管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

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飛翔掘削

Author:飛翔掘削
冴えない漫画描き。
「人生は楽しみながら」をモットーに、日々思ったことなんかを記していければと思っております。
色々観たり読んだりしますが、主食は特撮怪獣映画。
最近は、漫画と特撮映画と『ストライクウィッチーズ』があれば生きていけそうな気がしています。
2015年1月、人生初の商業漫画が出ました。

更新頻度が低下しておりますが、最低週一回は更新していく予定です。していきたい。
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日本の「ミニチュア特撮」の魅力とは? 

ギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA』が素晴らしい出来であり、それはそれで大変に喜ばしい事なのではございますが、しかしやはりと言いますか、何といいますか、昨年の『パシフィック・リム』同様、時間と予算をかけて創られたハリウッドの大バジェット映画の特撮には、精々予算40億円級で「超大作」の日本の特撮ではもはやビジュアルの面では太刀打ち出来んのではなかろうかと、一方では大変に危惧したりもしておる管理人な訳であります。
もう「特撮は日本のお家芸!」なんて恥ずかしい看板なんて閉まっちゃって、アイディアだけ日本で出して、怪獣もロボットもヒーローも海外で創ってもらった方が幸せなんとちゃうか? 等と思ってしまう今日この頃であります。
だって、あんなに「分かってる」監督以下スタッフが居れば、下手に日本で創るよりも断然良いものが出来ちゃうんだもん・・・。向こうでまた新しく『パワーレンジャー』の映画が創られるんでしょ? 日本式の怪獣もロボットもヒーローも、全部取られちゃう、そんな時代がやってきたんですなぁ・・・。
・・・等と、いくら日本の特撮の先行きがあまりよろしくないからといって、卑屈になってはいけません。海外特撮には海外特撮の良さ、日本特撮には日本特撮の良さがある筈であります。

先日より、ウルトラシリーズ最新作として、「新ウルトラマン列伝」内にて『ウルトラマンギンガS』が始まりました。新たに迫るチブル星人の魔の手、新たなる防衛チーム、新たなるウルトラマン・ウルトラマンビクトリーの登場、そしてギンガの新たなる力・・・等々、新たなる要素が目白押しであり、毎回楽しみにして観ておる訳なのでありますが、何と言っても本作の目玉は「ウルトラシリーズ久々の市街地での戦闘」であると思うのでありますよ(笑)。
思えば円谷プロが色々と大変な事になり、なんとか繋ぎ繋ぎでウルトラを続けてきて、漸くこぎつけたTVシリーズである前作『ウルトラマンギンガ』では主戦場は人里離れた山林という、予算の少なさが目に見えてしまって非常に辛かった訳なのでありますが、しかしこうして円谷が黒字転換した事によって予算に余裕が出来、市街地での怪獣とウルトラマンの戦闘が観れるというのは、実に感慨深いものでございます。
ウルトラマンギンガS』には東映特撮経験者が制作スタッフに加わっている等、従来の東宝・円谷の流れを汲む過去の作品群とはまた一味違った新しいウルトラの巨大戦の魅せ方も実に可能性を感じさせるものとなっており、特撮面からも、今後とも益々目が離せない作品の一つとなっておりますね。

で、まぁ、その『ウルトラマンギンガS』を観てやっぱり思ったのが、
やっぱりミニチュア特撮、ええなぁ!
なんですよね(笑)。
結局のところ『GODZILLA』を観ようが『パシフィック・リム』を観ようが、『平成ガメラ三部作』や『ウルトラマン80』のあの驚異的とも言えるミニチュアワークが色褪せて見えるなんて事は決して無く、そして最新作『ウルトラマンギンガS』のミニチュアで造られた市街地を見ても、そのミニチュアワークの良さが無くなってしまう、なんて事は一切無かった訳であります。

では、その魅力とは何か?
いえ、何も「ミニチュアの手作り感!」とか、「職人技の持つ画面の温かみ!」とか「CGでは無く確かにそこに存在する実在感!」とか言うつもりは毛頭ありません。現在のVFXは非常に高精度化されており、実在感や質感の面で言えば「本物よりも本物らしい」と言う事が出来ると思いますし、言ってしまえばミニチュアはミニチュアであり、「本物と見違える」という一瞬はあっても、3DCGのように恒久的に「どこまでがミニチュアでどこからが実物か分からなくなる」という事は、まぁ、滅多にありません。だからこそミニチュア特撮には「本物と見違える一瞬」を楽しみにする、という愉しみ方があるとも言えるんですけれども(笑)。
更に言えばVFXを主体としたハリウッドの特撮も、ミニチュアを実際に造ったり壊したりしてそれを「素材」として3DCGに組み込んでいったりという事が普通に行われておる訳でありますので、実のところ日本特撮の「ミニチュア」という要素は、そこまで重要な要素では無いと、管理人は考える次第であります。
ミニチュアそのものが魅力の主軸には無いとすれば、では、日本のミニチュア特撮の魅力とはどこにあるのか?

・・・「日本のミニチュアを主体とした特撮の魅力」。その真髄は、同居撮りにあると、管理人は考える次第なんですよね。要は「素材」をどう使っているか、という話になる訳なのですが・・・。
ここで言う「同居撮り」というのは、「怪獣やヒーロー」と「」と「」が、同一画面上に存在する状態の事を指します。
この「同居撮り」こそが、素材素材を合成していって最終的な画面を創り上げるVFXには無い、ミニチュア特撮の真髄だと管理人は思うんですよね。
VFXによる合成だと、素材素材でまちまちな光源や光量から、それらを調整して一つの画面内に違和感無く存在させて映像として成り立たせている訳です。しかしながらその方式であると、調整に次ぐ調整により画面内での色調や光源、光量の調整は出来ても、完成画面からはどうしても微妙な違和感を覚えてしまう画になってしまうように思うんですよね。これは、国内のVFXであっても海外のVFXであっても、まだその「微妙な違和感」を消せるだけの技術レベルには至っていないように管理人は思う訳です。
そこに来るとミニチュア、着ぐるみ、ホリゾントを同居させて、そこに照明を当て、スモークを焚くという日本の伝統的な特撮だと、色調も光源も光量もバッチリ揃った、「違和感」の無い画面が構成出来る訳であります。
特撮ステージが一つの世界観となる。その一点こそが、日本特撮の、アナログ特撮の魅力であると思うのでございますよ。
・・・勿論、人間が入る「着ぐるみ」が同居しているという理由から、ミニチュアのスケールが限定されてくる関係上どうしても「誰が見ても明らかにミニチュア」と分かってしまうような映像になってしまいがちですし、照明の光量によってはミニチュアが必要以上にチャチく見えてしまったりする、といった、様々な問題はあるんですけどね。

ウルトラマンギンガS』を観て、確かに「同居撮り特撮」では、3DCGを主軸としたVFXを主体とした特撮の作り出す出す迫力や実在感といったものに太刀打ちするには難しいと感じます。しかしながらその「同居撮り特撮」には、3DCGでは未だ成し遂げることが出来ていない、映像内の世界観の統一が出来ていると、同時に感じた訳です。
ミニチュアの手作り感!」とか、「実物の持つ存在感!」とか、そういう方向で日本の特撮の良さをPRしている感もある昨今。「画面内の世界観の統一」という点からPRするのも良いんじゃ無いかなぁ、と、思う今日この頃であります。


※当記事内では「同居撮り特撮」がまるで日本の専売特許みたいな書き方をしましたが、3DCGが普及する以前では海外の特撮の現場でも散々使われてきているので、別に日本の専売特許でも何でも無かったりします(笑)。
ただ、こういった海外ではもう使われる機会が殆ど無くなった技法が日本の特撮の現場では今日に於いても使われているという事で、「同居撮り特撮=日本の特撮」みたいな感じで書いた次第です。あしからず。



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2014/08/11 22:37|特撮関連雑記TB:0CM:2

コメント


怪獣やウルトラマンがミニチュアを壊すダイナミズムについても「ギンガS」を題材にひとことお願いします。

ミニチュアって、壊れてなんぼだと思うんで……。
ポール・ブリッツ #0MyT0dLg|2014/08/13(水) 17:11 [ 編集 ]

>>ポール・ブリッツさん
折角なので、その題材でまた後日ひと記事書こうと思います。
飛翔掘削 #GpEwlVdw|2014/08/17(日) 21:35 [ 編集 ]

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