管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

管理人について

飛翔掘削

Author:飛翔掘削
冴えない漫画描き。
「人生は楽しみながら」をモットーに、日々思ったことなんかを記していければと思っております。
色々観たり読んだりしますが、主食は特撮怪獣映画。
最近は、漫画と特撮映画と『ストライクウィッチーズ』があれば生きていけそうな気がしています。
2015年1月、人生初の商業漫画が出ました。

更新頻度が低下しておりますが、最低週一回は更新していく予定です。していきたい。
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『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の制作が発表と相成った訳ですが……。 

3月もどん詰まり、明日から4月突入する訳でございますが、先刻、SFアニメ『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの最新作『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の制作が、正式に発表される運びとなりました。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 公式ホームページ

いやぁ、何と言いますか、「やっぱり続編が来てしまったか」と、そういう感じでありますかね。

そもそも『宇宙戦艦ヤマト』という作品は、1974年に放送が開始された作品な訳ではありますが、裏番組に『アルプスの少女ハイジ』が来ていたという影響等もあり、打ち切りになってしまったという経緯があります。その後、『ヤマト』は、再放送や劇場版の公開等を経て、日本初の「アニメブーム」を牽引した作品にまでなった訳です。
そうして人気作となった『ヤマト』は続編が続々と制作されていく事になる訳なのでありますが、1度閉じた物語の続きを制作するにあたっては色々と無理も生じてきたりもした訳です。
毎年地球に危機が生じたり、銀河系の勢力図がコロコロ書き換えられたり、デスラーが仲間になったり、古代が艦長になったり、沖田艦長が誤診で生き返ったり……。更には、ヤマトが華々しく散ってキャラクター達も死んでいったりした後に、それを「無かったこと」にして無理やり続編が制作されてりもしている訳です。
結局最後はヤマトを沈めるしかなくなるのでありますが、完全後追い組の管理人の目から見ても迷走を続けているなぁという感じで、「ヤマトの続編」と聞くと、「うんんんんん?」となってしまう訳ですよ(笑)。
作品個々で好きなシーンやメカは多いんですけどね。

管理人は幼少期に『ヤマト』シリーズを親に観せられるという謎の英才教育を施されており、中高生の頃に本格的にヤマトのシリーズを観た訳ですが、結局のところリアルタイムでのヤマトは『復活篇』、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』、『2199』の3本という事になりますか。
復活篇』を劇場で観た時は正直、「これが俺の初のリアルタイムヤマトで良いんかいな……」と頭を抱えた訳ですが、キムタク主演の実写版ヤマトも正直なところそこまで悪くは無く(寧ろ良かった!)、そうして展開が始まった最初のヤマトのリメイク作品である『2199』は、もう素晴らしい出来であり、「これが俺の待ち望んでいたヤマトだ!!」と、管理人は感じたのでありました。
その『2199』では、「ガトランティス」や「アケーリアス」といった『愛の戦士たち』、『2』、『完結編』の要素が出てきたりもして、確かに続編制作が出来るような御膳立ては一応出来てはいるのですが、波動砲の兵器転用の禁止や、ヤマトそのものがコスモリバースシステムと化している点、そしてきれいに物語が幕を閉じた点等から、「あまり続編は制作して欲しくないなぁ……」というように思うんですよね。
ヘンに続編を制作したらまた旧作シリーズの二の舞になってしまうのは目に見えているじゃないか! と(笑)。

そもそもとして『2199』の出渕総監督は続編に対してかなり否定的な態度をとっておった訳で、少なくとも下手な続編が制作される事は無いなと、そう思っていたのですが、今回の『2202』制作発表を見ると監督が変わっているじゃないっすか!
羽原信義監督と言えば、「どうせみんないなくなる」でおなじみの『蒼穹のファフナー』シリーズで過酷な物語展開をやった事が強烈に記憶に焼き付いておりますし、シリーズ構成の福井晴敏さんはヤマトというよりもガンダムの人という印象が強いですから、この監督・脚本となると正直なところ割と不安なんですよ……。『ファフナー』も『ガンダムUC』も好きなんですが、ヤマトの監督・シリーズ構成となるとどうかなぁ、と……。
俺やだよ、『2199』でバッチリ幸せになったサブちゃんが『2202』で原典通りにきれいな顔で死んだりするの!
愛の戦士たち」という副題も、原典の特攻エンドが想起されて嫌な予感しかしない……ッ!

3DCG等の現代作画で描かれる宇宙戦艦アンドロメダ等の「観てみたい」と思う部分は色々とありはしますが、正直なところあまり期待できないというところが本音ではありますかね……。
どちらにしても放送されるなり公開するなりしたら観る事にはなるんでしょうが。

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古典的アニメ作品、キムタク主演の実写化!  『SPACE BATTLESHIP ヤマト』

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2016/03/31 19:48|アニメ関連雑記TB:0CM:2

昨今のアニメ界隈事情に於けるナニガシかについてのお話 

気付けばもう3月も終盤に入っておりまして桜も開花、春に突入した感がありますが、皆様に於かれましてはいかがお過ごしでありましょうか。
3月末と言えば、番組改編期。番組改編期と言えば、冬アニメの終結と春アニメの開始でございますよ!
……このところどうにも怪獣映画とか特撮ヒーローについての記事が多くなって「ガルパンはいいぞ」くらいしかアニメについての言及が無くなってしまっていた感もある当ブログですので、ここらでアニメ関連の記事を書いとこうかとか、そういう話であります。大学在学中はアニメ関連に言及した記事が多かったのに、卒業後は完全に怪獣関連の記事が増加の一途を辿っているという……。まぁ、それもこれも特撮怪獣が復活を遂げてくれたという実に喜ばしい事の証左なのではありますが。

さて、一時期は本数も落ち着いた感もあった深夜アニメの放送本数なのではありますが、最近はまた増加の傾向にあるようで、1週間の間に実に70本前後の作品が放送されているという事になっているようであります。
勿論全作品を追うのは非常に困難なのではありますが、昨今のネットでの公式配信の普及により、放送地域では無くともネットで大体の作品が観れるという、昔からは考えられないような時代になっており、実質的に「アニメ不毛地帯」が日本には存在しないという事が言えるようです。
管理人が高校生だった頃は、住んでいる地域で放送していないアニメを観る手段というのは、YouTube等の動画サイトに違法アップロードされたモノを観るしか無かったりもした訳でありますし、それ以前のもっと上の世代はレンタル待ち、更に上の世代に至っては作品を観る為に放送局へ集団で直訴しに行った、なんて話さえもある訳ですよ。公式配信でタイムラグ無く高画質で観れるというのは、本当に良い時代ですじゃ……。

と、言っても、実のところ管理人は、今期の作品は10分未満で終わるアニメを除けば2~3本程度しか観ていない為、専ら過去作を観るという視聴形態でありました。「過去作」とは言ってもここ2~3年くらいの作品が中心ではあるんですけどね。溜まっていた録画も全消化したよ! やったねたえちゃん!
しかしまぁ放送本数が多いというのも考え物で、あくまでも管理人の肌感覚での話ではあるんですけれども、ちょくちょく作画の乱れが散見されるようなアニメが、なんだか増えてきているような気がします。流石に「電動紙芝居」のような事になってしまうという作品は滅多にありませんが、唐突に背景だけになってしまったり、不自然な繋ぎのバンク使用カットがあったり、キャラクターが明らかに崩れてしまったりというのが、5~6年前のアニメに比べて多くなっているように感じるんですよね。

スタッフクレジットを見ても、作画監督が10人以上、原画が20人以上も居るとかいう、「人海戦術の総力戦でどうにか乗り切った」感が凄い作品も普通にちょくちょく出てきておりますし、それでも尚作画が乱れてしまう作品が出ているというのは、現代に於けるアニメの現場の疲弊具合は本当に凄まじいものになってきているのだなぁと、そう感じるところなんですよね……。
遂には作画が追い付いていない事を逆手にとってギャグ演出にまでしてしまう作品も出てきているのだから、本当に訳が分からなくなってくる訳です(笑)。笑い事じゃ無いのですが!
そうして乱れてしまった作画は映像ソフト版で修正すれば良い、みたいな風潮もある訳ですので、そういう苦肉の策が常態化してしまっているのは如何ともしがたい気がします……。
この辺りで一度、1週間に放送するアニメの量を現行の70本から40本くらいに減らして1作品あたりに割けるリソースを増やすという方向にしたらどうなんだろうか、等と管理人なんかは思うのではありますが、難しい話なんでしょうかねぇ。
昨今は想定以上の売り上げ成績を残したヒット作も数年に1度のペースで出ておりますし、アニメの企画を立てる側も二匹目のドジョウを狙って、というのが多分にあるのかも知れません。で、結果的に現場が逼迫してしまう、と。今も昔もこれからも、この構造は恐らくは変わる事の無いと思うと、軽く絶望してしまいますなぁ……。まぁ、アニメ界隈に限った話でも無いんでしょうけれども。

その一方で、ゲーム業界出身のライターがアニメの脚本を書くという作品や、アイドル業界に於けるマーケティンングをそのままアニメ作品の売り方に持ち込むといった、これまでにはあまり無かった新しいアニメ作品が誕生してきていたりもするんですよね。
それらの作品群にも一定以上の結果が出てきている訳でありますので、それらに続く新しい流れが出来ていくと、またアニメを観るのも非常に愉しくなっていきそうであります。
これは放送している作品数が多いからこそ他の数多ある作品に埋もれないように勝負に出た結果でもあると言えますよね。アニメの本数増加は、現場の逼迫と共に新たなる可能性を開いたのでございますよ。
これが、歪な進化になってしまっていなければ良いんですけど……。

アニメ観て文句言ってる馬鹿も無し

業界の光やら闇やらは別にして、1人の野良オタクとしては、面白い作品が1本でも多くなれば良いなぁと、そういう風に思うところですかね。
アニメがある程度ヒットして関連作品や原作も売れる好循環にさえなってくれれば、2期、3期と制作が続いて長らく作品を愉しめるような形態になってきておりますし、1本の作品を深く長く愉しめるというのは、ファンにとっては非常に喜ばしい話であります。
ただ、その一方で「終わらない物語」問題というのが発生してしまっているようにも思うんですよね。2期、3期と続くにつれて、「いつもの面々がいつものようにワイワイやっているだけ」という循環になっていき、それはそれで面白くもありヒットもするけれども、どうなんだろうなぁと思ってしまうんですよね。

物語というのは終局があるからこそ物語足り得る訳でありますから、そういった構造になってしまった作品は、観ていて愉しいけれども同時に辛くもあるんですよね。続々出る関連商品を買ってしまう事で財布にも優しくない(笑)!
そこに来ると、1年4クールでスパッと終わる昔の作品というのは、物語としてキチンと閉じれて、作品としては幸せな形態だったと、そう思ってしまうんですよね。日曜朝のアニメ・特撮ヒーロー作品を観てもそうですし……。
まぁ、7年越し、10年越しにようやっと物語を閉じれるという作品もある訳ですけれども、多くの場合は尻切れトンボになったり、2期を匂わせるような終わり方で2期が無かったりする訳ですので、物語としては(一応の決着はついていたとしても)不幸な作品であるなぁと、そう感じざるを得ないところであります。「終わらない日常」的なサザエさん時空の作品だったらそれでも良いんですけどね。
1クールや分割2クールで閉じる事を前提とした作品だって、ヒットしたら続編が制作される事になったりもする訳で、それはそれでファンにとっては嬉しくはあれど、物語にとっては不幸な事だよなぁと。
でも、作品のファンがそれを望んだりもしている訳なんですよねぇ。歯痒い話であります……。

アニメファンも、新しい世代がどんどん入ってきたと言いますか、アニメのネットの配信が、スマートフォンでもアニメの配信なんかが手軽に楽しめるようにまで普及したおかげで、それまでアニメを観ていなかった層までもがアニメを観るようになったという話もあります。
いや、管理人らの「YouTube世代」でも、「今までアニメを観なかった層までもが流入してくるようになった」と言われてはおりましたが、今の配信によるアニメを観なかった層の流入はその比では無いのではばかろうかと、管理人は思うんですよね。
普通に、管理人の職場にバイトやインターンシップとして入ってくる大学生はオタクじゃなくとも大体アニメを観ていたりもしますし。
実際に昨今ヒットしたアニメの売り上げデータなんかを見ても、「あれ、アニメ界隈ってこんなに広い市場だったっけ?」と、疑いたくなってしまうような数値になっていたりもする訳で。
段々アニメのファン層も色々と移り変わっていくような時代になってきているのかなぁと、そう思うんですよね。間口が広がるのは喜ばしい事でございますよ。

ただ、そうした新しいアニメのファン層にウケるアニメと管理人の感性が合わなくなってしまうというアレもあったりもする訳で(笑)。
管理人が「微妙だなぁ」と思った作品が大ヒットを遂げたり、逆に傑作だと感じた作品が全く売れなかったり。まぁ、これまでにもあった訳ではありますが、心なしかその頻度が上昇してきたのかなぁ、と……。
今期現行で追いかけている作品が少ないというのもそのあたりに理由があるのかも知れません(笑)。
世代間での感性の違いというモノはどんなものにも出るもんですが、しかしアニメでそれを感じてしまう事になるとは。いや、ここ数年の作品にも好きな作品は沢山ありますけどね。
かつて管理人らがそうであったように、新しい世代も、新鮮な気分で色々なアニメに触れているのでしょうなぁ……。70年代、80年代の過去作にも目を向けて欲しい所でありますが。「いいぞ」と言える作品も沢山あるぞ!

そんな感じで、昨今のアニメ界隈事情を独断と偏見で書き殴った訳ではございますが、兎にも角にも春は出会いの季節。
色々と面白いと思えるような作品に、出会いたいものでりますなぁ。


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俺達の世代を代表するアニメは何だ!?

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2016/03/24 18:39|アニメ関連雑記TB:0CM:2

地獄が見えたあの日からッ! 

劇場版 ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』の上映開始から1週間が経過しました。公開直後の土日に於ける興行収入は国内で公開されている映画興収ランキングの10位にランクインするなど、滑り出しも上々のようであります。上映館数は50館とそこまで多く無い中で10位にランクインするというのはかなりの健闘と言えるのではないでしょうか。
特撮怪獣の未来は、明るいぞ!

地獄怪獣襲来! 紛う事無き大怪獣映画でした! 『劇場版 ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』 ‐怪獣の溜息

そういう訳で、主役怪獣・閻魔獣ザイゴーグを描いたヤツです。

閻魔獣ザイゴーグ

ザイゴーグは、作中で「地獄」と称される脅威の怪獣。なによりもバックに侵略者が付いていない単体の怪獣というのがポイント高いですよ!
眼が複数あり、歯も不揃いというなかなか禍々しい風体ながらも、シルエットそのものは極めてシンプルな王道怪獣のスタイルであるというのも良いですよね。
極めつけは、その笑っているかのような鳴き声。アントラー&ゴルザを従え、夕日をバックに咆哮する姿は、世の中の全てを嘲笑っているかのようで、まさに「閻魔獣」という二つ名に相応しい大怪獣でありました。ウルトラマン達からの攻撃を受けていても笑っているかのように吠える姿は、存在感抜群であります。
その一方で、棍棒状になっている右腕をブンブン振り回したりする姿がやんちゃっぽくてかわいいと一部の怪獣好きの中で評判になっていたりもします。トゲを飛ばして閻魔分身獣を生み出すのは良いけど5連続でツルギデマーガを召喚しちゃうという運の悪さとも相俟って、割と愛されキャラになるのではないでしょうか。
因みに管理人は、背中のトゲを飛び道具に使ったり怪獣を復活させるというザイゴーグの能力やその風体から、『ウルトラマン』の第37話に登場した怪獣酋長ジェロニモンを彷彿とさせられました。どこまで意識されているかは分かりませんけれども。

地獄繋がりでブログに貼るタイミングを逃した絵をもう一枚。

ズバっと参上! ズバっと解決!

ち……違う! 俺はその日、映画『仮面ライダー1号』に期待出来ないとか期待出来るとか、そういうブログ記事を書いていた……!

2月2日記念という事で描いていた訳ですが、どうにもブログに上げるタイミングを逃していたのでありました。地獄からやってきた怪獣の絵を描いたので、地獄が見えたヒーローも貼っちまえ、と。とか言っていたら、「地獄からの使者」もやってきそうですが(笑)。
とにかく、『快傑ズバット』はいいぞ! という事で。

人呼んで日本一のヒーロー! 『快傑ズバット』 ‐怪獣の溜息

つい先日まではこの絵をTwitterのアイコンにしたりもしていましたが、結局落ち着かずに元のMOGERA絵に差し替えるというアレもあり……。

そんなこんなで最近は某氏のせいもあってpixivの方で、当ブログには貼っていないいかがわしい絵などを描いたりもしておる訳ですが、取り敢えず当ブログにはそういったいかがわしい絵は貼らない感じで。描きたい絵やら書きたい記事やらを相変わらず上げていくという方向性で行きたいところであります。
この間思いついた描いてみたい漫画のネタなんかもありますし、色々と当ブログ内でやりたいことはあるんですよねぇ……。

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2016/03/20 00:05|落描き的なアレTB:0CM:0

初代ゴジラ崇め奉られ過ぎでは無いか問題 

今年は東宝制作の『シン・ゴジラ』が公開される訳でございまして、実に12年ぶりの和製ゴジラ復活と相成る訳でございます。
その為、恐らく今後は公開の夏に向けてTV等でもゴジラ特集が色々と打たれるものであると考えられます。……いや、14年のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』の時と同様、あまり宣伝が打たれないかもしれませんが。本当に東宝には宣伝に力を入れて欲しい所でありますよ……ッ!

しかしながらそういった「ゴジラ特集」の中で、「初代ゴジラ崇め奉られ過ぎでは無いか問題」というのがあるのではなかろうかと、管理人は思うんですよね。何かにつけては「初代ゴジラには深遠なテーマ性が有り……云々」というのを語り口にしているきらいがあると思うのですよ。
いや、1954年公開の『ゴジラ』には確かに様々な語り口があります。ゴジラは戦争や核兵器のメタファーであったり、或いは荒ぶる自然や土着神そのものであったり、若しくは人間の手におえない文明に対する批判であったりとか、まぁ、大体そういった語り口で語られておると思います。かく言う管理人も、こういった記事を書いている訳ですしねぇ。

元祖特撮怪獣映画 『ゴジラ』  ‐怪獣の溜息

実際問題として当時の製作陣の意識として、ゴジラの都市破壊を描写するにあたっては第二次大戦の空襲等の記憶が表象化されているという事は言えるでしょうし、広島・長崎の原爆投下と54年当時のビキニ環礁での核実験による第五福竜丸事件が、「ゴジラは度重なる核実験により住処を追われて人間の前に姿を現わした」という設定の下敷きにもなっている訳です。
このように、確かに54年の『ゴジラ』は様々な語り口を持っている作品であり、シリーズの元祖として頑として存在している作品でありますので、そこをピックアップしてゴジラを紹介するというのは、まぁ、分かりやすい話ではあります。
しかしながら、「ゴジラ特集」に於けるゴジラの紹介の仕方は、初代ゴジラをやたら持ち上げる一方、その後の作品を軽視してしまうような傾向にあるように思うんですよね。それがいけない、と。

ゴジラ』公開の翌年である1955年には、早くもシリーズ第2作である『ゴジラの逆襲』が公開されております。

アンギラスの勇姿を見よ!  『ゴジラの逆襲』 ‐怪獣の溜息

この作品には既に、『ゴジラ』にあった核兵器やら土着神云々というモノは影を潜め、純粋なモンスターパニック的な怪獣対決映画として仕上がっておりました。そこから引き続くゴジラシリーズは、「ゴジラと敵怪獣が戦いを繰り広げる」というフォーマットで展開しており、ゴジラ単体のみで持たせる映画というのは、54年の『ゴジラ』と84年の『ゴジラ』、更には97年の『GODZILLA』の、実に3作品のみなんですよね。いかに、ゴジラ映画に於ける怪獣対決の比率が高いかという話でありますよ。
そういった長いゴジラ映画の変遷の中で、ゴジラが可愛らしくコミカルに描かれたり、或いは正義の味方的に描かれたりする事も多々ありました。それは時代に即した作風の変化でもあり、それそのものが時代の表象という事も出来ると思うんですよね。

シリーズ随一の「可愛いゴジラ」!  『モスラ対ゴジラ』 ‐怪獣の溜息


しかし、昨今の「ゴジラ特集」では、「最初は重厚なテーマ性を秘めていたのに時代が進むにつれてどんどん子供向けになってしまった」みたいに語られてしまう訳ですよ。シェーしたり空を飛んだり吹き出しで喋ったりする部分あたりが特にやり玉に挙げられますかね。あと、僕らのジャガーの存在感とか(笑)。
子供向けで悪いんか!?」という話にもなったりするんですけれども、そういうのは「怪獣映画には深遠なテーマ性が無ければならないのだ」みたいな事の押しつけのようにも見えてしまって、なんとなく嫌なんですよねぇ。
良いじゃないか、怪獣プロレスでも! ゴジラとジャガーでパンチパンチパンチ!
何も否定するような事では無いと思いますし、愛すべき作品群だと思うのですがねぇ。
……こういった考えは、管理人が平成生まれの世代だからという感覚だからなのかも知れませんけれども。

そして、「ゴジラ特集」で昭和の正義のゴジラ、いわゆる「チャンピオンまつり期」の作品群の扱いに輪をかけてぞんざいな扱いになるのが、それこそ管理人らの世代の作品となる平成のゴジラシリーズでございますよ。

管理人にとっては、ゴジラといったらやっぱりVSシリーズのゴジラなんですよ

平成に入ってからは「VSシリーズ」と「ミレニアムシリーズ」という2つのゴジラシリーズが展開しました。特にVSシリーズのゴジラは、現在に於けるゴジラのイメージ像ともなっている(それがVSシリーズの功罪でもあるのですが……。)と思うんですよね。
しかし、「ゴジラ特集」では割と軽く流されてしまいがちな傾向にあると思うんですよね……。精々、84年の『ゴジラ』に於ける7年ぶりのゴジラ映画の復活と、95年の『ゴジラVSデストロイア』に於けるゴジラの死のピックアップ、ミサイル十数発でゴジラが死んでしまった97年の『GODZILLA』を受けての99年の『ゴジラ2000 ミレニアム』がさらっと紹介されて流されるくらいですか。
実に哀しい話だとは思いませんか!?

ゴジラ特集」をするに当たっては、もっとゴジラの格好良さとか破壊の美学なんかを中軸に据えたモノをやっても良いと管理人は思うんですよね。
54年の『ゴジラ』だって、ゴジラが東京を破壊していくだけのシーンが延々と10分以上続くのですが、それが映画の見せ場としてバッチリ成立していたりもする訳ですよ。

東宝の本気を観てきたッ!! デジタルリマスター版『ゴジラ』 ‐怪獣の溜息


やはりゴジラは格好良いし、都市破壊が映画の見どころの一つである。勿論、怪獣対決だってそうだ。
深遠なテーマで反戦で核兵器のメタファー。そういう側面は確かにある。
だけどゴジラが誕生してからもう60年以上が経っているのだから、そろそろ初代ゴジラの呪縛から解放されても良いんじゃないかと、管理人はそう思うところでありますね。
まぁ、今度の『シン・ゴジラ』は初代を踏襲した作品になるようでありますが、それはそれとして。


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今、地上波でゴジラ映画を流すとしたら最適なのは……ッ!
これからの怪獣映画には、何が必要なのか?

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2016/03/17 18:51|特撮関連雑記TB:0CM:2

地獄怪獣襲来! 紛う事無き大怪獣映画でした! 『劇場版 ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』 

3月12日公開の特撮怪獣映画『劇場版 ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』を観て参りました。本作は確かにウルトラ映画ではあるんですが、同時に紛う事無き怪獣映画でもありました。前評判通りに。
管理人は既に2回も観てしまったのではありますが、2回とも休日という事もあってか、劇場は親子連れ・家族連れ客で満席でありました。ウルトラの、延いては特撮怪獣の未来は明るいと、そう確信する次第でございます。ティガが出てきた場面で「ティガだ!」と、子供の歓声が上がったりもして、微笑ましくもなり。過去のウルトラ作品を紹介する「新ウルトラマン列伝」の効果は、着実に今の子供達に根付いてきていると、そういう事でございますよ!
しかしまぁ、子供向けの作品である為か、レイトショー等の夜の回の上映が無しというのが辛い所でありますかね。管理人のような社会人オタクが、平日の仕事終わりにウルトラマンを観る事が出来ない(笑)! 仮面ライダーや戦隊だったらちゃんと夜の回をやっていたりもするんですけどねぇ。何故、ウルトラは夜の回をやらないのか・・・。

そんなこんなで熱い怪獣愛と特撮魂の詰まった『劇場版 ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』。果たして、いかなる怪獣映画に仕上がっていたのか。
ネタバレ全開のレビューのお時間でございます。

劇場版ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン

まずはそのあらすじから。

ある日、有史以前の古代遺跡である芭羅慈(バラジ)遺跡で異常が感知されたという報告がXioに入る。大地とアスナは直ちに現場へ急行、通報した考古学者・玉木ツカサ教授とその息子のユウトと合流した。古文書によると、芭羅慈遺跡には地獄が封印されているという。
調査を開始する大地達だがその時、インターネット番組の収録を行うカルロス黒崎が遺跡を爆破、中に入ってしまう。後を追う大地一行だったが、そこで巨人の像と、青い石に遭遇する事となる。
番組を盛り上げる為、そして古代のロマンを追い求める為、黒崎はその青い石を奪取。その時、遺跡は大きな震動に襲われ崩落。瓦礫の中から、遺跡に封印されていた閻魔獣ザイゴーグが出現した……!

芭羅慈遺跡から出現したザイゴーグを倒すべく大地とエックスは戦いを挑むも敢え無く完敗。あまつさえユナイト不能な状態に陥ってしまう。
そして、黒崎に持ち去られた青い石を破壊すべく首都圏を目指すザイゴーグに対しXioは都市防衛司令を発動、その総力を持ってザイゴーグの撃滅を図る・・・。
各種装備&サイバーカード、サイバーゴモラを総動員して応戦するXioの面々。しかし、ザイゴーグはあまりにも強過ぎた! Xioの攻撃は殆ど効果を認めず、易々と防衛線を突破されてしまう。更には、ザイゴーグのトゲから、ゴーグファイヤーゴルザとゴーグアントラーが生み出されてしまった。首都圏はこのまま、怪獣達による地獄と化してしまうのか・・・。

誰もが諦めかけたその時、「お母さんを護りたい!」と願うユウトの持つ化石と青い石、そして大地のエクスデバイザーが共鳴し、奇跡が起きる……!
ウルトラマン、ウルトラマンティガ、そしてウルトラマンエックスが出現したのだ。
ここに3体のウルトラマンと3体の怪獣、そしてXioの最終決戦が幕を開ける!



絵に描いたような怪獣映画の基本フォーマットじゃないですか(笑)!
古代の遺跡の宝を私欲の為に持ち帰ってしまったら怪獣が出現してしまってエラい事になってしまう」という筋書きで見ると想起するのはやはり、『モスラ』や『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』でありますかね。作劇的に悪役という立ち回りのカルロス黒崎がインターネットチャンネルのオーナーであるというあたりは、いかにも現代的ではありますが。しかし、マイケル富岡はブレませんなぁ(笑)。
冷静に考えると、ここまで全世界的な損害を出してしまったので、カルロスコミュニケーションには相当な損害賠償が求められるのでは・・・。

今回のボスである閻魔獣ザイゴーグは、異星人や異次元人に操られた存在としてでは無い純粋な怪獣として出現した訳でございますが、実のところウルトラ映画で後ろに黒幕の居ない怪獣がボスになるという事は非常に珍しい事なのではなかろうかと思います。『』自体のテレビシリーズのラスボス・虚空怪獣グリーザも誰からも操られていないどころか意志を持たない怪獣でありましたし、やはり「怪獣」というモノに拘りを持つ田口清隆監督だからこそと、そういう話でありますね。
映画の前半で、そのザイゴーグにエックスが完敗してしまい、ユナイトする事も不可能となってしまうというのは実に絶望的な展開でありますよね。劇場の子供達からも、「負けちゃった・・・」という声が上がりましたし(笑)。
しかし、ユナイトする事が出来なくなったからと言って大地が何も出来なくなるという訳では無くXioの隊員として、ザイゴーグの撃滅に全力で当たるというのが良かったです。
人事を尽くしてそれでも駄目だった時、光の巨人が出現する。これぞまさにウルトラマンであります! きたぞ! われらのウルトラマン!

追い詰められたザイゴーグはトゲを世界中に放ち、地球を「怪獣地獄」にしようと目論む。
そこに駆け付けたのは、テレビシリーズでエックスと共闘した、ゼロ、マックス、ギンガ、ビクトリー、ネクサスの5人のウルトラマン達。世界各国のXioと連携し、閻魔分身獣ツルギデマーガと交戦。まさに、培った絆が奇跡を呼んだのだ。
エックス、マン、ティガの3人も力を結集させ、究極形態・ウルトラマンエクシードXベータスパークアーマーに融合変身。その力を持ってして、ザイゴーグを撃滅! 地球の危機は去った!

戦いが終わって朝が来る。
大地と分離するエックス。この戦いを経て、エックスは本来の身体を取り戻したのだ。
そうしてエックスは、宇宙の秩序を守る本来の任務に戻る事をXioの面々に告げ、宇宙に去っていく。
「また会おう、エックス」
大地は、地球を去るエックスに、そう呼びかけるのであった……。



全体を通して見てみますと、実に基本に忠実な映画だったという事が出来るのではないでしょうか。『きたぞ! われらのウルトラマン』は、テレビシリーズの延長上に存在する『ウルトラマンX』の完結編として、しっかり纏まっていたように思います。
オーストラリアでの怪獣との共生区が話題になったり、神木隊長と娘さんの関係が良好になっていたりする事が語られるなど、テレビシリーズの「その後」がチラホラ語られたのも良かったですね。

一方で大体の要素は劇場公開前の予告編等で出尽くしていましたので、特段これといったサプライズも無く、驚愕するような新事実も無く。
しかし、サプライズが無いとは言っても、迫力の特撮演出であったり、テレビシリーズから引き続いての歴代ウルトラ戦士との共闘、そしてXioの総力戦等、見どころが詰め込まれた、宝箱のような作品でありました。観た満足度は非常に高かったです。

特に、ウルトラマンとティガの登場でありますよ。
管理人にとっては初めてのリアルタイムウルトラマンが『ウルトラマンティガ』だった訳で、そのティガが登場するだけでも嬉しいのに、バッチリとタイプチェンジを使い分けて怪獣と戦うというのだから、もうたまらない訳ですよ!
そして、初代ウルトラマン。このヒトが出てくるだけでもう絶大な安定感がありましたね。出現した時はティガとエックスの間に立っても、その後怪獣軍団と戦う局面になると真ん中を現行戦士のエックスに譲るという振る舞いが、「歴戦のヒーロー」感があって大好きです(笑)。流石マンさんやでぇ!

並び立つ3人のウルトラマン

ここでの対戦の組み合わせがそれぞれ、マンがゴルザ、ティガがアントラーというのが面白かったですね。そこは逆になるんだ、と。
飛翔するアントラーというのも史上初の事ですが、それに対して冷静にスカイタイプにチェンジして応戦するティガ!
回転体当たりを敢行するゴルザを受け止めるウルトラマン!
Xioもウルトラマン達と連携して怪獣軍団を攻撃!
Xioの攻撃に「ナイス!」という感じで頷くティガ!
ウルトラマンと人類の、理想的な共闘体制だったように感じました。
きっとこういった光景は、ツルギデマーガと戦う世界各国のXioとウルトラマン達の共闘でも、繰り広げられていたのでしょう。いやぁ、熱い!

熱いと言うと、この戦闘の劇判も熱かったですね。マンとティガの戦闘シークエンスでは、それぞれ『ウルトラマン』、『ウルトラマンティガ』の劇判曲が流れるのですが、これにはもう否が応でも興奮してしまいますよ。
特に、マンの劣勢からの一転攻勢にかけての劇判の繋ぎが、もう本当に・・・ッ!
勿論、エックスの戦闘シークエンスでも、良いタイミングで主題歌「ウルトラマンX」が流れ、戦闘を盛り立ててくれました。やっぱり「ウルトラマンX」は名曲です!


さて、本作の敵怪獣・ザイゴーグについて。
閻魔獣ザイゴーグ。身長66メートル、体重7万トン。
口からは熱線、胸からは触手、そして背中のトゲがその武器で、この世を地獄に変えると古文書に記された恐るべき怪獣であります。更には、背中のトゲから閻魔分身獣を生み出す事もでき、ゴーグアントラーとゴーグファイヤーゴルザを召喚、地獄怪獣軍団を結成し、首都圏へと侵攻してきました。

地獄怪獣軍団

いやぁ、恐るべき大怪獣でしたよ、ザイゴーグさんは。
眼が複数あったりするのはどことなく『パシフィック・リム』の怪獣ライクのようにも見えますが、モチーフとしては地獄の鬼というのがあり、幾つかのモチーフとなっている怪獣を合成させた造形となっているそうであります。
近年は3DCGで表現される超巨大な怪獣がラスボス、というウルトラ映画の流れがある訳ではありますが、ザイゴーグはウルトラマンと殴り合う事が出来るサイズの怪獣でありました。
地に足が付いた感じの怪獣で、管理人は非常に好みなタイプの怪獣でありました。熱線で地面を溶かして地下に沈降・浮上するのも格好良いですし、地獄感があります。

閻魔獣ザイゴーグ

一方で、今回はザイゴーグの子分的ポジションで登場したアントラーとゴルザは、なんだか可愛い感じでしたよね。Xioの攻撃を退けて得意げに吠えたり、ウルトラマン達相手に「いくぞ~!」というポーズをとってみたり。
ザイゴーグがドッシリと構えた怪獣なのと対比的に、アントラー&ゴルザのコンビはどことなく三下のチンピラ感が無い訳でも無かったですかねぇ。
しかし両怪獣とも、アントラーは飛行、ゴルザはアンギラスボールのような転がる攻撃を行うという新しい能力を魅せてくれました。『X』では、特に田口監督の回でテレビシリーズから旧怪獣の新能力を魅せるというのが恒例となっておりましたので、今回の新能力披露もその延長上の事なのでしょう。
そうして相手が新しい攻撃を見せるんだったらと、ウルトラマンも八つ裂き光輪を防御に使うという新しい戦法を披露してくれたりもする訳です。張り合わなくて良いんだよ、ウルトラマン!(笑)

最後に、本作の特撮面について。
本作は、テレビシリーズから引き続いて非常にクオリティの高い特撮となっておりました。
恒例のミニチュアワークは劇場版予算という事もあり、最終決戦ではテレビシリーズよりも広い特撮ステージが組まれ、ビルの破壊などもふんだんに行われておりました。やっぱりウルトラの醍醐味はこのミニチュアセットでの大激闘ですよ!
勿論、Xioの各種メカをはじめとした3DCGやミニチュアセットとの合成等、VFXもテレビリーズと同等以上に凝った作りとなっており、特に目を引いたのは、3人のウルトラマンと3体の怪獣、そして3機のXioメカが入り乱れて交戦する一連の長回しカットでした。ミニチュアワーク、3DCG、合成が高度に噛み合った凄まじいカットだったと思います。
その他の合成や本編との繋ぎも相変わらず見事なもので、「怪獣がそこに存在している」というのが作品全体を通してビシバシ伝わってくるようでありました。
あと、VFX面で特筆すべきはアントラーとスカイマスケッティーの空中戦ですかね。テレビシリーズの頃からの、バードン戦やグリーザ戦での空中戦演出を踏まえた上での空中戦でしたよ。

個人的には、今回の特撮はライティングが素晴らしかったと思います。
白昼堂々と出現するザイゴーグ、夕日をバックに咆哮する地獄怪獣軍団、真夜中の決戦、戦い終わりの早朝・・・。昼、夕、夜、朝のそれぞれの表情が絶妙に表現されており、その中で戦うウルトラマンと怪獣達の姿は幻想的ですらありました。
真夜中の決選はミニチュアとウルトラ戦士の電飾が映えるし、暗闇を進むザイゴーグ達のディテールを映し出す照明効果は、本当に見事でありました・・・!
特に、すべてが終わって各地で戦っていたウルトラマン達が集結する早朝の場面は、皆カラータイマーを点滅させている事も相俟って、「激闘を戦い抜いた戦士」感が出ており、非常に格好良いシーンになっていたと思います。


まぁ、粗は色々とある映画だったとは思いますよ。奇跡のてんこ盛りだったり、スパークレンスの出自だったり、またしてもバラージなのかというメタ的な突っ込みもあったりで(笑)。
しかし、それらを補って余りあるパワーが、この『劇場版 ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』にはあったというのもまた事実な訳です。
こうしたウルトラ映画が、怪獣映画が、また観れるようになったという幸せを、素直に噛みしめたいと思うところでありますかねぇ・・・。

これにて『ウルトラマンX』の物語も一旦幕を閉じる訳で、それはそれで寂しくもありますが、4月から放送時間の変わる「新ウルトラマン列伝」を含めて、どんどん盛り上がっていっているウルトラシリーズの今後の展開を、楽しみにしていきたいと思います。


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【予告編】


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2016/03/14 21:53|特撮怪獣TB:0CM:0

15分で特撮怪獣映画! 『長髪大怪獣ゲハラ』 

いよいよ今週末に公開が迫った『劇場版ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』。管理人も非常に公開が楽しみであります。早く土曜日になりませんかねぇ・・・。

先行上映を観た方々の感想を漏れ聞くに、「ヒーロー映画では無く、怪獣映画だった」という声が多いんですよね。なるほど、怪獣映画。
今回の『劇場版ウルトラマンX』の監督を務める田口清隆監督は、怪獣映画を撮りたくて映像業界に入った人であります。その田口監督が『ウルトラマンX』の劇場版を、ヒーロー映画としてでは無く、怪獣映画として創ったというのは、実に納得できるお話な訳ですよ。
田口監督による怪獣映画と言えば・・・そうだね! 『長髪大怪獣ゲハラ』だね!

長髪大怪獣ゲハラ

長髪大怪獣ゲハラ』は、2009年2月24日にNHKの番組「テレ遊び パフォー」内にて放送された特撮怪獣作品。後にゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映された為、「特撮怪獣映画」と呼べなくも無い作品でもあります。
制作スタッフは、企画・脚本にみうらじゅん、製作総指揮は樋口真嗣、音楽は伊福部昭(没後の作品の為、過去曲の使用という立ち位置ですが。)という錚々たる顔ぶれ。勿論監督は先述の通り田口清隆。
みうらじゅんの、「日本一カッコいい怪獣が見たい」という一言から企画がスタート、公募によって数百点の怪獣デザインが集まり、その中でグランプリに輝いた「ゲハラ」が本作の主役怪獣となった、という経緯で制作が進められました。
佐野史郎、田口トモロヲ、渡辺裕之といった、特撮怪獣作品ではおなじみのキャスト陣も、これまたおなじみの役柄で出演しておりまして、まぁ、NHKの番組企画とはいっても半分以上は趣味の世界だコレ! ってヤツだと思います(笑)。

そういった経緯の作品なので有って無いようなものですが、あらすじは大体こんな感じ。

怪事件頻発! 人類に危機、刻々と迫る!

石川県にて、漁船が、電線が、謎の存在によって荒らされてしまった。怪事件の共通項は、巨大な「毛」が残されているという点。
一連の事件を怪獣の仕業であると推理し、取材を開始した新聞記者・萩原英男は人里離れた山奥にある「毛覇羅神社」に辿り着き、「毛覇羅様」の恐るべき秘密に迫る。

一方、怪獣ゲハラは金沢に上陸。ここに、防衛隊との一大攻防戦が幕を開けた。
防衛軍の秘密兵器「気体渦動展開装置 フージン」の勝利なるか!?
人類勝つか、ゲハラ勝つか!

長髪大怪獣ゲハラ! 長髪大怪獣ゲハラにご期待ください!!



作品としては「王道の怪獣映画」というよりはパロディ寄りの怪獣映画であり、往年の東宝特撮怪獣映画のアレやコレやのパロディでオマージュな感じのアレがバンバン出てくるような感じです。

冒頭で漁船が襲われ、怪事件を追う新聞記者が出てきて、そうこうしているうちに怪獣が都市部へ進出、防衛隊と戦闘、窮地に陥った防衛隊が新兵器を開発、怪獣をなんとか撃滅。だが、人類が愚かな行為を続けるといつまた怪獣が現れるかもしれない・・・。

もう清々しいまでの東宝特撮怪獣映画のテンプレ的流れでございますよ!
佐野史郎がとってつけたかのように「人類が環境破壊をやめない限り・・・」とか言い出すあたりのくだりがもう(笑)。

09年の日本は完全に怪獣氷河期に突入していた中であり、怪獣映画などはほぼ皆無だった訳でありますが、番組の企画としてでも新しい怪獣作品が観れるという事で、管理人はこの作品の放送を楽しみに待っていた訳ですよ。丁度管理人は大学受験が終わった折であり、このタイミングで観れてなかなか幸せだったような気がしますかね。
例え15分であっても、例えパロディ作品であっても、新しい怪獣が観れるという、ただそれだけでもう『長髪大怪獣ゲハラ』は素晴らしい作品だったんですよ・・・ッ!
ネットでは割と本作のふざけっぷりに失望したりする声が多かったりもするのですが、それはまぁ15分企画作品という事で察そうよと、そういうようにも思いますかねぇ・・・。タイトルからしてもうアレだしさ!

一方で、特撮面は結構凝った創りになっていたんですよね。「番組内企画のパロディ作品だとしても、怪獣特撮は本気でやったるで!」という制作陣の気概をバリバリに感じさせてくるんですよ。
ゲハラのデザインは「格好良い怪獣が見たい!」という企画にも関わらずお世辞にも格好良いとは言えないモノなのですが(笑)、しかしゲハラを映す構図は基本的に人間からの目線で捉えており、あくまでもゲハラは「巨大怪獣」なのだというスタッフの矜持を感じさせます。
特撮が良ければ、どんなデザインの怪獣も格好良く街を蹂躙闊歩出来るという事なのではなかろうかと思うんですよね。ほら、『ゴーストバスターズ』のマシュマロマンだって、あんなナリだったけど街を闊歩していた姿は格好良いでしょう?(そう感じるのは管理人だけかも知れませんが。(笑)

そして、防衛隊の最終秘密兵器「気体渦動展開装置 フージン」の特撮。
フージンは、往年のSF特撮映画『地球防衛軍』に登場したマーカライトファープにそっくりな巨大扇風機でありました。明らかにパロディでギャグなシーンなのですが、このフージンが街に佇む姿は理屈抜きに格好良いんですよ。建物の中から覗いたアングルなんかは、本当に巨大な扇風機兵器のようにも見え、おかしいやら感動して良いやらよく分からない感覚に襲われます(笑)。
フージンによる猛烈な強風でゲハラの毛が吹き飛ばして弱点部を露出、そこを戦車砲で狙い撃つ感じの作戦だったのですが、もうこのフージンによる風の表現が凄いんですよね。周囲の民家の瓦は吹き飛びますし、停められていた車が押し流され、街灯が薙ぎ倒されるという、一大スペクタクルシーンとなっておりました。
特撮ファンとしては、「そうそう、こういうのが観たかったんだよ!」となる訳ですよ(笑)。

極めつけは、あるはずもない続編の予告編であります。
佐野史郎がノリノリで地球支配を企んだり、テリー伊藤星人が地球侵略に乗り出したりするおかしな予告編が本編終了後に流れるのですが、東京を蹂躙するゲハラや、炎に包まれる東京タワー、爆発炎上するフージンに、吹き飛ぶ戦車、ビル街を這うようにして飛ぶミサイル・・・等、本編よりも格段に手間がかかっている特撮をやるんですよね。ある意味、特撮的な最大の見せ場はこの予告編なんですよ(笑)!
こんな事が出来るのはやはり番組企画だからであり、なおかつ、「予算さえあればこれだけの特撮を駆使した怪獣映画が創れるんだぜ!」というスタッフの咆哮のようなものも聞こえてくるようであります。さながら、『ゴジラ対メガロ』のダム破壊シークエンスのように・・・!

長髪大怪獣ゲハラ』は、そんな特撮怪獣映画への偏愛や特撮スタッフの意地が詰まった、愛すべき作品だったと言えると思います。
そんな『ゲハラ』を撮った田口監督が、とうとうウルトラマン映画を、怪獣映画を撮る事になった訳であります。怪獣氷河期を抜けた先の新たな田口監督の怪獣映画は、果たしてどのように仕上がっているのか。『劇場版ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』の公開が、非常に楽しみでありますなぁ・・・!

因みに、現在はDVD・BDを購入する事でしか視聴出来ない(レンタルが無い)本作なのではありますが、映像ソフトには80分ものメイキング映像が収録されていますので、一見の価値はありますよ!


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2016/03/10 19:08|特撮怪獣TB:0CM:0

これからの怪獣映画には、何が必要なのか? 

先日の『パシフィック・リム』地上波初放送を観て、管理人は「やはり怪獣映画は良いなあ」という事を再認識致しました。怪獣映画はいいぞ。
折しも今週末には『劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』が公開されますし、さながら2016年の春は、「怪獣の春」とでもするべきなのかも知れません。夏には『シン・ゴジラ』が公開しますし、公開時期は不詳ながらも『クローバーフィールド』のスピンオフ映画も公開されるという話もあります。今年は怪獣の1年ですぞ!!(このところ毎年言っている気がしますが。)
国内外でどんどん怪獣作品が盛り上がっている感のある昨今。そこで本日は、「これからの怪獣映画には何が必要なのか?」という事について、少し考えてみたいと思います。

ぶっちゃけた話をしますと、もう「怪獣映画」でやる事なんて無いんじゃなかろうかと思うんですよね。いや、ネタ切れとかそういう話では無く。
我が国に於いては、1954年の『ゴジラ』以来、実に多種多様な「怪獣映画」たちが、我々の前に姿を現しました。怪獣映画はその時代を映す鏡のようなものであり時代の表象であるとも度々言われるのではございますが、しかしながら時代が進んで娯楽がどんどん多様化する中で、世間一般的には怪獣映画は、その求心力を失ってしまった訳であります。
求心力を失ったという事はある意味では、日本では怪獣映画はその役目を終え、静かな眠りにつく段階にあるのではなかろうかと、そういう風にも思うんですよ。ゴジラもガメラも、もう海の底で長い眠りについていた方が幸せなのかも知れない・・・。

しかし一方で管理人も怪獣映画ファンな訳ですから、新作の怪獣映画が観たい! という欲求もまた、ある訳ですよ。
もう怪獣がその辺を歩いているだけの映画でも良いんだ! 俺に怪獣映画を見せろ! と(笑)。
矛盾であります。甚だしいアンビバレンスでございます。
でも、しょうがないよなぁ・・・。

さて、怪獣映画の何が魅力的なのかというお話は以前こちらの記事でも書きました。

怪獣映画の魅力とは ‐怪獣の溜息

日常空間に圧倒的な非日常的存在が存在しているというカタルシス。そして、その圧倒的な非日常的存在が日常世界を徹底的に破壊する。ビルを、家を、街を。もはや怪獣を止める存在はどこにも居ないのだ。
それが、怪獣映画の大きな魅力であると管理人は信じております。異論はあるでしょうけれども。

怪獣映画は破壊ですよ、破壊!

そして、怪獣映画ではその「破壊のカタルシス」を表現する為に、様々な特撮技法が用いられている訳でございます。1954年の『ゴジラ』が大ヒットを遂げた背景には、(当時に於ける)その特撮技術の高さというのが、ひとつにはあった訳ですよ。
ゴジラ』以来、怪獣映画はその時代に於けるあらゆる特撮技術を総動員した映像作品であり続けております。国内作品にしても作品国外作品にしても。いわば、怪獣映画は特撮技術のバロメーターという側面があるんですよね。
圧倒的な破壊と高い特撮技術。それが怪獣映画の一番の醍醐味なのであります。

しかし残念ながら現在に於いては、「破壊シーンの特撮が凄い」というのはもう怪獣映画を観に行く理由たり得ません。
今やVFX技術が格段に進歩し、十分な予算とスケジュールを組めばミニチュアや3DCG、合成等の様々な特撮を駆使したダイナミックな破壊表現をする事が可能になった訳でございます。それ故に観客側も目が肥えてしまって、それが「当たり前」の映像となってしまっているんですよね・・・。恐るべき事であります。

怪獣自体に求心力は無く、その上特撮を駆使した破壊表現にすら求心力が無いとしたら・・・。もはや怪獣映画に立つ瀬は無いじゃないですか!
怪獣が格好良い」とか「怪獣が可愛い」とか、そんな事言っているのは管理人のような一部の怪獣ファンだけですし・・・。
もはやマニア向けに閉じたコンテンツとなるしか道は無いのか・・・。

・・・これからの怪獣映画に本当に必要な事は、もしかしたら「宣伝・広告」なのかも知れません。
身も蓋もない話になってきちゃいましたが、しかし「特撮ファン」を自称しているような人でもゴジラが東宝制作なのか東映制作なのかという区別がついていない人が居るような現状、世間一般に於ける怪獣映画の認知が、何よりもその急務であると言える訳ですよ。管理人の周囲でも、非怪獣ファンの人は、「えっ、今年日本の新作ゴジラがやるの? 知らなかった」という感じの反応ですしなぁ・・・。
怪獣という存在の周知徹底。80年代から90年代のゴジラ復活に際しても、様々な宣伝戦略が打たれ、怪獣映画が毎年公開されるようにまで怪獣が復権していった訳であります。あの頃以上に日本に「怪獣」の影が無いこの2010年代の世の中ですので、もう生半可な宣伝では駄目でしょう・・・。

然らば、今夏公開予定の『シン・ゴジラ』では用意周到で着実な宣伝を打たねば、いくら内容が良くとも、いくら特撮に迫力があろうとも、ヒットする事は難しいでしょう。
シン・ゴジラ』が興行的に失敗してしまうと、ゴジラ映画を日本で制作する意義が疑問視されてしまいかねませんし、延いては折角の怪獣復権の気運を潰してしまう事にさえもなってしまいます。
宣伝を含めた『シン・ゴジラ』の成功を願ってやみません。頼むぞ、東宝・・・!

内容は兎も角まず宣伝。それが、これからの時代の怪獣映画に必要な事になってくるのではないでしょうか。
しかしそれは、「内容がどうであれ宣伝さえ上手くいけば興行的な結果が出る」という、それはそれでどうなんだという話にもなってくる訳で。この辺りは、日本で映画離れ・映画館離れが加速度的に進んで行っているという話とも関連してきそうですが。
何にしても、もはや「内容よりも宣伝だ!」というようになってしまうというのは、なんとも哀しい話ではありますまいか・・・。


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【SFX】特撮・特撮技術についてのお話【CG】
『シン・ゴジラ』に対する期待やら不安やらについてのお話
『劇場版 ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』に期待を寄せる話

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2016/03/07 20:58|特撮関連雑記TB:0CM:2

『パシフィック・リム』に一番共通項の多い日本の作品は、『神魂合体ゴーダンナー!!』だッ! 

そんなこんなでいよいよ明後日に迫った、特撮怪獣ロボット映画『パシフィック・リム』の地上波初放送でありますが、管理人も酔狂なもので地上波放送に向けて予習と称してパシリムのBlu-rayで鑑賞していたりもする訳でございます。管理人は劇場公開時には二桁回ほど『パシリム』を観る為に映画館に通ってしまったのですが、まあ、何回観ても素晴らしい作品ですよね。あの夏は熱かった・・・。
管理人がここまで『パシフィック・リム』という映画にハマり込んだのは、やはり古今東西様々な特撮怪獣作品やロボットアニメを観ていたからに他ならないのでしょう。『パシリム』の中にはありとあらゆる怪獣作品やロボット作品のエッセンスがこれでもかと詰め込まれており、それがハリウッドの最先端特撮で、しかも200億円超の予算で制作されていたという感動が、ある訳でございますよ。
俺達が見慣れた、しかし全く新しい映像」が、『パシフィック・リム』の中には確かに存在していたのであります。だから、怪獣が出てきたりロボが発進するだけで感涙しちゃう(笑)!

さて、そんな感じで様々な日本の特撮的アニメ的エッセンスの宝箱のような『パシリム』ですが、「じゃあ、日本の作品で『パシフィック・リム』に一番近い作品って何なんだ?」と訊かれますと、管理人は迷わず『神魂合体ゴーダンナー!!』というタイトルを挙げます。
いや、世間では『パシリム』に近い日本の作品としては『新世紀エヴァンゲリオン』がその筆頭に挙げられ、今回の地上波放送のテレビCMなんかもエヴァテイストのものだったりしますし、ロボットアニメ・特撮ファン層からは『GEAR戦士電童』であるとか『ジャンボーグA』といった作品がよく挙げられます。
パシリム』に於けるイェーガーの操縦システムなんかはジャンボーグAっぽいですし、電童に至ってはイェーガー同様のシステムの上に2人の息を合わせる方式の操縦形式であり、絵面的には完全にイェーガーの操縦風景と一致しています。更に、この2作品の敵は概ね怪獣ないし怪獣型のロボットでしたので、怪獣と戦うイェーガーともその姿が被ります。
エヴァは言わずもがな、ジャンボーグも電童も放送当時の子供達に深く印象付けられた名作ですから、『パシリム』を観てこれらの作品を想起する人が多いのも頷ける話でありますよね。

イェーガーによく似た操縦システムなロボ

翻って、『神魂合体ゴーダンナー!!』はどうか!?
・・・いや、どうかも何も無いっすわなあ。『ゴーダンナー』は昨今並み居る深夜アニメの1作品に過ぎず、放送終了後の展開も「スーパーロボット大戦」シリーズに数回参戦した程度ですから、エヴァや電童、ジャンボーグに比べたらまあ、マイナーな作品ですよ。パっと出てくる人はあまり居ないのでは無いのかなあ・・・。
しかしながら、やはり管理人は、「『パシフィック・リム』に最も近い作品」として、『神魂合体ゴーダンナー!!』を推すのであります。
試しに、『パシフィック・リム』と『神魂合体ゴーダンナー!!』の共通している点を箇条書きにして並べてみましょうか。

・全世界中に正体不明の怪獣が突如出現し、人類は滅亡の危機に瀕している
・怪獣は海から進撃してくる
・度重なる怪獣の出現に対抗する為、人類は巨大人型兵器(ロボット)を建造
・ロボットは、全世界中に配備され、ロボットの整備等が行える基地も各国に建設された
・国柄を反映させたような、個性豊かなロボット達
・ロボットは基本的に兄弟や夫婦等近しい間柄の人間による2人乗り
・主人公機は旧式で、格闘戦を得意としたスタイルの戦闘を行う
・主人公は過去の戦いで相方を喪い、そのトラウマから長く前線を離れていた
・怪獣が出現すると一般市民はシェルターに避難する


ほら、思いつくだけでもこれだけの共通項があるんですよ・・・! 1作品だけでここまで『パシリム』と共通項が多いのは、いくらロボット作品多しといえども『ゴーダンナー』だけです。
これはもう、『パシフィック・リム』は『神魂合体ゴーダンナー!!』の実写映画版と言ってもおかしくないレベルではなかろうかと・・・ッ(笑)!

作品自体がよく似た両者

パシフィック・リム』も『神魂合体ゴーダンナー!!』も、怪獣やスーパーロボットが大好きな人達によって創られた作品であります。
両者とも、過去の怪獣・ロボット作品をオマージュするに当たって、「怪獣とロボットが殴り合う作品が作りたい。→でも、怪獣が日本やアメリカだけにやってくるというのは現実的では無いよね。→だから、各国でロボット達の戦いが繰り広げられているという世界観にすれば良いんだよ!」というプロセスを経て、その世界観が構成されているんですよね。いわば、「怪獣(=使徒)が日本(=第3新東京市)にしか襲来しない」という事から世界観を創った『エヴァ』の向こう側をいく世界観設定であると言える訳です。
パシフィック・リム』の企画に際して『ゴーダンナー』が意識されたのかどうかというのは定かではないのですが、結局怪獣やロボットが好きな人達が究極的に行き着いた先が、こういった世界観だったのかも知れません。そう考えますと、怪獣好き、ロボット好きは、国境を越えた魂レベルのエッセンスをその身に宿しているとも言えまして、感動すら覚えてくる訳でございますよ・・・ッ!
世界は人と繋がる事で変えられる!」、「最後の武器は愛だ!」、という作品のテーマはまた別々ではあるんですけどね。

そんな感じで、日本の怪獣・ロボット文化の影響を色濃く受けた特撮超大作映画『パシフィック・リム』の地上波放送、日本人が観なくて何とする!
という事で、3月5日午後9時からは、テレビの前に正座っすよ!


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僕達はこんな怪獣映画を待っていた!『パシフィック・リム』
忘れるな、最後の武器は愛だ!『神魂合体 ゴーダンナー!!』

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2016/03/03 18:49|アニメ&特撮混合雑記TB:0CM:0

『ブレイブウィッチーズ』、告知PV公開ッ! 

今年の1月はなんだかエラく長く感じたのですが、2月はあっという間に過ぎ去ってしまったような気がします。気付けば今日からもう3月でございますよ・・・。
そういう訳で3月に突入したので、以前から告知されていたように『ストライクウィッチーズ』シリーズのTVアニメ第3弾、『ブレイブウィッチーズ』の告知PVが公開される運びと相成った訳でございます。いやぁ、めでたいっすなぁ。
本日のTwitterトレンドワードにも「ブレイブウィッチーズ」が入りましたし、皆待っていたのだなぁ(笑)。



ストライクウィッチーズ』は、管理人が1期1話の本放送からずっと追いかけている作品であり、諸々の関連作品やら関連書籍なんかも集めるようになって久しいのではありますが、しかしアニメの展開は非常にゆっくりなもので、『1期』、『2』、『劇場版』、『OVA』と展開するのに、足かけ8年も経過してしまっているんですよね。企画が立ち上がってから数えるともう13年目ですか。思えば遠くに来てしまったものだ・・・。
12年から開始した『戦姫絶唱シンフォギア』など、もう5期までが制作されようとしているのを鑑みると、『スト魔女』の歩みは牛歩の如き展開と言えてしまうのかも知れません。まぁ、早ければ良いという話でもありませんけれども。
しかしながら、1期の本放送以降色々と後続の「ミリタリー×萌え」のアニメなんかも増えて、最近はなんだか一大ムーブメントになっていっている感がありますね。
管理人などもここ最近は『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』はいいぞおじさんになったり、『ガールズ&パンツァー 劇場版』はいいぞおじさんになったりしていた訳です。
でも、やっぱり管理人は『ストライクウィッチーズ』なんですよ。どの萌えミリアニメを観ても結局帰ってくるのはここなんだなぁ、と(笑)。

ストライクウィッチーズ』は、何よりもその世界観が魅力的なのであります。
ネウロイ」という人類共通の敵に対して世界が一致団結。心を持たない鋼鉄の敵に対して、立ち向かうのは人の心を機械の箒に乗せて飛ぶウィッチ達。その世界の皆が、それぞれの「わたしにできること」を果たしていく。そして、彼女らの思いは継承されていく・・・。
ストライクウィッチーズ』は企画の立ち上がり以降、漫画、アニメ、イラストコラム、小説と、世界観を同じくする作品群が色々とメディアミックス展開をしているので、もうメインのウィッチだけでも100人、名前だけ挙がっているウィッチまで含めると250人を超える大所帯となってきている訳ですよ(笑)。作品群は同一世界の1939~1945年を描いている訳ですので、その方式で年表を紀元前から現代まで伸ばしてしまえば、もう無限に遊べそうな気がしますね。

萌えミリの流れと、スト魔女全体の流れの中で遂に始動する『ブレイブウィッチーズ』。
前々からの話通り、第502統合戦闘航空団の物語になるようであります。時間軸はアニメの『1期』と『』の間のお話になる模様。
どんな物語が紡がれていくのか、今から放送が非常に楽しみでありますね!

・・・楽しみなのは良いんですが、2016年放送予定って大丈夫なのか!?
そんなに焦らなくていいから! じっくり制作期間を持たせて良いんですよ!
俺達はまだまだ待てるから!(KADOKAWAに飼い慣らされたされた狗


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世界観の掘り下げ、そしてその先へ……。『ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow』総括
第二次大戦メカ(をモチーフにした)作品のヒットに関するよしなごと
メカ少女のこれまでと『ガールズ&パンツァー』と第二次大戦メカの展望
轟く重低音! 吹き飛ぶパンツァー! 破壊される大洗町! 戦車道、ここに極まれり! 『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『戦姫絶唱シンフォギア』とはッ!!

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2016/03/01 19:18|アニメ関連雑記TB:0CM:0

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