管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

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飛翔掘削

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冴えない漫画描き。
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2015年1月、人生初の商業漫画が出ました。

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便乗映画として抑えられない、燦然と轟く東宝特撮の凱歌! 『惑星大戦争』 

現在、『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク版である『宇宙戦艦ヤマト 2199』が放送されております。
また、来る2015年から5年連続で『スターウォーズ』の新作が立て続けに公開される、という発表が成されました。
ヤマトとスターウォーズ。この組み合わせから管理人が想起するのは、『惑星大戦争』という一本の特撮映画であります。
惑星大戦争』は、1977年12月に東宝が制作・公開したSF特撮映画であります。『宇宙大戦争』、『世界大戦争』、『怪獣大戦争』に続く、東宝特撮4本目にして(現在の所)最後の「〇〇大戦争」映画でもあります。
もう、前述の流れから分かりますように、同年海外で大賑わいをしていた『スターウォーズ』に便乗する形で打ち上げられた企画であります。しかしながらこの映画は、色々と凄い映画なのでございますよ。

惑星大戦争

この映画は、企画から公開までの製作期間は僅か2ヶ月という驚異の突貫制作によって創られました。撮影期間はたったの3週間であったというのだから驚きです。でもまぁ、2週間で撮影を終えた『ゴジラ対メガロなんて映画も日本特撮界にはありますので、別段驚く事でも無いような気がしてしまうというのが恐ろしいですね。
また、タイトルである『惑星大戦争』というのは『スターウォーズ』の日本公開での邦題案として挙がっていたものなのでありました。『スターウォーズ』がそのままのタイトルで公開せずに「惑星大戦争」という題で公開していたら、『惑星大戦争』はどんなタイトルになっていたのかというのがちょと気になります(笑)。
で、まぁ、その内容なのですが、あらすじはこういう感じになっております。

時に西暦1980年、宇宙時代を迎えていた人類は、世界各国で起こるUFOの出現とそれに伴う怪電波による大騒動に悩まされていた。これを宇宙からの侵略であると危惧した国連宇宙局・宇宙防衛軍は、宇宙防衛艦の建造に着手する。しかし、建造中にUFOや怪電波がパッタリと止んでしまい、それに伴う形で宇宙防衛艦の建造も打ち切られてしまう。
時は流れ1988年。再び謎のUFOは活動を再開、世界中の主要都市がUFOによる攻撃を受ける。更には宇宙ステーション・テラが爆発。これを受けて国防軍(宇宙防衛軍じゃない!)は、建造が打ち切られた宇宙防衛艦の建造を再開させ、怪電波の発信源であり、敵の根拠地である金星に向かって出撃させた。

かくて、宇宙防衛艦「轟天」の航海が始まったのである・・・。



宇宙防衛艦の名前が「轟天」となっており、立派なドリル戦艦である事から分かりますように、本作『惑星大戦争』は1963年公開の特撮映画『海底軍艦』のリメイクとも言える映画なんですよね(因みに、『海底軍艦』も『惑星大戦争』程ではありませんがスケジュールに余裕のない中制作された映画でありました。・・・轟天号にはそういう呪いでもかけられているんでしょうか)。
そして、宇宙防衛艦というガジェットやストーリー展開を見ると、『スターウォーズ』というよりも『宇宙戦艦ヤマト』の方が近いと言えます。

この映画そのものが突っ込みどころの塊みたいな存在であることからも分かる通り、この作品、突っ込みどころ満載の映画なんですよね。
まず大きな突っ込みどころとして、敵の宇宙母船である「大魔艦」がどう見ても古代ローマのガレー船。何で!?宇宙飛んでるのに何でそんなカタチをしてるの!?船のカタチなのは別に良いのですが、なんでローマ船!?
その敵が地球の悪の科学者とかならまだ話は分からなくも無いですが、敵はれっきとした宇宙の彼方からやってきたヨミ惑星人」なる方々で、ガミラス人のような感じで、肌の色は緑色の宇宙人さんです。司令官であるヘルさんは、『スターウォーズ』の便乗映画らしく、チューバッカもどきの「宇宙獣人」なる怪物を従えさせております。
この宇宙獣人がまた笑えまして、唐突に鎌を持って突っ立って登場するんですよね。壮大な音楽付きで。しかも、見た目のインパクトが強烈なのに全然強くないというのがまたアレです。
そして、極めつけは敵の司令官・ヘルさんの自己紹介。古代ローマ風の装束を身にまといながら仰々しく、「私は、銀河帝国司令官・ヘルだぁー!!」と、実に間抜けな自己紹介を行うんですね。もう耐えられません(笑)。

他にも、バンバン仲間が死んでいくのに殆ど無反応な轟天乗組員や、折角轟天に潜入する事に成功したのに特に破壊工作をするでもなく艦長の娘を人質に拉致するだけのヨミ惑星人、大魔艦の口(本当に「」としか表現出来ない場所があるのです。)を見て、「よし、あそこが排気ダクトだと仮定して作戦を立てよう」と言って違ったらどうすんだと思っていたら本当に排気ダクトであっさり潜入できたり、俳優の弾着があからさまに見えていて「あ、このキャラここで死ぬな」というのが分かったり、ヨミ惑星人に連れ去られた艦長の娘がボンテージ姿で拘束されているという必然性皆無なお色気として挿入されていたり。内側から解錠可能な牢屋が登場したりで、もう突っ込みどころを挙げていくとキリがありませんよ!
おまけに、低予算・超短期間製作という制約上から、地球上の都市破壊特撮シーンは『世界大戦争』や『日本沈没』といった過去の特撮映画からの流用となっておりますので、安っぽい作りが更に安っぽく見えちゃって大変アレであります。

・・・と、まぁ、ここまでは突っ込みどころばっかり取り上げてきた訳なのではありますが、しかしこの映画は非常に丁寧かつ真剣に創られているんですよね。
低予算・超絶スケジュール故に笑ってしまうような部分は多々ありますし、コミカル要素を一切廃した演出もまた逆にシリアスな笑いを誘ってしまってはいるのですが、逆説的に考えれば便乗映画だからといって安直にコミカル路線に走ったり適当に創ったりといった事は一切無いというのが、この『惑星大戦争』という映画の魅力なのではないかと思うのであります。限られた予算・限られた時間の中で出来るだけ良いものを創ろうというスタッフの気概が映像からガンガン伝わってくる、良い映画でありますよ。
主なターゲットであった子供に媚びた創りでも無く、便乗映画だからと言って便乗しておらず。敵の装束や大魔艦が古代ローマ風であり、一切宇宙っぽさを廃しているのも『スターウォーズ』の向こうを張った結果であるとも言えます。

特撮面では、ヨミ惑星人との戦闘は大体しょっぱい出来なのではありますが、しかし本作の主役メカである宇宙防衛艦「轟天」が最高に格好良く演出されているんですよね。
まずそのフォルム!『海底軍艦』の万能戦艦「轟天号」の面影を残しつつ、全く新しい宇宙戦艦として新生を果たしたと言えるでしょう。『ゴジラ FINAL WARS』で宇宙戦艦然とした新生轟天号が登場しましたが、やっぱり『惑星大戦争』の轟天の方が断然格好良いと管理人は思ってしまうのであります。
轟天のリボルバー式に艦載機を打ち出す「リボルバー式カタパルト」等はよく出来ており(しかし、カタパルト部分からビームも出せるというのは謎であります。)、映像で観ると凄く格好良いんですよね。このギミックは『宇宙戦艦ヤマト 2199』の、宇宙戦艦ヤマトに搭載された回転式艦載機格納庫という形でオマージュされていたりします。いやはや、『ヤマト』→『惑星大戦争』と来た流れから再び『ヤマト 2199』に繋がったと考えますと、感慨深いものがありますなぁ。

そして極めつけは金星での轟天と大魔艦の一騎打ちであります。
中野昭慶特技監督お得意の爆発演出が光っておりまして、もうそこかしこでバンバン大爆発が起こっちゃっております(最終的に金星そのものも爆発しちゃいます)。そんな中で金星の空を疾走する二大宇宙戦艦!何気に、戦争特撮映画以外で艦隊戦を描いた特撮映画ってそんなに無い訳でありますので、そういった意味では貴重な映像となっているのではないでしょうか。
宙返りをする轟天、バリアを展開しビームを撃つ大魔艦!パノラマ感溢れる大特撮であります!

そういった感じで、骨の髄まで昔ながらの東宝特撮であった『惑星大戦争』、プロデューサーの田中友幸氏は本作をして「スターウォーズから学ぶべきものは何もなかった!」と豪語しているのでありますが、正しくその通りですね(笑)。この映画の目的は便乗でも何でも無く、「轟天号を宇宙に飛ばしてやろう!」というものでありますから(笑)!
しかし、この作品以降はもう昔ながらの東宝特撮が観られる事は無くなってしまう訳です。1954年公開の『ゴジラ』以来続いてきた東宝特撮のひとつの時代が終わってしまった、その最終期に創られた映画、それが『惑星大戦争』なのでります。そう考えると、色々と物悲しい映画のようにも感じられますなぁ。『惑星大戦争』、なかなかに奥が深い映画であります。
本作を礎にして後年『さよならジュピター』が製作されたという事を考えると、また一層感慨深くなりますね(そうかな?)。

そんな訳で現在、『ヤマト』、『スターウォーズ』が出てきておりますから、是非とも東宝は『惑星大戦争』のリメイク版の制作に取り掛かって欲しいところであります(笑)。
そうしたら東映が『宇宙からのメッセージ』をリメイクしだしたりして、また面白い事になりそうな気がしますね(そんな事にはならないでしょうけれども(笑))。


【関連記事】
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終末SF特撮映画 『世界大戦争』
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↑ある意味では、『惑星大戦争』がリメイクしたらこんな感じになる、という指針かも知れません。

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惑星大戦争』、ひょっとしたら管理人が初めて観た昭和東宝特撮映画なのかも知れません。
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2013/04/28 09:56|特撮SFTB:0CM:8

コメント


「惑星大戦争」については、もうそっとしておいてやろうぜ(笑)

……とほほほ(^^;)
ポール・ブリッツ #0MyT0dLg|2013/04/28(日) 12:40 [ 編集 ]
てっきり・・・
てっきり、キムタク主演でリメイクされたのだとずっと思ってました。(訳ないって・・・。)

そう言えば、「宇宙からのメッセージ」はヨーロッパ方面で外貨を稼いだという話を聞いたことがあります。しかし、正直なとこイタリアでルイジ・コッツイが制作した便乗SF「スタークラッシュ」の方がお色気路線への割り切りが潔いのとSF愛が感じられる分、好きでした。

どうしても、「宇宙からのメッセージ」はSF風味の時代劇という印象があって、強気でこれをオリジナリティと言い切るか、ドン引きするかが評価の分かれ目になるような気がします。野田昌宏のノベライズ版は銀河乞食軍団シリーズの原型として読むと、全然OKなのですが・・・。
Amleth Machina #SY/LY76s|2013/04/28(日) 22:40 [ 編集 ]

惑星大戦争ってスター・ウォーズの便乗映画だったんですね、てっきりスター・ウォーズ以前の作品だと思ってたでありますのです
それにしても出演してる俳優さんたちの顔ぶれにビックリ!
森田健作知事に沖雅也、宮内洋に浅野ゆう子!
懐かしすぎて涙がちょちょ切れるでありますのです

それにしても轟天号を見るとアイゼンボーグ号を思い出してしまうでありますのです
ドリル戦艦こそ男のロマン!!!
キングハナアルキ #SqN0A6sw|2013/04/28(日) 23:22 [ 編集 ]

惑星大戦争……作品の出来はともかく、音楽はとても良かったですね。
>>リボルバー式カタパルト
宇宙からのメッセージでも「戦闘機で敵要塞内部のトンネルを通過する」というシーンが後に本家スターウォーズに模倣されるということがありましたね。
双方とも便乗とはいえ、後の作品に影響を与えたと言う意味では、ある意味では製作されてよかったと思います。
f.k #-|2013/04/29(月) 19:24 [ 編集 ]
そういえば・・・
「宇宙からのメッセージ」のアロン号って「帝国の逆襲」のスノースピーダーに酷似しているような気がするのは気のせいでしょうか?
(逆だって)

Amleth Machina #SY/LY76s|2013/04/29(月) 22:55 [ 編集 ]

>>ポール・ブリッツさん
このタイミングで日本映画専門チャンネルにて『惑星大戦争』が放送されてTwitter上で話題になっていたので、つい書いてしまいました(笑)。


>>Amleth Machinaさん
『惑星大戦争』の方も欧州で結構ウケてヒットしたという話がありますね。

大作映画企画が起こって大ヒットしたりすると便乗企画があちこちに起こるので、それを見ていくのもなかなか面白いですよね。
単なる便乗で終わってしまうのか、それとも一歩踏み込んで独自性を出していくのか。
近いところでは、間もなく公開の『パシフィック・リム』を境に怪獣映画界が活性化してくれると良いなぁ、と思っている次第です。


>>キングハナアルキさん
日本での公開は『惑星大戦争』の方が『スターウォーズ』よりも先ですが、海外では先に『スターウォーズ』が公開しています。
『惑星大戦争』の特撮スタッフがハワイまで『スターウォーズ』を観に行ってから『惑星大戦争』の制作に取り掛かった、という話もありますし。

無駄に豪華な俳優陣は東宝特撮ではなかなか見られない顔ぶればかりですよね。
「しょっぱい出来になってしまうから、せめて俳優陣は豪華に」という事なのでしょうか……。


>>f.kさん
世の中に無駄なモノは何も無いのです。この『惑星大戦争』は証明してくれているのです(笑)。

映画の世界では様々な作品が様々な作品に影響を与え合っていますから、それを見ていくというのも面白いですよね。
飛翔掘削 #GpEwlVdw|2013/04/30(火) 20:44 [ 編集 ]

ちなみにわたしは「幻の湖」と「惑星大戦争」をビデオ録画で連チャンで見て、知人から「ひぃぃぃぃっ」といわれたことがあります(笑)
ポール・ブリッツ #0MyT0dLg|2013/05/02(木) 23:08 [ 編集 ]

>>ポール・ブリッツさん
ひぃぃぃぃっ!
『惑星大戦争』はともかく、『幻の湖』は危険が危ないです!
飛翔掘削 #GpEwlVdw|2013/05/03(金) 00:24 [ 編集 ]

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