管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

管理人について

飛翔掘削

Author:飛翔掘削
冴えない漫画描き。
「人生は楽しみながら」をモットーに、日々思ったことなんかを記していければと思っております。
色々観たり読んだりしますが、主食は特撮怪獣映画。
最近は、漫画と特撮映画と『ストライクウィッチーズ』があれば生きていけそうな気がしています。
2015年1月、人生初の商業漫画が出ました。

更新頻度が低下しておりますが、最低週一回は更新していく予定です。していきたい。
また、最新記事だけでなく過去の記事にも気軽にコメントしていただけたら幸いだと思っております。

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超力合体ッ! 

ネタはあれどブログを更新する時間が思うように取れないので、ラクガキを貼るという恒例のスーパーお茶濁しタイムです!

超力合体!
東映の巨大特撮感が出せれば良いのですがッ!

現在ニコニコ動画にて公式配信中でもある、『超力戦隊オーレンジャー』に登場する、スカイフェニックス・グランタウラス・ダッシュレオン・ドグランダー・モアローダーの5つのメカが合体して誕生するオーレンジャーの専用巨大ロボ・オーレンジャーロボであります。
オーレンジャー』はスーパー戦隊シリーズの20周年記念作品として制作された作品でありまして、やたらロボやらメカやらがバンバン登場する作品でありまして、当時のお父さんお母さん方の財布を悩ませた罪深い作品でもありました(笑)。総売上151億円は、伊達では無い。
オーレンジャーロボはまさにその先鋒を切った1号ロボでありまして、ヘッドを交換する事によって5つの能力の変化、更に2号ロボのレッドパンチャーと超砲撃合体することによってバスターオーレンジャーロボにもなります。専用曲は渡辺宙明先生作曲で速水けんたろうお兄さんが唄う「超力合体!! オーレンジャーロボ」だ!(でも劇中ではあらゆる意味で専ら「虹色クリスタルスカイ」の印象が強い。
世代的なものもあり、歴代の戦隊ロボの中で管理人が一番好きなロボであります。胸にライオンがついてるロボって、良いですよね!
そういう訳で、ニコニコ動画での配信では今週からオーレンジャーロボ登場編に入るという事で描いたのでありました。

最近は専ら、休日や余暇の時間は家に引きこもってお絵描きばかりしているような気がします。
飛翔掘削さんが描いていない筈の絵や、当ブログではまだ詳しく書けない(或いは、永久に詳しく書けない)アレやコレやを含めると、この三週間くらいで40枚くらい描いているんじゃないっすかね。こんなことになるんであれば、もっと時間のある大学生の頃に絵の練習をしておけば良かった・・・等と後悔しても今更遅く。
簡単なモノなら塗り含めて3時間くらいで描けるようになってきましたが、いつもブログに貼っているヴァラガロンちゃんの絵みたいなヤツは塗り含めて最低でも6時間はかかりますかね。線画だけなら1時間弱(まぁ、モノにもよりますが。)、モノクロならば1時間半~2時間くらいでしょうか。
もっと早く、もっと上手く、描けるようになりたいところであります。


【関連動画】


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2015/03/29 00:25|落描き的なアレTB:0CM:0

「擬人化」とはなんぞや 

つい先日の話であります。
職場の先輩殿(※非アニメ・特撮ファン)と昼休みにコンビニに行く事になったのでありますが、そのコンビニにて、クリアファイルが出ているという事でアニメ版『艦これ』ののぼりが掲揚されておりました。それを見て、先輩殿がぽつりと一言。
えっ、『艦これ』って女の子なの? てっきり「艦隊これくしょん」だから軍艦を集めるアニメなんだと思ってた・・・
先輩殿。間違っちゃいません。原作は軍艦を集めるゲームです。ただし、女の子に擬人化された軍艦ですがね!
・・・などとドヤ顔で解説しだしたりはせず、
まぁ、最近は色々と擬人化される世の中ですからねぇ
と、相槌を打ったのですが、ここで先輩殿が一言。
・・・「擬人化」って、ナニ?
しまった! 管理人は地雷を踏んでしまったようだ!
まぁ、その場は適当に流したのでありますが、しかしながら、擬人化。これだけ広くサブカル界隈が開けた感のある昨今でありますので、「擬人化」くらいは周知されているとばかり思っておりましたが、案外そうでも無いようでありますなぁ・・・。よく考えてみると擬人化というジャンルは一般的なジャンルに見えて、しかしその実「女の子に擬人化させる」という文化は、サブカルに精通している人でなければちょっと理解出来ない案件だったりするのかも知れません。
と、いう事で、本日は「擬人化とは何ぞや」という事について、非オタの人にも分かりやすいように書いてみようかと思うところであります。
・・・このブログを非オタの人がどれだけ読みに来るかは知りませんが、個人的な再認識という事も兼ねてという事でッ!

擬人化。
一般的には、読んで字のごとく「人間以外のモノを人物(=キャラクター)として人格を与える」事を「擬人化」と言います。
まぁ、コレに当てはまる例は色々とありますが、「擬人化」の最たるものは、「」と言う事ができるかと思います。世の中の様々な事象は全て「」の行動によるものである、と考える事により、事象に性格というか、人格を持たせた訳であります。台風や地震といった自然災害から、生物の誕生や死、場合によっては人の出会いや別れなんかも、神様の行動に基づくものであるとされておった訳であります。昨今何かと話題の「妖怪」なんかもその系統のひとつでありますね。我々人類は、科学が発展する以前は事象に人格を持たせる事によって、その事象に対する理解を深めていたのでございます。
そして、大元は事象であっても「」としての人格が与えられると、それに付随した物語が誕生するものなんですよね。面白いことに、どんな宗教にも「神話」と呼ばれるような神様達の物語が存在している訳でありまして、人間の想像力の力というのはどこの世界でも同じなのだなぁと思わざるを得ません。
しかしながらまぁ、色々な神話なんかを読み解いていくと、妙に人間臭い神様とか、「あんた神様なんだからもっと上手く立ち回れんのか!?」と突っ込みたくなるような神様も存在しており、「デカい事出来るだけで実は大した事無いんじゃ・・・」と、不敬な事を考えてしまったりもしますかね(笑)。それもまぁ、人が創った物語だからこそという事なんですけれども。
・・・なんか擬人化について遡って考えると宗教とか神様といったエラく神妙な話になってしまいましたが、「擬人化」の根本的な部分はアニミズム※端的に言えば、全てのモノゴトに魂が宿る、という考え方の事です。)なんですよね。それは神話も現代サブカルに於ける擬人化も同じな訳でありまして。

さて、昔話などに於いても「擬人化」は盛んに行われておりまして、『桃太郎』、『浦島太郎』、『舌切り雀』等々に於いては、動物が人語を話したりするなどの「擬人化表現」が為されております。また、絵画として描かれた擬人化モノで有名なのは、やはり日本最古の漫画「鳥獣戯画」や、「百鬼夜行絵巻」でありましょう。
日本の動物擬人化の最古の例は、恐らく古事記に登場する因幡の白兎でしょうね。やっぱり神話です。
管理人としては擬人化昔話では、『さるかに合戦』が最も印象深いですね。この物語では猿と蟹といった動物だけでは無く、栗や臼、そして牛糞までもが擬人化されて登場する訳であります。牛の糞を擬人化て! なんともはや。
勿論、海外の童話や民話なんかにも動物が擬人化されて表現されており、これは全世界的なモノであると言えます。子供が読むお伽草子や童話として、擬人化された動物というのは、分かりやすさとキャッチーさ、そして、生々しさの回避という三点から採用されているのでしょうね。
時代的には近代の話になりますが、実際問題として、第二次大戦中に戦意高揚の為のプロパガンダ映画の一環として、子供向けに、擬人化された動物による戦闘を描いたアニメ映画が日米で上映された歴史もある訳でありまして、そこに擬人化された動物をキャラクターとして据えていたのは、まさに「分かりやすさとキャッチーさ、生々しさの回避」という三点が理由でしょう。
現代に於いても「ご当地キャラクター」として分かりやすさ・キャッチーさを念頭に(中にはどう見てもそうじゃない、というキャラクターも居ますが。)様々なマスコットキャラクター達が作られておりますが、これらもまた地域であったり特産品であったりの擬人化と言える訳で、実際にどの程度の経済効果があるのかはともかくとして、擬人化の利点が地域や特産品のPRに活用されているというのは、特筆するべき点なのかも知れません。

また、歴史の中では国が擬人化され、その擬人化された人物が国の象徴とされる、という事もしばし起こりました。その国に対するイメージの統一化や国威発揚といった事が目的と言う事が出来るのですが、各国それぞれの擬人化された人物を見てみるとその国が「こうなりたい!」という事が明確に示されており、どういった考え方の下で国を動かしたいのかが一目瞭然だったりもしてなかなか面白かったりもしますね。
一方で風刺画として国が擬人化される事もよくある訳ですが、こちらは、その国がどう見られているのかが一目瞭然となる場合が多く、それもまた面白かったりする訳であります。
方向性の違いはあれど、両者とも「特徴を捉える」という事に重きを置いた擬人化と言え、先述の「」や「動物の擬人化」とはまた違った方向での擬人化と言えるでしょう。
また、現代に於いては、国を擬人化させた人物達の悲喜交々を描いた『Axis Powers ヘタリア』という漫画もあり、数年前では一部界隈で一大ムーブメントになったりしました。
・・・と、ここで漸く現代サブカルに於ける擬人化に、話が繋がる訳でございます(笑)。いやはや、管理人もまさかここまで前置きが長くなるとは思いませんでした。

日本に於いては、「米の一粒には七柱の神様が宿っている」という言葉がある程度には神様が存在しており、我が国は「アニミズム大国」であると言っても過言ではありません。先述の「ご当地キャラクター」の例もありますし(笑)。
そういった思想が我々の根底にある為か、擬人化キャラクターは実に多岐に渡って存在しており、既に「事象の擬人化」である筈の神様や妖怪の擬人化は勿論、兵器や武具、鉄道やパソコンOS、株に為替、筆記用具に家具、果ては思想(下記【関連商品】参照)や曜日(こちら参照といった無形のモノまでもが擬人化されるという非常に混沌とした様相を呈しておる訳であります。
で、まぁ、そういった擬人化なんですけれども、妖怪変化のような姿形よりも、やっぱり可愛い女の子だったりイケメンのお兄さんだったりした方が良いじゃないっすか、ビジュアル的に言えば。
管理人だって、日曜の翌日には屈強な筋骨隆々なおっさんの月曜日さんが来るよりも、勝気なお姉さんな月曜日さんに来て欲しいですもん(何の話か)!
そういう理由で、現代のサブカル界隈に於ける擬人化キャラクターは可愛い女の子だったりイケメンなお兄さんだったりする訳であります。男性向けなら可愛い女の子、女性向けならイケメンなお兄さんないしショタっ子。そういう住み分けが為されておるんです。
いや、中には「私はオッサンが良いんだッ!」という方もいらっしゃるとは思いますけど! あと、「俺はショタっ子でもいけるぞ!」っていう男性諸氏とか!
そういった需要に応えるような擬人化も、当然存在していますし、なかなかどうして擬人化界隈は、奥が深いものであります。


擬人化の例
原典
この右側の甲殻怪獣を・・・

擬人化
こうじゃ!
・・・えっ、サイズは人間大で良い? 知らんなぁ!



さて、現代サブカル界隈に於ける擬人化に於いては「原典となったモノの特徴を捉える」という事が最重要視される訳であります。単なる「コスプレ」と「擬人化」の違いは、その描かれたキャラクターの外見や衣装だけではなく、性格や精神性も深く原典から反映されている事が望ましいとされております。

例えば、冒頭でも取り上げました、いま人気の「艦これ」。コレは、第二次大戦時に活躍した軍艦を女の子に擬人化させたモノでありますが、軍艦の擬人化体である「艦むす」には、史実に於ける軍艦の艦歴や戦没といった経緯が広く反映されたキャラクター付けが為されており、更には艦むすには史実で辿った運命の記憶がある、という設定になっております。なので「艦これ」には「史実の運命を乗り越える」という事がひとつのテーマになっておる訳なのでありますが、この部分が、「艦これ」の擬人化要素の最たるものである訳なんですね。
また、「艦これ」は、何故女の子なのか、という事にも明確な答えを出している珍しい作品のひとつでもあります。勿論、「そっちの方が可愛いから」というのもあるんですけどね。
日本に於いて古来、船というモノは男性であるとされてきました。船に「ナントカ丸」と命名するのは、その名残だったりする訳です。因みに、「」というのは、平安時代に於いて貴族の名であった「麻呂」が転じて「」になったとされております(諸説ありますが)。
しかしながら英語圏に於いては、古来より船は女性であるとされてきました。何故女性なのかというのには諸説あってハッキリはしないのですが、兎に角日本も、文明開化の頃に西洋から学んでいく過程で、「船舶を女性になぞらえる」という文化を吸収していった訳であります。
ですので当然「軍艦も女性である」という事になるので、艦むすは女の子になって然るべきである、という事なんですね。
しかしながら、性別の違いはあれどフネに性別を与えるというのもアニミズム溢れるお話ではありますが、それを更に擬人化させた「艦これ」は、アニミズムの塊みたいな存在であると言う事が出来ますなぁ。やっぱりアニメ版も原典通りの艦の全長=身長にした巨大な艦むすの活躍を描いたアニミズム溢れる作品にすれば良かったんだよ!

さて、近年のサブカル界隈に於ける様々なモノゴトを女の子に擬人化させる、いわゆる「萌え擬人化」が行われるようになったのは、1980年代であるとされております。
発祥は定かでは無いのですが、どうやら、『ガンダムシリーズ』のMSを擬人化したいわゆる「MS少女」等というモノや、第二次大戦中の戦車や戦闘機、戦闘艦艇を女の子に擬人化させたアニメファンによる同人活動にその源流があるようであります。
メカが女の子になったら最高じゃねえか!」という、実にわかりやすいオタク的な発想によって萌え擬人化の流れが生まれたんすなぁ。
そこから波及して様々な萌え擬人化の流れを汲んだ同人作品が生まれ、時としては萌え擬人化の商業作品も出てくるに至り、単に擬人化体は女の子だけではなく、女性向けの作品にもそのフォーマットが持ち込まれていく事となっていった訳でございます。
そういった30年超の萌え擬人化の歴史がまた再び「艦これ」という、第2次大戦期の兵器の擬人化として大ヒットするというのは、先祖返りというか、なかなかに感慨深いものがあるような気もしますね。

00年代に入るまでは「萌え擬人化」は、概ね同人作品で細々と行われていた訳でありますが、備長炭の萌え擬人化を行った『びんちょうタン』のヒットを皮切りに、商業作品でも萌え擬人化をやろうぜ、という向きになっていったと言えます。
最近では東映がマジンガーZやゲッターロボといった往年のスーパーロボット達を擬人化させた『ロボットガールズ』という作品を展開したり、円谷プロが『ウルトラシリーズ』に登場したウルトラ怪獣達を女の子に擬人化させる「ウルトラ怪獣擬人化計画」を各媒体で展開したりと、「原典」を擁する制作会社が続々と版権元である強みを活かした萌え擬人化作品を展開していっておる訳です。
また、珍しいところでは政府やら地方自治体、或いは企業が推進するご当地キャラクターに混じって「ご当地萌えキャラ」なるモノが創られたりもしておりまして、中には特産品を萌えキャラ化させた地方自治体や、お米なんかを萌えキャラにさせる農協なんかも出現してきていたりもします。
全体的にヒットしているのかどうかはちょっと怪しいところがあるようにも思いますが、兎にも角にもサブカル界隈は現在、一大擬人化ブームである、と言う事が出来るのではないでしょうか。

・・・と、いった感じで、「擬人化とは何ぞや」という事で書いてみた訳でりますが、いかがでしたでしょうか。
管理人も自作の漫画に登場する怪獣を擬人化させる程度には擬人化モノが好きでありますので、擬人化ブームがきているのは喜ばしい事であると思います。
まぁ、ウチのブログにどの程度影響力があるかは知らんですが、当記事を通して、少しでも擬人化についての理解が深まれば幸いでありますかね!

・・・他にも、歴史上の人物を萌えキャラ化させる「萌え女体化」などというジャンルもあり(管理人も好きな『ストライクウィッチーズ』も、第2次大戦期のエースパイロットの女性化、という側面もありますし。)、それはそれでまた一大ジャンルであり、萌え擬人化の考え方が色濃く出ているモノだったりもするのでありますが、飽くまで今回は擬人化一点に絞った記事という事ですので、それらに関しては除外しました。
そういった状況もあり、昨今は「擬人化」と「女体化」が混同されてきているようなきらいがあり、ネットでも「戦国武将の擬人化が~」などという冷静に考えるとちょっとよく分からない書き込みが散見されるなど、ちょっとした混乱も起きてきているみたいであります。個人的には皆極力混同しないで欲しいなぁ、と、思うところなのでありますが、まぁ、混同するなという方が難しい複雑怪奇な状況でありますし(笑)。


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メカ少女のこれまでと『ガールズ&パンツァー』と第二次大戦メカの展望
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2015/03/20 08:02|混沌雑記TB:0CM:4

特撮博物館・熊本展をより愉しむために! 

なんだかんだしている間に早くも3月も中盤に差し掛かってまいりましたが、皆様に於かれましてはいかがお過ごしでありましょうか? 最近管理人はアニメを観たり特撮を観たり画力向上を祈ってお絵描きしたりする毎日を過ごしており、ある意味では非常に充実した日々を送っております。近いうちに漫画なんかも描きたいですし・・・。
さて、3月中盤。熊本市現代美術館にて執り行われる「特撮博物館 熊本展」の開催まで、1ヶ月を切りました。2012年の夏に幸運にも特撮博物館の東京展に行けた管理人ではございますが、貧乏だった学生時代と違い、ある程度金銭的にも余裕が出てきた今、後はスケジュールの問題ではあるのですが、今度の熊本展は日帰りでも行けるという事で、是非とも行きたいと考えておる訳であります。
そこで本日は、「【特撮博物館 熊本展】をより愉しむには!」という事について、2012年の東京展での体験を踏まえた上で、書いてみたいと思います。九州にお住まいの特撮好きの皆様や、「特撮博物館 熊本展」に行ってみようかなと考えている方の参考になれば、と、思う次第であります。

さてさて、この「館長庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」、一体どのような催しなのか?
端的に言えば、
1954年公開の特撮怪獣映画『ゴジラ』にはじまる、
日本の様々な映画やTVドラマ等の映像作品に使用されたミニチュア・プロップを展示し、
同時に特撮技術の解説を行い、広く特撮に対しての理解を深めてもらう事を目的とした大展示会である。

と、する事が出来るのではないかと思います。
まぁ、もっと深く言えば、3DCGをはじめとしたVFX(視覚効果)の台頭により使用される機会も少なくなり、喪われつつもある日本のSFX(特殊効果)のミニチュアや技術を後世に伝承する「特撮博物館」の常設化を最終目標とした最初の足がかり、というモノだったりするんですけれども。
因みに、「特撮とはなんぞや?」という話につきましては、当ブログのこの記事を参照して頂ければ幸いであります。

【SFX】特撮・特撮技術についてのお話【CG】 怪獣の溜息

さて、「特撮博物館」の展示に関しては、もうそれは膨大な数のミニチュア・プロップが展示されておりまして、1950年代のものから2010年代の最新作まで、古今東西様々な「特殊撮影」が用いられた作品のミニチュアやプロップ、着ぐるみの展示が為されております。中には撮影可能な展示や、実際のミニチュアセットの中を歩き回れるような体験型の展示もあり、更にはこの「特撮博物館」の為だけに創られた短編特撮映画『巨神兵東京に現わる』の展示上映も行われている訳であります。
こういった様々な展示は、特撮技術や特撮作品についての知識が一切無くても十二分に愉しめるようにされております。特に知識を持たない、真っ白な状態で来ても全くもって大丈夫であります。「特撮」について知ってもらうというのが、この「特撮博物館」の最大の目的なのですからね!
入場料とは別に500円を払う事で声優の清川元夢さん(特撮的には、ウルトラマンキングや『ゴレンジャー』の怪人・青すじ仮面などの声優さんです。)のナレーションによる、特撮スタッフのインタビュー等も盛り込まれた、音声解説の端末をレンタルする事が出来ます。特撮ファンは勿論、非特撮ファンが聴いても大満足出来る内容であると思います。あの内容で500円というのは本当に安いと思います。入場料も、展示内容を鑑みると恐ろしく安いと思いますが(笑)。
・・・ただ、コレを全部聞きながら会場内を回ろうとすると結構時間がかかりますので、時間との相談、という事になる場合があるかも知れません。
尚、この端末は電話みたいな感じで耳に充てながら聴くタイプなので、長時間持つと腕が疲れます(笑)。
イヤホン用の端子も付いていますので、より良い環境で音声解説を堪能したいのであれば、イヤホンないしヘッドホンを持参した方が良いかと思います。

勿論、特撮の知識があればより愉しめる訳でありますので、多くの特撮を観たり、特撮技術に対しての知識を持っていたり、特撮スタッフに関する知識を持っていれば、それだけ愉しめるポイントも増える訳であります。
管理人は、「嗚呼ッ! コレはあの海底軍艦ッ!!」とか「むむむむッ! コレは、複葉機と激しいデットヒートを繰り広げた蒸気機関車ッ!!」といった、作品で印象深いシーンで登場したりメインメカとなっていたミニチュアが展示されているのは勿論素晴らしい事でありますが、そこから更に踏み込んで「うおおお! コレはあの映画で怪獣に巻き付かれていたモノレールじゃねぇか!」」とか「むおおおッ! こいつは南極基地を建設していたブルドーザー!!」といった、作中では一瞬だけしか画面に映らないようなミニチュアも展示されているというのが、この「特撮博物館」の真に素晴らしいところであると思います。自分が生まれていない時代の、更には両親でさえ生まれていないような時代の映画で使用されたミニチュアが目の前に確かに存在しているという感動! 管理人のような平成生まれの世代としてはそういった感動が主軸になる訳ではありますが、上の世代の特撮ファンの方だとまた違った感動を持たれる事になるのでしょうね。
しかしながら、これはある意味では、ドラマや映画、アニメの舞台となった場所に実際に行く「聖地巡礼」に近い感覚であると思います。
管理人のような、怪獣映画からSF映画から戦争映画から時代劇からスーパーヒーロー作品まで、兎に角「特撮」が使われているのであれば何でも好物という特撮狂にとって「特撮博物館」は、まさに桃源郷でありました。永遠にこの博物館に住んでいたいっす(笑)。

管理人が個人的に「おおッ!」となったのは、『ゴジラ(1954及び1984』、『キングコング対ゴジラ』、『モスラ』、『三大怪獣 地球最大の決戦』、『怪獣総進撃』、『ゴジラ対メガロ』、『メカゴジラの逆襲』、『ゴジラVSビオランテ』、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』、『大魔神三部作』、『平成ガメラ三部作』、『地球防衛軍』、『妖星ゴラス』、『海底軍艦』、『緯度0大作戦』、『宇宙大戦争』、『世界大戦争』、『惑星大戦争』、『日本沈没(新旧映画・TV版』、『ハワイ・ミッドウェー大海空戦 太平洋の嵐』、『青島要塞爆撃命令』、『日本海大海戦』、『連合艦隊』、『零戦燃ゆ』、『ローレライ』、『ウルトラマン』、『帰ってきたウルトラマン』、『ウルトラマンタロウ』、『ウルトラマン80』、『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』、『マイティジャック』、『シルバー仮面』といった作品で使用されたミニチュアやプロップに着ぐるみ、デザイン画の展示でありました。
・・・エラく長々と作品を挙げちゃいましたが、しかし、上記の作品のうち1作品だけでも観ておくだけでも、「ああ! これはあの作品のミニチュアなんだ!」という感動が味わえますので、「特撮博物館」に行く前に観てみる、というのも良いのでは無いでしょうか?(布教
・・・まぁ、レンタル店に置いていないような作品も少なくは無いのですが(笑)。

また、観れる人は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の映像ソフトに収録されている『巨神兵東京に現わる 劇場版』を観てから「特撮博物館」に行く事をオススメ致します。
特撮博物館」では、『巨神兵東京に現わる』の展示上映と共に、メイキングの映像展示も行われている訳でありますので、あらかじめ「どうやってこの映像を撮ったのだろう?」という事を考えておいてからメイキングを見て答え合わせをする、という愉しみ方が出来るのではないかと思います。こういうのは、映像ソフトが出たからこその愉しみでありますよね。
また、『劇場版』の方は劇場用に3DCGを足したり、細部の台詞が異なったりしているので、それを観比べてみるというのもアリだと思います。

そして、『巨神兵東京に現わる』と双璧をなすもうひとつの展示の目玉は、「特撮ステージ」であります。

撮影可能な特撮ステージ!

もう気分は怪獣、或いは巨大ヒーローです! 思う存分ミニチュアステージを堪能しちゃってください!
因みにこの特撮ステージのミニチュアも、過去、様々な作品の特撮に使用されていたモノであります。よく見たら台座に製造年が書かれていたり、「×メガギラス」等とどの作品の為に製造されたのかというのが分かったり分からなかったりします(笑)。
建物のミニチュアは、基本的に他の作品に流用されたりレンタルしたりする事が可能(まぁ、建物に限った話では無いのですが、一番流用されやすいのはやはり建物のミニチュアなのだそうです。)な為、ゴジラ映画の為に製造され、ウルトラマンに流用され、戦隊の為にレンタルに出され、改修された後に再びゴジラ映画で使われ・・・みたいな、流浪の旅を続けるミニチュアも存在するそうなので(それこそ、『巨神兵東京に現わる』の建物のミニチュアが、殆どが他作品からの流用でありますし。)、そういった旅するミニチュアがこうやって巡り巡ってこの撮影可能ブースに組まれたのだなぁ、等と思いを馳せるのも悪くないのではなかろうかと思います。

そして、全ての展示を見終わると、そこは物品販売会場となっています! なんとも商売上手であります。
これまで数時間かけて見てきたミニチュアが実際に活躍している映像ソフトは勿論、特撮の技法本やスタッフ本、怪獣・怪人図鑑にフィギュアにソフビ等々、本気で財布を喰らい尽くしそうな勢いで物品が並べられておるのであります・・・ッ!! 東京展では管理人も誘惑に負けて、高いけど安いモノを買っちゃったりしましたし・・・。
まぁ、熊本展ではどうなるかは分かりませんが、特撮ファンであればそれ相応の覚悟をしておかなければならないかもしれません(笑)。

因みに、今回の「特撮博物館」では・・・

東映特撮も入って欲しかった……!

なので、スーパー戦隊や仮面ライダー、メタルヒーローに石ノ森ヒーローなど、各東映特撮ヒーローのファンの方は、「特撮」という事で期待すると、大変な肩透かしを喰らってしまうので、注意が必要であります。かく言う管理人もその1人でありました。
あれっ、ピー・プロとか宣弘社の特撮ヒーローまで展示されているのに、東映ヒーローだけ一切展示されていない!?
庵野監督も東映特撮ヒーローのブースをやりたかったようなのですが、諸々の事情によってでどうやら駄目だったようです。物品販売のブースに東映特撮関連の商品が沢山並べられていましたし、庵野監督以下「特撮博物館」スタッフの私物と思われる最後のコーナーで展示されていた大量のオモチャの中にはライダーやバロム1、キカイダーも含まれていましたし・・・。
現行の作品で、ミニチュアや着ぐるみをいちばん活用して作品を撮っているのって、東映ですので、是非とも東映も「特撮博物館」にミニチュアやスーツを出展して欲しかったなぁ、と、思うところであります。
また、東映は戦隊やライダーだけで無く、近年の戦争映画でもミニチュアをVFXの合成素材として作成制作していたりしますし、古くはSF冒険映画やパニック映画は勿論、一部の任侠映画なんかでもミニチュアを使用した特撮を展開していた東映でありますので、その点からも不参加というのが惜しまれます。『新幹線大爆破』のミニチュアとか、もう残ってたりしないんですかね・・・。
まぁ、『巨神兵東京に現わる』の制作が東映特撮の多くで特撮を手がけている「特撮研究所」であるという事で良しと・・・すれば良いのかなぁ?

と、いった感じで、「特撮博物館 熊本展」をより愉しむには、という事で書いてまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
当記事が何かの参考になれば、幸いであります。
開幕まであと1ヶ月弱! 管理人も非常に愉しみであります!


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【館長】特撮博物館、行ってまいりました!【庵野秀明】
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