管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

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飛翔掘削

Author:飛翔掘削
冴えない漫画描き。
「人生は楽しみながら」をモットーに、日々思ったことなんかを記していければと思っております。
色々観たり読んだりしますが、主食は特撮怪獣映画。
最近は、漫画と特撮映画と『ストライクウィッチーズ』があれば生きていけそうな気がしています。
2015年1月、人生初の商業漫画が出ました。

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爆笑と特撮と謎の感動! 『超強台風』 

台風の季節となってきた訳でございますが、このところの台風災害は「想定外」と言えるような被害をもたらすというのが恒久化しつつある訳でありますので、「たかが台風」と侮らず、万全の備えをしたいものであります。

さて、台風。
古今東西色々と「台風」や「ハリケーン」を題材とした創作作品がある訳であります。管理人などは「台風」と聞けば『機動警察パトレイバー the Movie』を真っ先に思い出したりするのでありますが、皆さんはどういった作品を思い浮かべるでしょうか?
そんな中、管理人のTwitterのTLでは、接近しつつある台風8号が「10年に1度クラスのスーパー台風」という事から、中国で制作された映画『超強台風』が話題になっていました。

超強台風

超強台風』は、中国映画史上初の本格的な災害映画であり、中国国内での映画としては破格の予算がかけられた超大作でございます。また、第21回東京国際映画祭コンペティション部門正式出品作品でもありまして、日本でも2010年に公開されました。
して、そのあらすじは以下のように単純明快。

太平洋上に観測史上最大級の台風が発生、北上を続けた。
その「超強台風」の進路上には、中国沿岸部の人口約120万人の都市が存在していたのであった・・・。



はい。こう書くと、どこにでもある普通の災害パニック映画ですよね。
しかし、この『超強台風』は並み居る災害映画とは格が違う、圧倒的な存在感を誇る強烈な映画なのでございますよ!
上記のポスターを見ていただければ分かると思いますが、メインキャラ枠に犬ですよ! 普通の映画じゃありません(笑)。
この映画の「格が違う」最たる所以は、この映画の主人公である市長なのであります。
超強台風』は、災害パニック映画にあらず。超強台風による人的被害を最小限にするべく命をかけて闘う市長の大活躍を描いた映画なのでございますよ!

市長の大活躍っぷりは尋常では無く、「人的被害が出る」と踏んだらいかなるリスクをも顧みず、市長は全力で挑戦するのであります。
進路予測の段階で、まだ台風が来るかどうかも分からない段階で住民に避難警報を出す、なんてのは序の口。
台風上陸直前の段階で避難を渋る漁師達相手に、暴風雨の中「逃げてくれ!」と土下座をしに行きますし、台風の影響で病院に行けない陣痛が始まり出血の止まらない妊婦には「なんとかしよう!」と言って人民解放軍のヘリと装甲車を総動員して救助、果ては高潮により避難所に迷い込んできたサメを相手に棍棒を持って立ち向かっていくのであります
格好良いぞ市長! 惚れたッ! もうタイトルを「超強台風VS超強市長」にした方が良いんじゃないかな!

市長の七面六臂の大活躍っぷりはもはやギャグの領域にまで達しておりまして、爆笑必至でありますよ。市長の活躍シーンには必ず専用のテーマ曲が流れるというのも、天丼ギャグ感が出ていて更に笑いに拍車をかけます。
恐らく中国国内での事情を鑑みるに、この市長が超人的な描かれ方をされていたりここぞという所で人民解放軍が活躍するというのはプロパガンダ的な側面が多分に含まれているんでしょうけれども、しかしその過剰とも言える演出が我々にとってはギャグに見えちゃうんですよね(笑)。
そうして台風が去り、全てが終わると、笑いを通り越して感動すら覚えてしまうというのがこの映画の恐ろしいところでありますね。もう素晴らしい映画でございますよ!(馬鹿映画的な意味で。
しかもこの映画、ギャグとしてではなく、創っている本人らは大真面目にやっているというのがポイント高いですよ!

そして、市長の圧倒的な存在感と並ぶこの映画の「格が違う」所以は、その映像表現にあるのであります。
なんとこの映画、3DCGでは無く、ミニチュアをメインに据えたアナログ特撮を主軸にスペクタクルシーンが撮られているのでございますよ! 特撮ファンの管理人大歓喜でございます(笑)。
もう今時やらないようなレベルのミニチュア物量をステージに並べ、74年版『日本沈没』もかくや、という勢いでドバーっと濁流をぶちまける! 今では絶対にやらないようなやり直しのきかない一発勝負の撮りきり特撮で、しかも「特撮の大敵」である「水の表現」をやっているのだから、もう脱帽するしかありません。

しかしながら、「どうせ中国の特撮なんだからチャチいんだろ?」と思われるかも知れません。管理人も実際に観るまでは少なからずそう思っちゃっていました(笑)。
まぁ、確かに建物のミニチュアや自動車の模型が粗かったりというのはままありましたが、しかし、大量の濁流を用いた高潮の表現では、同じくアナログ特撮を用いて水を表現した2012年の日本映画『のぼうの城』にも勝るとも劣らない映像になっていましたし、港に打ち付ける波に飲み込まれる漁船のカットなんかにはかなり大きく精巧なミニチュアが用いられており、パッと見では本物と見違えてしまうようなレベルでありました。
また、「現代の特撮」らしく、精密なデジタル合成によってミニチュアの街並みの中にちゃんと人間が存在して動いているという、これまでの特撮では技術的に困難であった映像の実現にも、本作は成功しております。よく見ると、ミニチュアの町に合成された実写の人間の足元にも別素材の水しぶき等が合成されておりまして、非常に芸が細かいんですよね。

いやはや、まさか中国でここまで特撮魂溢れる映画が創られていたとは思いませんでしたよ。
本作の監督を務めたフォン・シャオニン監督曰く、「昨今のVFXはCGに頼りすぎている。私は実写のほうがもっと観客に衝撃を与えることができると思う」との事。
同監督の日清戦争を題材とした『一八九四・甲午大海戦』という作品(いわゆる「抗日映画」なのではありますが。)でも、往年の東宝の戦争映画もかくやという艦船ミニチュアを用いた特撮が使われておりまして、この監督はもう完全に日本の特撮ファンだろうとしか思えないのでありますが、どうなんでしょう。実は特撮博物館にもお忍びで来てたりして(笑)。

そんな感じで、ツッコミどころ満載、特撮的見所も満載のこの映画『超強台風』をご紹介してきた訳でありますが、これからの台風シーズン、皆様も台風の日は『超強台風』を観て過ごしてみるというのはいかがでしょうか。


【関連記事】
【館長】特撮博物館、行ってまいりました!【庵野秀明】

【関連動画】

もうこの予告だけでお腹いっぱいですなぁ(笑)。
ナレーションが74年版『日本沈没』で主役を演じた藤岡弘、氏というのも笑いを誘います。


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2014/07/09 21:00|特撮SFTB:0CM:2

コメント


どうも、こんばんはです。

中国はインフラマンの昔から結構、日本の特撮に触発されたような作品作っているので侮れませんよね
ウルトラマンのスタッフ招いて作った金甲戦士とか平成ライダーに触発されて作った鎧甲勇士とか
実写版セーラームーンみたいな(笑)巴拉拉小魔仙とか

その上アメリカと日本では赤字だったというパシフィック・リムも中国では日米の興収×2くらいの大ヒットだったそうですし
ギャレゴジも中国で放映されたハリウッド映画でも今までで一番良い興収を叩きだしそうって話ですし
これは中国特撮が来る日も近いですかね
レバニラ #LkZag.iM|2014/07/09(水) 22:25 [ 編集 ]

>>レバニラさん
どうもです。

中国特撮は、香港と上海のものが長らく主流でしたが、近年は香港・上海から外れた枠でジャンルとしての特撮作品が創られるようになっていっているようですね。
今後ともどんな作品が登場してくるのか、これからが楽しみな特撮土壌が形成されつつあるように思います。

『超強台風』は(諸々の要因から馬鹿映画になっちゃっているという事は置いておくとして)、「ジャンルとしての特撮」では無く、技術としての、SFXを主体としたアナログな特撮を現代のVFXと組み合わせて21世紀の世の中に送り出したという一点で、「理想的な特撮」であると言う事が出来ると思います。
日本でもこれくらいの特撮魂溢れるような特撮を使った映像が出てきて欲しいなぁと、思うところなのですが、多分無理なんでしょうね。

そういった事で、ジャンルとしても、技術的な面からも、二重に今後が面白くなりそうな中国特撮界隈でありますね。
飛翔掘削 #GpEwlVdw|2014/07/12(土) 11:30 [ 編集 ]

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