管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

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飛翔掘削

Author:飛翔掘削
別名義で漫画描いてる人です。
色々観たり読んだりしますが、怪獣映画が一番好きなジャンルです。
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巨大ロボットアニメについてのお話 

現在に於いては怪獣氷河期でありまして、年に一度の怪獣映画!・・・なんてやっていない訳であります。そんな感じでありますので、怪獣作品が主食である管理人などは、デアゴスティーニから出ている「東宝特撮映画DVDコレクション」や、たまに特定の雑誌で組まれる怪獣特集やムック、関連書籍等で飢えを凌いでおる次第であります。
一方、これまた冬の時代であると言われているジャンルが、アニメ界には存在します。それは「巨大ロボットアニメ」と呼ばれるジャンル。『鉄人28号』以降、数多の巨大ロボット達がブラウン管狭しと暴れまわった訳でありますが、その絶対数は00年代後半から減少していっておりまして、今期に於いては巨大ロボットアニメというものは1作品も放送していないという事態となっております。
・・・まぁ、辛うじて『ダンボール戦機』が強化ダンボールの中で疑似巨大戦を繰り広げてくれている訳ですが(巨大ロボも出てきそうな雰囲気はしとりますので、今後に期待、でしょうかね(笑)。)・・・。
と、いう事でございまして、本日は、何故、巨大ロボット作品が冬の時代を迎えるようになってしまったのか?という事について、少し考えてみたいと思います。

・・・まぁ、簡単に言えば玩具会社が「ロボットは売れない」と判断しているからというのが一番大きいんでしょうけどね。ロボットアニメというモノはスポンサーであるオモチャ会社の出資無しでは出来上がらん訳ですよ。ロボットアニメのスポンサーがターゲットにするのは、大体小学校低学年~小学校高学年の男児であります。
しかし今の子供はロボットよりもカードゲームやTVゲームに御執着。アニメのロボットなんかには目もくれない、という現状があるのは紛れもない事実であると言わざるを得ませんね。
中には、「ただ観る(受け身になる)だけのアニメよりも、自分が介入できるゲームの方が面白い」という意見を持つ子供も居るそうです。いやはや、そういうふうに考える子供も居るんですなぁ・・・。
しかし、ここで考えるべきは何故子供がカードやゲームに夢中になり、ロボットに興味を示さなくなったのか?という点であります。よくよく考えなくとも、本来であれば子供がロボットアニメを観ていた訳でありますので、「子供がロボットに興味を示さなくなった理由」というモノがある筈なんですよ。いくら時代が進んだからと言って、子供の嗜好というものが変わるとは考えにくいですもんね。実際、カードゲームやTVゲームの内容をよく見ると、ロボット型のモンスターやらキャラクターというものは結構存在しているんですよね。
そう考えると、ロボットという存在そのものは子供達の中に息づいていると言えるでしょう。問題はそれをアニメに移行させる事が出来るかどうか、なのですが・・・。
根本的な問題として、玩具会社は「ロボットは売れない」と判断している以上、どうする事も出来ないんですよね。この壁がある限り、事実上巨大ロボットアニメの復権というモノは成し得る事が出来ないと言わざるを得ません。
しかし、ここでロボットアニメの歴史を見てみると、復権についてのヒントが隠されている訳ですよ。

まず最初に、巨大ロボットアニメ黎明期とも呼べる時代。『鉄人28号』に始まり、『マジンガーZ』、『ゲッターロボ』等々、様々な巨大ロボットアニメが誕生していった訳です。
そうして、『宇宙戦艦ヤマト』や『スターウォーズ』等の影響を受けたSFブームの流れで『機動戦士ガンダム』が誕生。以降、いわゆる「リアルロボットアニメ」を主眼とするリアルロボットブームが起きる訳ですな(よくリアルロボットアニメの始祖的な感じで『ガンダム』が槍玉に挙げられる訳ですが、重厚なストーリーという点に於いてはそれまでのスーパーロボットアニメにその源流が見られる訳でして、結果SFブームとの兼ね合いでリアルロボットアニメとして昇華されただけである、という印象を持ちますけどね)。
このリアルロボットブームで80年代は『装甲騎兵ボトムズ』や『超時空要塞マクロス』、『太陽の牙ダグラム』といった作品群が誕生する訳ですが、そのブームと同時に巨大ロボットアニメはハイターゲット化していったんですよね。そのままでは本来の消費者であった子供達は、ロボットアニメから離れて行ってしまう訳ですよ。
しかし、この時代は『SDガンダム』もブームとなっていた時代なんですよね。また、雑誌掲載と模型玩具で成功を見た『ゾイド』なんて存在もあった訳であります。このあたりが子供達とロボットを繋ぎとめていたのではないかと管理人は思うのですが、さてさて。
因みにリアルロボットブームの要因としては、やはり70年代の巨大ロボット黎明期にロボットアニメ作品を観て育った層が80年代のリアルロボットアニメを支持した、という流れで考える事が出来ると思います。やはり下地無しでリアルロボットブームは無し得なかったと思いますよ。
そんな訳で90年代。管理人の生まれた頃からはまた子供をターゲットに据えたロボットアニメが多く始まる訳ですね。『勇者シリーズ』に『エルドランシリーズ』、『魔神英雄伝ワタル』等、管理人も観ていた作品群の誕生でありますよ。これで「子供の為のロボットアニメ」が復権したと言えるでしょう。
しかしまぁこの復権は制作側とスポンサー側の意見が一致したからこそ成し得た復権であるとも言えまして、そういった作品群がこの時期に数作出てきてくれたのはある意味奇跡のようなものであったと思いますね。
で、95年、『新世紀エヴァンゲリオン』が登場。同作の成功に業界は「玩具を売る」という考えから「ソフトを売る」という考えにチェンジしていくんですね。そうして、現在も続く深夜枠アニメ台頭の時代へととなっていく訳でありますな。
この深夜アニメの台頭というのが曲者でございまして、状況としては80年代のリアルロボットブームとよく似ているんですな。しかし、そのリアルロボットブームと異なるのは、『SDガンダム』や『ゾイド』に準じる作品が無いという点であります。そういう「下地」が無ければこの先巨大ロボットアニメが復権できるかどうか、という事が危くなってくるように感じるのですよ。
・・・数字だけ見ると、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズや、『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズなんかのソフトが売れていたりする訳で、「まだまだロボットアニメも安泰じゃないか」と言えなくもないような気がしますが、実際はそれらの作品というのはハイターゲット狙いなんですよね。本来の子供に向けた売りの戦略では無い、と。

・・・まぁ、このように簡単にロボットアニメについての歴史を独断と偏見で纏めてみた訳ですが、これを見ると何が問題なのか?というのがよく分かりますね。
要は、「子供が巨大ロボットアニメに興味を持てる下地が現在に於いては無い」という事なんですよ。当然、下地が無いんだから「ロボットは売れない」訳です。
90年代後半以降の深夜アニメの台頭によって、アニメ業界がすっかりオタク志向になってしまった事が原因ですな。オタク向けに走るべきでは無かったとは言いませんが、一番大切な部分が疎かになってしまっては元も子もありません。
じゃあ寧ろ子供を無視してオタク向け一本に絞ったらどうだ?」という意見もあろうとは思いますが、「将来オタクになる」のは紛れもなく「今の子供」な訳でありまして、彼らに巨大ロボットアニメを伝えなければ巨大ロボットアニメへの需要は無くなり、やがては巨大ロボットアニメというジャンルそのものが消滅してしまうのではないかと、管理人は危惧しておる訳であります。

やはり今からでも、純粋な子供をメインターゲットに据えたスーパーロボット作品を増やすべきだと思うんですよ。新しい巨大ロボットアニメファン(子供)を獲得せねば、巨大ロボットアニメというジャンルはこのまま消え去ってしまう。それは嫌だと管理人は思うのでありますが、どうでしょうか。
巨大ロボットアニメを怪獣映画のように「氷河期」に突入させたく無いんですけどねぇ・・・。

因みに、クリエイター側の視点に立って考えてみると、また別の問題が発生してしまうんでうよね。早い話が、「ネタ切れ」です。
玩具メーカーと提携を組んで作品を創る以上、イロイロと制約が出て来る訳なんですね。そう考えると、制約の中で限られた内容をやろうとすると、どこかしら何かの作品の二番煎じ三番煎じとなってしまう訳です。
また、リアルロボットにしても80年代のリアルロボットブームで大体の事はやってしまった訳で・・・。やれる事がもう無いとも言えるんですよね。
そんな現状では制作側のモチベーションが上がらないというのも、一理あると思います。
また、この10年強でロボットを動かせるアニメーターが少なくなったとも聞きます。そうすればやはり、3DCGに頼らざるを得ないのかなぁ、等と思ってみたり。
それでも何とか、巨大ロボットアニメというジャンルを消滅させないで欲しいと思う次第でありますよ。


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ロボット=ガンダムかぁ・・・。
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雑談系サブカルラジオ『タイトル未定』 第08回放送

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2011/05/15 09:45|アニメ関連雑記TB:0CM:7

漫画『暗黒戦士ナイトボーグ』 

と、いう事でありまして、『暗黒戦士ナイトボーグ』のお披露目でございます。
いやはやこの作品、構想から完成までに実質1年もかかってしまいました・・・。その間に『悪の凡才が時に野心を抱き~戦斗員奮闘記~』なるスピンオフが出来たりもしまして(笑)。


今回は全16頁となりました。では、どうぞ!

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2011/05/15 09:43|短編漫画TB:0CM:13

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