという事で、『ゴジラ』等よりも縮尺の大きいミニチュアが使用されており、より精度の高い作り込みの特撮を堪能する事が出来ます。
特にまだ身長が20メートルも無い頃のフランケンシュタインが街を歩くシーン等では、それ以上の縮尺のミニチュアが用いられており、実景さながらの映像が流れ、「日常的な空間に異様な巨人が存在している」という非日常と日常が織り交ざった不思議な画が構成されているんですよね。

日常と非日常の混在

また、フランケンシュタインは全編にわたって特殊メイクによって表現され、「歪で醜くも見える不気味な怪人・フランケンシュタイン」を体現したような、見事な特殊メイクでありました。
フランケンシュタインとバラゴンの決戦は、よく「後のウルトラマンにも影響を与えている」とも言われますが、実のところ影響を与えているのは「怪獣と人型巨人の格闘」という点だけであり、格闘のスタイルは後のウルトラとはまた異なった、「本気の殺し合い」のような感じとなっており、その荒々しい戦闘はウルトラの戦闘とはまた一味違った魅力であると管理人は感じますかね。フランケンシュタインの顔はウルトラマンのようにマスクに覆われておらず、表情がハッキリとしているというのもポイントですか。

そういった感じで、トラウマ怪獣映画としての面が語られる事が多い本作ではありますが、しかしその実かなり重厚かつ丁寧に、そしてメアリー・シェリー作の原典『フランケンシュタイン』に即して「科学の力で誕生してしまった哀しい怪物」というのが描かれた、傑作映画である『フランケンシュタイン対地底怪獣』。
山中や森林に潜むフランケンシュタインというシチュエーションは、どこかしら『進撃の巨人』にも通じるものがあるかと思います。
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』の予習として、この『フランケンシュタイン対地底怪獣』を観るのも、良いかも知れませんよ!

・・・そして、当記事は『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』の記事に、続きます・・・!

人喰い巨人獣に安寧の日は来なかった。彼が人喰いであるが故に。 『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』 

あ、『フラバラ』に大ダコなんて存在していませんよ! 良いですね!?
※『フランケンシュタイン対地底怪獣』は、テレビ放映版に於いて、クライマックスの地盤沈下の後に突如登場した巨大なタコとフランケンシュタインが格闘、相打ちとなり湖に落下するという蛇足以上の何者でも無い追加映像が加えられており、後年のVHS等の映像ソフトには大ダコ登場バージョンで収録されている事も多々あった訳です。
大ダコが登場するかしないかでは割と受けるラストシーンの印象がかなり違うんで・・・ッ!



【関連記事】
愛すべき大怪獣バラダギ様! 『大怪獣バラン』
特撮ファン的には、実写版『進撃の巨人』は待望の映画だったりするのですが、しかし……ッ!

【予告編】

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2015/07/28 17:40|特撮怪獣TB:0CM:2

コメント

フラバラ
自分が昔ビデオで見たくバージョンは「大ダコ登場版」でした。
あの「あっ、タコだ」の一言で一気にヘナヘナとなってしまいましたよ笑

しかし進撃の巨人も去る事ながら、この「巨人vs怪獣」と
言う構成が後のウルトラマンに繋がって行ったんでしょうね・・・
そう考えると印象深いですね。
U・M #y5ou25a6|2016/10/24(月) 09:38 [ 編集 ]

>>U・Mさん
返信が遅くなり、申し訳ありません!

私は、初見時が大ダコが出てこないバージョンだったので、本当に救われました(笑)。
タコが出てくるだけで、印象が180度違っちゃうんですもん……。恐ろしい話です。
飛翔掘削 #GpEwlVdw|2016/11/03(木) 22:19 [ 編集 ]

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