管理人が特撮・アニメ・ネット等について書いたり自作の漫画を公開したりする処でございます。或いは、管理人の日々の愚痴等を垂れ流す処。または、画力向上を図る処。もしくは、インターネットラジオの投稿を報告する処。非常に混沌としております。

管理人について

飛翔掘削

Author:飛翔掘削
冴えない漫画描き。
「人生は楽しみながら」をモットーに、日々思ったことなんかを記していければと思っております。
色々観たり読んだりしますが、主食は特撮怪獣映画。
最近は、漫画と特撮映画と『ストライクウィッチーズ』があれば生きていけそうな気がしています。
2015年1月、人生初の商業漫画が出ました。

更新頻度が低下しておりますが、最低週一回は更新していく予定です。していきたい。
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台湾の人気バンド「五月天(MAYDAY)」の楽曲「Life Of Planet」のMVにウルトラマンネオスが登場! 迫力の特撮MVです! ……ところで、何故ネオスなんだ? 

まずはコチラの動画をご覧ください。



この動画は、台湾の人気ロックバンド「五月天(MAYDAY」の「Life Of Planet」という曲のミュージックビデオなのですが、ウルトラマンネオスバルタン星人が戦いを繰り広げるという本格特撮映像になっており、日本の一部界隈でも随分と話題になっております。
どういった経緯でウルトラマンの登場と相成ったのかはちょっと分かりませんが、兎にも角にも特撮パートは本家本元の円谷プロが担当しており、『ウルトラマンX』や『ウルトラマンオーブ』でメイン監督を務めた田口清隆監督が特技監督を務めております。

勿論、歌詞に沿ったMVのストーリー展開や、「平和を守っている筈のウルトラマンが人々から排斥されている」とか、日本のウルトラではやりにくい事を踏み込んでやっているとか、そういうのも多分にあるのですが、管理人が初見時に率直に感じた事は、
ギャー! 現行のウルトラのテレビシリーズでは出来ないような豪華をな事たくさんやってるーッ!!
ってな感じでありますかね(笑)。

映像中ふんだんに挿入されるミニチュアワークによる破壊の表現なんかは、破壊された建物の中から破片や紙等が大量に出てきたり、

ミニチュアワークによる破壊表現も日々進化している訳ですね。
看板が中国語だし、日本では無いので街に電線が張り巡らされていないのにも注目ですね。

アップでなくとも芸の細かい破壊表現

バルタンがネオスのネオマグニウム光線を受けた際に衝撃でバルタンの足元のクルマが吹っ飛んだりするなど、

衝撃で吹っ飛ぶ車

非常にきめ細かい特撮映像となっていると思います。
昨今の3DCGで表現される怪獣による都市破壊を観ても、ビルは膨大な破片をまき散らしながら倒壊するし、コンテナの中から家具や車が出てきたりする訳ですから、ミニチュアワークによる特撮に於いてもそれに肉薄するような表現が、これからは求められていくとも言える訳であります。
今回のMVに於いても、そういった事が色々と意識されている特撮表現なのでしょうね。

その中でも管理人が特に目を引いたのは、ネオスが人々に排斥されて雨の中倒れる、という一連のシーンであります。
表情の変わらないウルトラマンが雨で泣いているように見えるという演出ではあるのですが、雨の特撮シーンですよ!

雨のシーンとか久々に見たぞ

ミニチュアワークを主体としたSFX特撮に於いては、「」というのはスケール感を狂わすひとつの鬼門でもあり、更には大量の水を降らせる故にミニチュアや着ぐるみ等への負担もかかるという事で近年は滅多に使用される事は無い表現ですので、このように「雨の特撮」が見られるのは実に貴重であるという事が出来ると思います。
また、ミニチュアワークとVFXによる実景合成との映像内に於ける世界観の統一も素晴らしかったですね。

本当にウルトラマンが居るような映像

全体的に見るとMVという短い尺の映像でありながらも、カット単位の予算で見ると現行のTVシリーズよりもかなりお金がかかっているのだろうなぁ、という事が分かるとは思うのですが(笑)、これが国内作品では無く海外展開による作品であるという事を思うと、ちょいと複雑でもあり。まぁ、ウルトラファンとしてこういう映像が観れるというのは、幸せな事であるという事には違いありません。
いやぁ、『シン・ゴジラ』みたいなVFX主体の特撮も良いけど、こういうSFXを主体とした特撮は、やっぱり良いっすよね!

……ところで何故このMVに登場しているのが「初代ウルトラマン」ではなく「ウルトラマンネオス」なのか、という話ですが、実のところ現在ウルトラの海外展開は非常にややこしい状況になっている訳であります。
コトの発端は1974年に制作された円谷プロとタイの「チャイヨー・プロダクション」による合作映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』でありまして、この映画が制作された前後で『ウルトラQ』~『ウルトラマンタロウ』の歴代ウルトラ作品及び『ジャンボーグA』の日本国外での展開の使用権をチャイヨープロが持つ、という契約を交わしたという事を90年代にチャイヨー側が主張し、それに対してよりにもよって円谷側が鵜呑みにして契約を認めちゃったせいで、ウルトラの海外展開に於ける権利関係がややこしくなったという経緯がある訳です。
その後、日本やタイ、中国等といったいくつかの国を跨いでウルトラの海外展開の権利をめぐった裁判が行われたりするのですが、その裁判では円谷が勝訴したり敗訴したりしており、国によってウルトラの日本国外での展開権利を持っている会社が異なる、という非常にややこしい事になっているんですよね。で、その裏でバンダイが暗躍して権利関係でバンダイの損失が出ないように立ち回っていたり、チャイヨーが倒産して権利関係を日本の「ユーエム社」なる謎の会社が引き継いだりしており、ウルトラの海外での展開は非常に複雑怪奇な事になっちゃっている訳であります。
興味のある方は諸々ウルトラの権利関係についての書籍等を読んでいただければと思うのですが、色々と見たり読んだりしてもイマイチよく分からないんですよ、この問題は(笑)。

という事で、『ウルトラQ』~『ウルトラマンタロウ』までの6作品に登場するウルトラ戦士及びウルトラ怪獣は上記の通り諸々の事情によって海外には登場出来ない訳でありまして、その結果としてその範疇外に居るウルトラマンネオスに代役が回ってきたと、どうやらそういう話のようです。
以前、海外展開の動画に於いてもネオスが登場していたのですが、恐らくは権利関係のゴタゴタが片付くまで(本当に片付くんですかね?)の当分の間は、初代ウルトラマンの代役はネオスがやっていくんじゃないかなぁと。
思えばネオスは、「21世紀に向けた新時代のウルトラマン」として企画が立ち上げられたは良いが、当初の目標であったTVシリーズにはならずオリジナルビデオ作品として展開、『ウルトラマンコスモス』の放送休止の穴埋めとして何本かが放送されるに留まったという、ウルトラシリーズ全体から見ると比較的マイナーで割と不憫な作品なんですよね。しかし、ここに来てヒューチャリングされる機会が来たという事で、今後のネオスの活躍が期待されるところでありますよ。例え代役であっても、将来的には海外から見たら「ウルトラマン=ネオス」と認識されるようになる日も来るのかも知れませんね。
新時代のウルトラマン」という本懐を果たす時が来たのだ、ネオス!!

なお、「いやいや、バルタン星人が出てるじゃないか!」という話もありますが、「五月天(MAYDAY」の公式HPに掲載されているクレジットをよく見ると「ダークバルタン」名義になっており、理屈の上では「『ウルトラマン』に登場したバルタン星人では無く、『ウルトラマンマックス』に登場したダークバルタン」という扱いになるようで、権利関係的にはクリアされるようです。

「ダークバルタン」扱い

現在、円谷は収入の半分を海外展開で得るという野望を抱いているようです。
色々と拗れた権利関係を含めて、今後もウルトラの海外展開に注目していきたいですね。


【関連記事】
15分で特撮怪獣映画! 『長髪大怪獣ゲハラ』
或いは、怪獣映画文化のある日本だからこその映画と言えるのかも知れません。 『ラブ&ピース』
地獄怪獣襲来! 紛う事無き大怪獣映画でした! 『劇場版 ウルトラマンX きたぞ! われらのウルトラマン』

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2017/05/25 01:28|特撮関連雑記TB:0CM:0

2か月ほどかけて描いていた漫画が完成した話など。 

いやぁ、またしてもブログ更新が途絶えてしまい広告を出してしまうという事態になってしまった訳ではございますが、皆様に於かれましてはいかがお過ごしでしょうか。
いえ、3月・4月と当ブログの更新がほぼ途絶えてしまった理由と致しましては、ただひとつなんですけどね。
漫画を描いていた

インターネット漫画描きマン」を自称する管理人ではありますが(笑)、ここ数年当ブログでは漫画を掲載する機会が殆ど無く、専ら怪獣の絵とか怪獣娘の絵とかを描いて上げている感じになっている訳であります。まぁ、その大きな理由と致しましては、「時間が無いッ!」というのに尽きるのかな、と思うところでもありましてね……。
使える時間が無限にあった学生の頃と比較すると、現状では1日24時間のうち自分が自由にできる時間というのは非常に限られたモノになっている訳であります。その「自由に出来る時間」の中から、飯を食う時間、風呂に入る時間、寝る時間を差し引いたら、もう残るのは僅かな時間となる訳ですよ。その中で、本も読みたいしアニメも観たいし映画だって観に行きたい……なぁんてやっていると、ほぼほぼ時間など消し飛んでしまう訳であり、とてもじゃないけど漫画なぞ描いている場合では無くなってしまうんですなぁ(笑)。
だってアレっすよ。漫画描くのってエラく時間がかかるんすよ! 管理人はそこまで筆が早い方では無く、大体漫画を1ページほど仕上げるのに最も早く描けて3時間、通常は5~9時間くらいかかっちゃうんですよね。しかも漫画は1ページ単体で完成する訳では無い。合計で10ページとか20ページ描かねば完成しない訳でありまして、そうなると仮に飲まず食わず眠らずのぶっ通しで描いたとしても、140時間、日数に直すと6日とかかかってしまう訳です。
ただでさえ使える時間が無い中でそういった試算結果を見ると、「駄目だ。5~10時間程度で完成する怪獣娘絵を描こう!」と、なっちゃう訳です(笑)。10時間ってのもまぁそれなりの時間だとは思うのですが、140時間に比べたら遥かに気は楽ですよね。

駄目だ、怪獣娘描こう

そういった感じで管理人は漫画を描く事に対してすっかり腰が重くなってしまった訳なんですけれども、しかし翻って世の中を見まわしてみると……。
本業がありながらも趣味として毎月十数ページのフルカラー漫画をコンスタントに出している人も居るし、毎日1ページずつ漫画を更新している人も居る。夏冬おなじみのコミケをはじめとした様々な同人イベントで漫画を頒布している方だって沢山居れば、管理人の大学の頃の友人や先輩後輩らもそうした同人誌即売イベントにサークル参加していたりする。
もうね、そういった感じの人達の活動を見ると、「時間が無い、なんてのはただの言い訳だ。描こうと思えば描けるだろ、俺!」という気がして仕方が無いんですよ……ッ!(笑)

と、いった感じで、ウダウダとしている数年間だったのですが、昨年の秋にちょいとフルカラーで概ね20ページくらいの漫画を描いてみたら、まぁ、案ずるより産むが易しと言いますか。意外とホイホイ描けちゃったんです。いやぁ、アレです。「描きたい!」という気持ちはハードルや壁をいとも簡単に破壊してしまうものなんですね(笑)。
今思えば、学生の頃に描いた漫画というのは、「時間があるから、漫画を描こう」というノリで描いたものが殆どであったような気がするんですよね。勿論「描きたい」という気持ちがあったからこそどの漫画も描き上げては来たのではありますが。
しかし、漫画制作に割ける時間が限られた現状だからこそ、より一層「描きたい!」という思いが強くなければ描けなかったという、どうやらそういう事のようであります。

で、そうした「描きたい!」という強い気持ちが再び芽生えたのが1月頃の話で、3月の頭頃からまた30ページ弱のフルカラー漫画を描いてしまっていたと、そういう事なんですね(笑)。
ネーム完成段階で上記のように制作時間を試算した結果、今回は216時間ほどかかるという事が分かり、1日あたり3時間前後、休日でのブーストも見越した上で「2か月以内に完成させる!」という意気込みの元作画に取りかかった訳ですが、まぁ、案の定計算通りに事が運ぶという訳にはいかず、体調なども崩しつつ、実際には当初の完成予定日よりも概ね1週間の遅れで完成した訳であります。
自己締切に間に合わなかったのが残念であるという一方で、誤差1週間で完成させたというのは「流石俺だ!」と、割と自画自賛しているところでもあるんですが(笑)。
しかしまぁ、漫画制作は疲れますね。いえ、描いている最中は割と疲れというのは感じなかったのですが、昨日完成して無事に入稿を終えた瞬間、腰や肩や膝や尻が痛くなるわ、意味も無く暫くボ~っとしてしまうわ、立って歩くのもしんどいわ……みたいな事になっちゃったんですよ。漫画描いていた時は絶対脳内でヤバい物質が出ていたに違いない……。
アレっすね。漫画なんてホイホイ描いて良いものじゃないね!

この2ヶ月の間は余暇の時間のほぼ全て漫画制作に充てており、観たい映画も観たいアニメも全く観にいけていない訳で、漫画制作から解放されたからやっと色々と観たり読んだり出来るな! という喜びで一杯でございますよ!
いや、漫画を描くのは愉しいのですが、それはそれ、これはこれとしましてね……(笑)。

そんな感じで管理人が2ヶ月ほどかけて描いた漫画が某所にて近日、販売が開始されます。
諸々の問題から特段当ブログや飛翔掘削のTwitterでの告知はしませんが、まかり間違って管理人の描いた漫画の販売ページにたどり着いてしまった方は、「ああ、飛削はコレを2ヶ月かけて描いてたのか」と、思い出していただければと思います(笑)。

そういった感じで、「ブログ更新が途絶えていたのは漫画描いてたからだったんだよ」という、お話でした。

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2017/04/30 19:12|漫画関連雑記TB:0CM:0

「日本怪獣史」を書いての所感など 

先日唐突に書きました「日本怪獣史 ~怪獣と共に歩んだ我が国の歴史~」でございますが、ありがたい事にTwitterの方で結構拡散していただけたようでありまして、該当記事についての様々な方の反応・コメントを見る事ができました。リツイート&ふぁぼしていただきまして、本当にありがとうございます!
その一方で記事内にコメントを残してくださった方は現時点で1名という事でありまして、「もっと皆記事内でコメントしてくれて良いのよ!?」と思うところでありまして。しかしまぁ、現在はSNS等でシェアしたりURLを貼ってそれにコメントを付けたりするというスタイルが主流となっておりまして、ブログ等の記事にコメントするというのが主流から外れてきているという話もありますので、こればっかりは仕方が無いなぁとも思うところでもあり……。また、Twitterのインプレッションを見てみると、管理人のツイートからは現時点で数百人の方がURLをクリックして記事に飛んでくださったようではあるんですが、実際2万字近くもある記事でありましたので、拡散はしても実際に読んではいないッ! という人も結構居たのかなぁ……等と邪推もする訳でありまして(笑)。

日本怪獣史 ~怪獣と共に歩んだ我が国の歴史~ -怪獣の溜息

まぁそれはそれとしまして、この大学の卒業論文並みくらいに長い記事ではございますが、管理人は非常に楽しんで書けました。休日丸々2日+αほどの時間をかけて記事作成をした訳ですが、やっぱり本当に好きな事だと全く苦にならんのだなぁと、実感するしきりでありますかね。
と、いう事で本日は、「日本怪獣史」記事を書いての大まかな所感なんかをかいていこうかなと思うところであります。
あんまりこういう裏話的なヤツはしない方が良いのかも知れませんけれども、俺が書きたいんじゃ、という事で(笑)。

いえね、最初は本当にほんの思い付きだったんすよ。風呂入っている時に、「そういや日本の怪獣映画の歴史って、割と戦後史そのものだよなぁ。じゃあ、怪獣作品が全部現実に起きた事だったという事にしたら、戦後史は一体どんな感じになっちゃうんだろう?」なんて事をぼ~っと考えてみた訳です。
まぁ、そういうのはオタクだったら誰しも一度は考えちゃいますよね。ジャンルはちと違いますが、古今東西の様々なロボットアニメのロボ達が一堂に会するゲーム「スーパーロボット大戦」なんかもそういう発想ですし、昨年放送のTVアニメ『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』などは漫画、アニメ、特撮、お笑い芸人、ミュージシャン、政治家等の様々な戦後昭和の、TVを賑わせたキャラクターや人物(をモチーフにした「超人」たち)が同一世界観上に集結しているという作品でありましたし。どちらも極めてオタク的な、「夢の競演」の具現化によってつくられた作品と言えるでしょう。
因みに、記事タイトルになっている「日本怪獣史」というのは。『コンレボ』の第4話&第5話のタイトル「日本『怪獣』史」から拝借する形になりました。流石に『コンレボ』の原作・脚本を担当している脚本家の會川昇さんにふぁぼられたのはビックリしましたが……ッ! 管理人の記事をどう思われたのか、コワいっす(笑)。

そういった感じで、単純に「一堂に会する」というクロスオーバーでは無く、各作品で描かれた「出来事」という点を線でつないでひとつの「歴史」に仕立て上げてみたらどうなるか、というのが「夢の競演」から一歩踏み込んだ妄想になる訳でございまして、そんな感じで風呂に入りながらボンヤリと戦後史と怪獣作品を重ねていったら、別々の作品同士なのに結構すんなり繋がってきてしまうじゃないかという事になり、「こりゃおもろい!」と、喜び勇んで勢いそのままに記事の作成に取り掛かった訳でございます。

……完全に勇み足でした
なんともはや、単純に「主として怪獣作品」と限定して歴史を構築するとは言えその作品数はやはり膨大な量になった事に加え、「日本初の怪獣映画である『ゴジラ』が1954年の作品だから戦後史のみで良いだろう」くらいに構えて実際には余談的に触れるのみの予定だった「戦前までの日本怪獣史」が、様々な作品の「出来事」を鑑みるに割と本気で書かないといけないくらいに「戦後日本怪獣史」に影響を与えているという事が判明して、初っ端から出鼻を挫かれる事になった訳でございます(笑)。
怪獣作品って、やたらに「超古代の文明」を登場させたがるん傾向にあるんですよ(笑)! ムー大陸とかアトランティス大陸とかレムリア大陸とか。そうでなくともバニラ&アボラスを封印した3億5千年前の謎の文明とか、3千万年前のウルトラマンティガら超古代の光の巨人の戦いとか、ニライカナイの超古代文明とか、超古代の謎ピラミッドがら出てくる宇宙人とか、5000年前のバラージとか……。しかも、昭和ガメラは「北極の超古代アトランティス大陸の生まれ」で、平成ガメラ3部作は「謎の超古代文明の生物兵器」なんて設定になっている訳で、同じ「ガメラ」でも立ち位置が違ったり、「ムー大陸」を扱っている作品が複数あったりで、本気で収拾がつかんのではないかと頭を抱えてしまいました。轟天号に粉砕されたムウ帝国はジャイガーを封印していたムー大陸と同一視して良いのか!? と、なる訳ですよ(笑)。遡っちゃうと地球を創ったのは『マグマ大使』のアース様という事になっちゃう訳ですから。
そんな感じで挙げ出すと非常に楽しいのではありますが本気でキリが無くなってしまうので、あくまでも「日本史」に限定してその他の諸々はバッサリとカットしたんですよ。
それと同時に、このあたりで記事の方向性も決まりました。
日本史」をベースにしつつ、「その世界での1990年に生まれた一般市民である飛翔掘削が色々な文献や歴史教育、防衛軍の発表などを基にして作成した記事」という体で書けば、「作中で一部の登場人物しか知り得ない真実」などは無視する事が出来る上に、戦前の話などは「歴史書」ないし「伝説」で伝えられている事として比較的違和感なく様々な作品を同居させる事が出来た訳であります。
そうして、古事記にも書いてあるヤマタノオロチ討伐と、『ヤマトタケル』が、「日本最古の怪獣出現」であるとするに至った訳ですね。

古代日本史で「マジか!」となったのは、『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』にて「古代日本人が封印した」とされる護国聖獣を、『ガメラ3 邪神覚醒』で超古代の文明の技術保有者が古代日本に流れ着いたとする説がフォローしているというとても綺麗な金子修介監督作品の相互補完でありました。
また、戦国時代~江戸時代初期にかけて、『仮面の忍者 赤影』や『魔人ハンターミツルギ』などの怪獣が出現する時代劇が続いた果てに、元禄文化華やかなりし頃に成立されたっぽい、『ウルトラマンオーブ』の「日本太平風土記」に繋がったりするなど、「お前ら示し合わせたんじゃ無いのか!?」という符合が多く、実に興味深く感じました。
こういうのってやっぱりり、その時代ごとの共通したイメージが作品内に現れて奇妙な一致をしてしまうというアレなんでしょうかね。

取り敢えず適当にシン・ゴジラさんの絵を貼っとく。

さて、戦後に入ってゴジラが登場するとどんな怪獣も通常の兵器では勝てなくなったというのは、考えてみると「平安時代とか江戸時代とかにあまりに強力な怪獣を出してしまうと文明レベルがそこそこなんだから本気で対処できなくなってしまうだろう」という作品の制作的な部分が多分にあるのでしょうが、しかしそれでもゴジラの存在は強く、ひとつのキーワードが「」という事になっているので、非常に簡単に纏める事が出来ました。『GODZILLA ゴジラ』でモナーク機関が「核がいろんな怪獣を呼び覚ましたんじゃよ」って言ってくれたのも手助けになりましたし(笑)。
一方、「基本的には日本史をベースに」と言いつつ『キング・コング』や『原子怪獣現わる』、『放射能X』などの海外作品を挙げたのは、後の地球防衛軍設立への布石と、全世界的な放射能による怪獣出現という歴史を作りたかったからですね。しかしそこまで来ると『地球の静止する日』とか『地球最後の日』とかのSF映画の出来事を扱っても良かったのかも知れませんが、あまり深入りすると面倒な事に繋がるので、今回の「日本怪獣史」都合が良い作品だけをピックアップするに留めました。こうして歴史は捏造されるんです(笑)。
まぁ、メインは怪獣であってSFはあくまでもサブだからというのもあるんですがね。

それはともかくとして、最も混沌としたのがやはり1970年代の頭頃ですね。日本は終わっちゃうんじゃないかという勢いで、あまりにも大量の怪獣やらヒーローやらがワラワラドカドカと出てきて大混乱ですよ。
結局諸々の防衛組織は「地球防衛軍だけでは追っ付かない」という事で乱立を力技でスムーズに解決した訳であります。
このあたりが史実では高度経済成長期だった訳で、高度成長期だからこそ怪獣作品がバンバン出てきたという事を逆手にとって「怪獣特需が高度成長期を迎えた」という事にしてしまいました(笑)。しかし、そのまま公害へも綺麗に結び付いて公害怪獣の扱いもやりやすくなるという一石二鳥っぷりです。
ここで巨大ヒーローの絵を貼ろうと思ったらレッドマンしかなかったというのはなんともはや。普段からウルトラマンでもアイアンキングでも好きなヒーローの巨大戦絵を描いとけばここで赤いアイツの絵を貼らなくて良かったというのは実に、無常でありますねぇ……。

そうして宇宙開発の時代になる訳ですが、言うまでも無くこれは、オイルショックと同時に特撮怪獣がつくられなくなり、それと入れ替わるようにアニメ、特に宇宙SFアニメが流行するという流れを踏まえた上での展開でした。1974~75年放送の『ウルトラマンレオ』でMACが宇宙パトロール隊なのも、そうした変遷期に於ける空気の一環だったんでしょうね。
77年(日本公開は78年)には海外からは『スター・ウォーズ』が来る訳ですし、その前後のアメリカの実際にあった衛星軌道でのミサイル攻撃・防衛計画である「スターウォーズ計画」の名前をそのまま拝借して、ついでに『宇宙戦艦ヤマト』から「ヤマト計画」なんてのを持ち出してきたりしたのは、単純に両作が好きだったからですかね。
で、怪獣空白期に都合よく管理人の大好きな『妖星ゴラス』の劇中での年代設定がバッチリハマっているんだからこれを使わない手は無いと、この時代の世界観の中軸に持ってきちゃった訳ですよ。
管理人が感動したのは、折しも1980年に「人間の負の感情が怪獣を呼ぶ事がある」という設定の『ウルトラマン80』が放送していたという点ですね。『80』も管理人が大好きな作品でありますから、まさに夢の競演です。これをゴラス衝突の不安が起こしたとせずにどうするか、と。ついでに僕らのアイドル・マグマちゃんもマイナスエネルギーのせいって事にしてしまえッ! というノリもありましたし(笑)。

90年代に入ってからの平成ゴジラや平成ガメラ、『ウルトラマンガイア』なんかは、割と管理人が幼少期から親しんでいた作品なので、結構筆が乗りましたね。一方、『ティガ』と『ダイナ』を放送年の出来事とせず劇中設定に準拠させたのは、記事の締めくくりを思い入れのある『ウルトラマンダイナ』に出来るのって良いじゃないの! と、思ったからでもあります。
因みに、この記事では「ウルトラマン」は、『ウルトラマンメビウス』で「25年ぶりに現われたウルトラマン」というのを順守するのもあり、「光の国の宇宙警備隊員の総称」としてティガやダイナにガイア、コスモスにネクサス、Xらの光の国の宇宙警備隊員では無い人達は、断腸の思いで「ウルトラマンでは無い」という扱いにしたのでありました。まぁ、この世界は正義の巨人が色々居る訳ですから、定義を曖昧にすると「アイツもコイツもウルトラマン」なんて困った事になってしまうというのもあるのですが。

さて、「怪獣との共存・共栄」の時代が00年代には訪れるという話になる訳ですが、まさか『怪獣総進撃』の時代設定である「199X年」がそのまま『ウルトラマンコスモス』の怪獣保護地区に繋がるとは思ってもみませんでした。
間にゴジラとの和解を示した『ゴジラ FINAL WARS』を挟む事によってより円滑な怪獣保護地区建設への道が出来ましたし。……『GFW』は時代設定(20XX年)を無視しちゃった上に、ミニラの立ち位置にゴジラジュニアを置いてしまうという改変をしちゃいましたが(笑)。
ゴジラと和解したんだから、そりゃその後大きな怪獣災害は起きなくなるよねという、その後10年以上に渡って続いた日本の「特撮怪獣映画氷河期」への理由付けにもなり。

そうして、『パシフィック・リム』という黒船と『シン・ゴジラ』を経て、丁度トランプ大統領の「メキシコとの国境の壁」発言なんかの時事ネタも織り込みながら2017年に至ったというところまで書き上げた訳ですが、本当に記事を作成するのが楽しかったですね。
一見無関係に見える別々の点同士が大きなうねりになってひとつの歴史に組みあがっていくという、パズルを組み立てるような面白さがありました。
確かに年代を無視したり敢えて取り上げなかった作品もあるなど、力技でゴリ押したという部分も少なくは無いんですけどね……。
そういった点では、この「日本怪獣史 ~怪獣と共に歩んだ我が国の歴史~」は、まだまだ不完全だという事が出来るのかも知れません。管理人自身、「アレが足りない! こういう事もあった!」と、この記事に突っ込みたい事が山ほどある訳ですし(笑)!

そんなこんなで、非常に楽しめたこの遊びですが、皆さんもやってみるのも一興ではないでしょうか?
いろんな人が書いた「日本怪獣史」を、俺は読んでみたい!


【関連カテゴリ】
当ブログ内怪獣映画レビュー記事 カテゴリ

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2017/02/04 19:05|混沌雑記TB:0CM:0

日本怪獣史 ~怪獣と共に歩んだ我が国の歴史~ 

昨年2016年11月に出現した怪獣は神の如き大破壊を行い、結果として我が国日本の首都・東京を壊滅させました。危急の事態に日本政府によって設立された巨大不明生物特設災害対策本部=巨災対によってかの怪獣は凍結されるに至った訳ではありますが、戦後の怪獣災害としては、1954年のゴジラの東京襲来、1996年のレギオン(草体)による仙台壊滅に次ぐ大災厄だったという事が出来るでしょう(……地球全体を暗雲で覆った1973年のムルロアや、全世界を闇で覆い尽くした2010年のガタノゾーア等の全世界規模の怪獣災厄は別として、ですが)。
気象庁・特異生物部の発表によりますと今回東京を壊滅させた怪獣は「ゴジラ」であるとされており、「ゴジラ・シン個体」という通称が為されておりますが、数度による変態や背鰭・尻尾からの熱線放出など、これまでに確認されてきたゴジラの生態とはあまりにもかけ離れている為、怪獣学会論壇では本当にアレはゴジラだったのだろうかという論議も起きているんだそうです。しかしまぁ、これまで確認されてきたゴジラ種は、空を飛んだり身振り手振りで意思を伝えたりする等の生態も見せておりますので、今更その程度で「ゴジラだったのだろうか」という議論が起きるのもどうなんだ、と思わなくもないですかねぇ……。

蒲田に出現したゴジラ
従来の「ゴジラ」とは一線を画したゴジラの出現……。これは何を意味するのでしょうか。

昨年の日本の大きな怪獣災害としては、11月のゴジラ襲来を除くと4月の閻魔獣ザイゴーグの東京襲来と、5月のKaiju・オニババの東京襲来(オニババ事件)、12月のマガタノオロチの東京襲来ですかね。昨年は本当に東京が怪獣に狙われた1年でした……。
2013年のアックスヘッドのサンフランシスコ襲来以降世界的に拡大した怪獣災害は留まるところを知らず、日本でも雀路羅原発から羽化したムートーに門前市を襲った人を喰らう人型怪獣の群れ、都庁を破壊した謎の亀怪獣等といった大規模なものから、スパークドールズの実体化や魔王獣と称される怪獣の出現等の週一で起きる比較的規模の小さいものまで、実に多くの怪獣災害が起きております。
まさに現在は、「第三次怪獣頻出期」に差し掛かったと見て間違い無いでしょう。そうした状況を鑑みて、日本でもシャッタードーム建設の気運が高まってきた折であります。

そこで本日は、我が国が付き合ってきた怪獣災害の歴史を、ちょっくら振り返ってみようと思いうんですよね。これまでの歴史を振り返る事で、東京のゴジラ・シン個体の襲来の惨劇を経てもなお続く諸々の怪獣災害への備えの一助になればと思い、本記事を作成するところであります。
それでは、宜しくお願い致します。


※お気付きの方も多いと思いますが、当記事は「もしも怪獣が出現する創作作品が全部現実だったら!?」という、バカ話記事でございます。
1990年生まれの一般市民の視点から、「怪獣が存在している世界」の歴史を俯瞰して見てみようという試みであります。詰まる所「スーパー特撮怪獣大戦」がやりたい! という、そういう趣旨の記事でありますので、ご笑読いただければ幸いであります(笑)。
と、いう事で、1万7千字にも及ぶやたら長い記事になってしまいましたので以下追記にて。





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2017/01/30 20:03|アニメ・特撮馬鹿話TB:0CM:4

特撮にとって高画質化は幸せなことなのだろうか? 

と、いう訳でございまして、今年大ヒットした特撮怪獣映画『シン・ゴジラ』のBlu-ray及びDVDの発売日が来年3月22日という事が発表されました。当然のように管理人はメイキングやらプリヴィズ等の特典が付いた特別版を購入するつもりなのでありますが、より高画質化が為された4K Ultra HD版を購入するべきかどうかでちと悩んでいるところであります。
現在のところ管理人はUltra HDを再生する環境では無く、超高画質に耐えうるTVモニタも持っていない為、4K Ultra HD版を購入したとしても観れません。しかし将来的にそういった環境を導入した際にと考えると、あと2000円ほど出して4K Ultra HD版を購入した方が良いのか、それとも……といった感じで悩んどる訳ですが、一方でこういった考えも起きている訳であります。
高画質化したところで、果たして幸せになれるのだろうか?

光ディスクの大容量化技術が進歩した結果、再生される映像は高画質化の道を突き進んできた訳であります。それによって高品質な映像を我々は愉しむ事が出来るようになったとされている訳でございますが、しかしながら管理人はこう思うのであります。
高画質化が高品質化に、必ずしもイコールにならないんじゃないか?
いえね、確かに、高画質でクリアな映像の方が良いという話はありますよ。特に激しく動く画面なんかは低画質の媒体だとノイズになってしまいますし、アニメや3DCGなんかは折角の作画がノイズが入ってしまうと実に残念な気分になってしまう訳でありまして、そういった点から見ると高画質化はやって然るべきであると考えます。
だが、特撮はどうか。

高画質化すると・・・
※VHS版

以前にも当ブログにて「高画質化は特撮の粗を顕在化させてしまう」という旨の記事を度々書いてきた訳であはありますが、それらを要約すると大体、
過去作の高画質化は、ミニチュアがよりミニチュアっぽく見えたり、画質が鮮明になっちゃって戦闘機を吊っているピアノ線が見えちゃったりしてアレよね
という話になりましょうか。
有名なのが『空の大怪獣 ラドン』という怪獣映画でございまして、この映画の特撮表現は1950年代当時としてはかなり凄いモノだった訳でありますが、VHS、LD、DVDと、媒体が高画質化するにつれて怪獣ラドンを吊っているピアノ線がどんどん鮮明になっていって一部怪獣映画ファンが嘆き悲しんだ、という話がある訳であります(笑)。Blu-ray版に至っては高画質化と同時にそのピアノ線をデジタル技術によって消されてしまうという事にもなりまして、その是非がまため面倒くさい特撮怪獣映画ファン界隈の間で議論されるものとなった訳ですが……。
似たような話で、『スター・ウォーズ』の旧三部作の映像ソフトが、新三部作制作に当たって高画質化並びにVFXによる視覚効果増し増し改造を行ったというのがありますか。この是非もSWファンや映画ファン界隈で散々面倒くさい議論になっている訳でございます。……コレは『ラドン』よりも乱暴な例でしたね(笑)。

見えなくても良い部分が!
※DVD版

高画質化で困るのは何も古い特撮映画だけではありません。現代の3DCGをはじめとしたVFXも、高画質化によって画面から浮き上がって見えてしまったり、合成素材の微妙な光源・色調の違いが顕在化してしまう等の問題が出てきている訳であります。
管理人は『トランスフォーマー』や『パシフィック・リム』や『GODZILLA ゴジラ』といったハリウッドの大バジェット予算で制作された特撮映画を映画館で観た訳でありますが、そういった作品をBlu-rayで鑑賞した際、オプティマスやらイェーガーやらゴジラやらが3DCGに見えてしまい、哀しい気分になった訳でありました……(笑)。しかし、映画館で観た時は3DCGには見えず、Blu-rayで観ると3DCG然としてしまうというのはちょいと謎ではありますなぁ。映像のソース自体は殆ど同じ筈なのに。やはり、映写機とスクリーン、スクリーンと座席の間にそれぞれ空間と空気が存在しているというのがポイントなのでありましょうか。
そういった感じだったのでもしやと思い、HDMI接続からRCA接続に変えて強制的に画質を落としてみたら、画質は落ちましたが、ゴジラやKAIJUが3DCGには見えなくなりました。
そういった事があったので、『シン・ゴジラ』でもBlu-ray版で観ると、映画館では3DCGには見えなかった部分が3DCGに見えてしまうという事が、或いはあるのかなぁ、と思いましてね……。

もはややり過ぎ
※視覚効果増し増し版

特撮」の本義に立ち返って考えてみますと、やはり究極的には「本物に見える映像」という事になる訳であります。3DCGやミニチュアワーク、着ぐるみ等に見えない映像こそが、究極の特撮である、と。
ほら、テレビでよくやっているUFOやらUMAやらの特番で出てくる衝撃映像って、大体画質が悪い方がそれっぽく見えるじゃないですか。映像がくっきりはっきりしている方が、かえって嘘くさく見えますよね(中にはホンモノも混じっているんでしょうけど!)。
特撮もそれと同じで、くっきりはっきり高画質よりも多少ボヤけていた方がそれっぽく見えるんです。人間の脳なんて結構いい加減に出来ているもので、画質が悪くて見えない部分は割と脳が「補正」していたりして、ボヤけていた方がリアルに見えてしまう、なんて事が往々にしてあるんですよ。

そういった諸々の事情を鑑みた上で、やはり特撮というのはある程度画質が悪い方が良いという面もあると思うのですよ。画質が良い方が高品質になるという訳では、必ずしも無いのであります。
……ただ、「本物に見える特撮」が完全に実現した時は、高画質化に耐え得る範囲で高画質化するべきではあるんですけどね。
痛し痒しでありますなぁ……。


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2016/12/22 07:51|特撮関連雑記TB:0CM:0

【2016年】今の状況が、本当に嬉しいのです! 【ゴジラ誕生祭】 (&近況報告) 

ボヤボヤしているうちに11月に突入してしまい、今日は文化の日。管理人は祝日であっても出勤という、実に哀しい文化の日でした。
さて、文化の日というと、同時に「ゴジラの日」でもある訳でございます。
今年は『シン・ゴジラ』が現時点で興収79億円を突破するという、大ヒットを飛ばし、昨年のゴジラ記念日の不安が嘘のように、老若男女を問わず様々な人がゴジラについて語っているという、そんな幸せなゴジラ記念日を迎える事が出来た訳でございます。
いやぁ、管理人は心の底からこの状況が嬉しい! あの怪獣氷河期の頃からは全く考えられない事態でありますよ!
来年の虚淵脚本によるアニメゴジラの公開も、今から楽しみでありますしね。ゴジラ界隈が、延いては怪獣界隈が、非常に活気付いているこの2016年秋であります。幸せな事です。

すっかりマスコットと化した蒲田くん

さて、ここ最近、ブログが完全放置だった訳でありますが、コメント返信が遅れてしまって申し訳ありませんッ! この記事を書き終わり次第、返信致します!
と、いうのも、実は諸々のゴタゴタがちょいとありまして、色々と忙しかったんすよ……!
で、その「忙しかった」内容については、実は本日当ブログで告知する予定……だったのですが、これまた諸々の事情によって当ブログでは告知できないという事態になってしまいました。その「諸々」は、複数の案件だった訳ですが、そのいずれも当ブログでの告知不可能という実にアレな事態になってしまいまして、これはもう何か呪われているんじゃなかろうかと疑うレベルであります。
と、いう事で、告知。

この秋、管理人が頑張ったいくつかのナニガシが、それぞれ何かしらの媒体で出ますので、見かけた方は是非!

……これじゃあ分かんねぇよ!!
色々とスミマセンッ!

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2016/11/03 22:06|特撮関連雑記TB:0CM:4

『ブレイブウィッチーズ』の制作スケジュールが破綻してしまった……。 

恐れていたことが起きてしまいました。




うわあああああああああああああああああ!!!!!!
延期ッ!! 制作スケジュールの都合で延期ッ!!!


ブレイブウィッチーズ』、物語の展開としては申し分無く、第2話まで観たところ作画も乱れは無かったのですが、3DCG作画が、明らかなモデリングミスがあったり、戦闘シーンでの作画的な省エネを兼ねているっぽい感じで明らかに予算かスケジュールが足りていないだろうな、ヤバいな、と思っていたらこれでありますよ。
しかし、今から3年前に制作発表が為されているのに、十分に時間はあった筈なのにこうしたスケジュールの破綻が起きてしまうというのは、一体どういう事なんだッ! 何故、万策尽きる案件が起こってしまうのだッ!? 大体今期はアニメの作品数が異常なんだよ! 『ブレ魔女』のSILVER LINK.も『ステラのまほう』と同時放送だろ!?

だから俺は、

2016年3月1日の記事より

って言ってたんだよ! こうなるんだったら、2017年1月期開始とかになっても良かったから、じっくり時間をかけて制作して欲しかった……。

しかしまぁ、こうなってしまった事はもうどうしようもない訳でありますので、もう制作陣の頑張りに期待するしか我々に出来る事は無いですね。
頑張れ、SILVER LINK.!
頑張れ、トライスラッシュ!!
頑張れ、『ブレイブウィッチーズ』!!!


……しかしながら、放送延期の穴埋めとして、物語も3DCGも作画も完璧だった『ストライクウィッチーズ OVA Vol.1 サン・トロンの雷鳴』を放送するのって、なかなかどうして酷な話ではなかろうかとも思うんですよねぇ……。
作品のクオリティアップを願う限りであります。

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2016/10/20 18:00|アニメ関連雑記TB:0CM:2

平成仮面ライダーを「卒業」する時が、来てしまったのかも知れません。 

この夏は『シン・ゴジラ』で大盛り上がりをし、現在放送中の『ウルトラマンオーブ』も諸々の都合でリアルタイム視聴は叶わないまでも毎回楽しみに観ている特撮怪獣好きの管理人でございますが、ここ数年復活の兆しを見せている怪獣界隈が活気付くにつれ、反比例するように自分の中で『仮面ライダーシリーズ』に対する熱が引いてきているような気がしているんですよね。
実際問題ここ数年は、仮面ライダーは数周遅れの録画視聴という感じでありますし、言ってしまえば「惰性」で観ている感じがして非常に嫌なんですよ……。同じ日曜朝の特撮ヒーロー枠であるスーパー戦隊の方は、割と毎回楽しみに観ているんですけどね。
何故、管理人はライダーに対する視聴モチベーションが落ちてしまったのでありましょうか。気持ちの整理をつける為にも、少し、書いてみたいと思います。
あくまでも管理人の個人的な話な上に、当ブログでは珍しいマイナスの方向に振れた記事になると思いますが、まぁ、ここ数年来の管理人の頭の中の蟠りに、『仮面ライダーゴースト』を観終えたタイミングで整理をつけておきたいという感じのアレです。

何故管理人は、ライダーに対する視聴モチベーションが下がったのか。

考えてみると、管理人の『仮面ライダーシリーズ』との付き合いは、幼少期に観ていた、初代『仮面ライダー』に始まる、一連の昭和ライダーの再放送でありました。一方で、いわゆる「特撮」と呼ばれるジャンルとしては、映画で展開されていた平成のゴジラやガメラ、モスラといった怪獣映画と、それに呼応するように開始した平成のウルトラマン、そしてスーパー戦隊とメタルヒーローシリーズを幼年期からリアルタイムで観ていた事になる訳であります。いわゆる、平成の仮面ライダーシリーズの先鋒たる『仮面ライダークウガ』が始まったのは、小学校に入ってから。……詰まる所、「仮面ライダー」との付き合いは長くとも、「平成ライダー」との付き合いは、自分史の中では実は短いんですよねぇ。
いやいや、それなら『クウガ』以降、毎年楽しく平成ライダーを観れていた訳ですから、付き合いの長い短いで視聴モチベーションが下がった理由にはならんのではないでしょう。

仮面ライダー

考えられるのは、やはり「特撮は東映1強」と呼ばれていた時代がウルトラや怪獣映画の復活によって、「特撮戦国時代」とも呼べる状況となった為、怪獣達やウルトラマンといった管理人の好きな作品が復活した事によるライダーへの優先順位が下がった、という点であります。大体バンダイが裏で手を引いているとはいえ、現代はさながら戦国、ですよ(笑)!
しかしながら管理人の嗜好や性格を鑑みるに、こんな事で優先順位が下がるとも思えんのです。何故ならば、管理人は毎期深夜アニメをそこそこの本数観ている訳でありまして、観る本数が多少増えたからと言ってそれまで観ていた作品の2期や3期を観なくなるという事は、まぁ、そうそう無かった訳です。それと同じく、週に1回ウルトラが増えたり年に1~2作怪獣映画が公開した程度で、「ライダーはもう惰性で観ちゃってる」なんて状況になっているのはおかしいんですよ。

では、「平成ライダーの変化についていけなくなった」というのはどうか。
平成ライダーシリーズは、毎年常に「挑戦」の枠でもあります。本来の視聴者層である未就学男児に飽きられないよう、常に挑戦し、変化し続けるシリーズである訳でありますので、その変化に管理人がついていけなくなってしまったという可能性はあるのではなかろうかと。
管理人の感性が磨耗してしまっていて、ライダーの変化についていけなくなったんじゃ! ……という事であれば話も早いのですが、毎回のコンセプトやアイテムの使い方等の「変化」自体には「おお、今年はこう来たのか!」という楽しさを感じていますし、「変化」だけで言えば恐らく近年のウルトラの方が凄い事になっている気がすると思いますので、それ自体が視聴モチベーションに関わっている訳では無いと思うのです。

……そうなってくると、視聴モチベーションが下がっている根本的な理由は、作品そのものという事になるのではないか……。詰まる所、平成ライダーシリーズに於ける近作が、管理人の感性に合わなくなっている、と。
それは話作りの部分なのか、アイテムの消化不良なのか、或いは過去のライダーでは無い宇宙鉄人キョーダインを悪役として登場させて仮面ライダーフォーゼに蹴り殺させたりしたという点に対する製作陣への不信感が未だに尾を引いてしまっているのか。キョーダインを蹴り殺した件は多分一生怨みます(笑)。アクマイザーはIF設定なのでOKっす。
冗談はさて置き、管理人の感性というか趣味に合わなくなったのであれば、仮面ライダーを「卒業」する時期なのかも知れないなぁと、そう思うんですよね。俺は何年留年していたんだよって話ですが(笑)、惰性で観続けるよりもすっぱり視聴をやめてしまう方が良いのかな、と。

しかしながら、長らく観続けてきたシリーズの視聴を止めるっていうのも、なんだか寂しい話なんですよねぇ。管理人の日曜朝のアニメ・特撮ヒーロー枠が、ライダーだけ穴あきになってしまうのですから……。
まぁ、別に「嫌い」になった訳では無いのですから、興味を惹かれるライダーが出たら、また戻ってくれば良いんですわな(笑)。今は暫くしたら映像ソフトのレンタル・販売もある訳ですし、後追い視聴も充足しているのだから、無理にリアルタイム視聴をする必要も無い。合わないのであれば、合う部分をちょくちょくつまみ食いするくらいが丁度良いのかも知れません。
それに、シリーズが続く限り、管理人が望むライダーもそのうち登場してくれる事でしょう、多分!
またがっつりと仮面ライダーを観れる日が来る事を、願いたいところでありますかね。

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2016/10/08 23:38|特撮関連雑記TB:0CM:5

16年秋アニメ『怪獣娘(かいじゅうがーるず)~ウルトラ怪獣擬人化計画~(仮)』に、ひとこと言いたいッ! 

ここ数ヶ月はゴジラ関連の記事ばかりになっている感があり、当ブログは別にゴジラブログでも何でも無い訳でございますよって、あまりにもゴジラゴジラに偏ってしまうのはいかがなものかと思うに至り、そんな訳で当記事はとあるアニメについての記事と相成る訳でございます。
まぁ、言っても怪獣関連アニメなんですけどね!

リオ五輪も終わり、一度に3つの台風が日本列島を襲うなどしつつも気付いたら8月も終盤であります。だんんだんと朝夕は涼しくなってきた感もあり、季節は秋へと移ろいできている訳でございますよ。
秋といったら、そうだね! 秋アニメだね!

2016年の秋アニメと言ったら、管理人としては何と言っても「ワールドウィッチーズシリーズ」の1作である『ブレイブウィッチーズ』であります。
……ありますが、16年秋期開始アニメ一覧を見てみると、こんなのがあるじゃありませんかッ!!

怪獣娘(かいじゅうがーるず)~ウルトラ怪獣擬人化計画~(仮)



数年前から円谷プロは『ウルトラシリーズ』に登場する、いわゆるウルトラ怪獣達を美少女に擬人化させた「ウルトラ怪獣擬人化計画」を雑誌や漫画、フィギュアや各種グッズ等で展開させておりまして、今回のアニメ化はその一環というお話であります。
元来この「ウルトラ怪獣擬人化計画」は、日本で暫く怪獣映画やウルトラのTVシリーズが制作されなくなっていた「怪獣氷河期」の時代に、10代後半~20代前半に「擬人化」というアプローチで怪獣やウルトラに触れてもらおうという企画であります。18禁ゲームのデザイナー等もこの計画に参加している訳でありまして、まぁ、ウルトラシリーズに於ける「大きいお友達」向けの企画展開であるという事が言えるのでしょう。
ただしその展開については、掲載されている雑誌によってキャラのデザインが異なっていたり、元ネタに即したネタを盛り込む作品とキャラのデザインと性格が同じなだけでウルトラ要素皆無な作品が混在していたりで、全体としていまいち統一感が図られていない感じもするのですが、そのユルさもまたひとつの魅力のような気もします。
近年では『ウルトラマンX』第10話に登場した不動怪獣ホオリンガが劇中で萌え擬人化された上に商品化される等、本家ウルトラシリーズにも逆輸入される形でその概念が持ち込まれている事もありまして、良い感じに統合が図られてきているのかなと思うところでありますよ。
いやぁ、そもそも擬人化文化というモノはファン界隈がやるものであるという通例がありましたので、この「ウルトラ怪獣擬人化計画」が公式として世に出てきた時はどうしようかと思った訳でありますが、しかしながら結果的にコレが10代後半~20代前半の層に少なからず受け入れられているようであり、更にそこからウルトラシリーズに興味を持ってくれる人も出ている訳で、これまでとはまた違った切り口からの怪獣入門としてもきちんと機能してくれているようです。
間口が広がるわウルトラ怪獣が可愛い女の子になってくれるわで、特撮怪獣ファンの管理人としては一石二鳥にも三鳥にもなると、そう思っているところでございますよ。
それがこの度アニメになるという事で(以前よりゲストとしてアニメへの登場例が無かった訳では無いものの、単独としては初という事で)、動いて喋るウルトラ怪獣娘達の活躍が観れる事になり、楽しみだったりもする訳です・
……尤も管理人は、dアニメストアには登録していないんですけれどもね……。配信期間中だけ登録すっかなぁ。

……いや、そんな事はどうでも良いんです。
問題は怪獣娘。怪獣娘というその名称ですよ、皆さん!
はい。管理人は度々オリジナルの怪獣娘を描いて遊んでいる訳でありますが、「怪獣」と言うからにはやはり「巨大」でなければならんと思うんですよッ!!

ウチの怪獣娘達

これまで見たところ、『ウルトラ怪獣擬人化計画』に於ける怪獣娘達は基本的に皆人間サイズなんです。

カネゴンやピグモンやハネジローのような怪獣やクレクレタコラ等はやはり例外的な存在であり、怪獣は基本的に身長40mとか50mとかの巨大なサイズでなければならんのです。「怪獣」と名乗っている以上は巨大でなければならないと、管理人は思うのですよ。
数多の怪獣映画や怪獣が登場する特撮ヒーロー作品で描かれている通り、怪獣達は怪獣達で独自の生態系を築き上げているのが通例であり、その生息域と人間の生活圏が被ってしまう場合、大体は退治か壊滅的な被害をうけるかという、悲劇的な結末が待っている訳です。怪獣は巨大であるというただその一点だけで、そうした哀しみを背負っていると言っても過言ではありません。あのガヴァドンやシーボーズでさえそうなのだから!
そして、怪獣であれば基本的には人知の及ぶ存在であってはならないッ! 怪獣は、物理法則の頸木を解かれ、通常兵器では太刀打ちが出来ないというその強靭な肉体をはじめとして超常的な力を持ち、尚且つ人類の事など気にも留めない超然的な存在であります。意思の疎通だって困難であった方が良い。怪獣は妖怪的、或いは神に等しい存在であって欲しいものです。

……といった、面倒臭い怪獣観を持って管理人は怪獣娘のお絵描きをしていたりもするのですが、まぁ、『ウルトラ怪獣擬人化計画』にソレを求めるのもアレな話ではあるんすけどね(笑)。でも、最低限巨大であって欲しいよなぁと思うところでもあるんですよ。
他方、神たる怪獣が顕現して美少女の姿をとった姿である、と見る向きも出来、怪獣の精神性としてなんら間違っていないという話もあり。
いや、俺は顕現した神様よりも荒ぶる神様=怪獣が美少女の形をしていた方が好きなんだよ!
管理人は、「人間の女の子のような姿をしている怪獣」が「怪獣娘」であると定義しているが故に……ッ!

知るか馬鹿! そんな事より可愛い女の子だ!
……はい。反論のしようもございません。可愛いは正義であります。つよい!
でもなぁ。「怪獣娘」という名称を使われてしまったが故に、なんだかモヤモヤするんですよねぇ……!
これが「ウルトラ怪獣の擬人化」というだけなら良かったのに……ッ! あまつさえ、タイトルになってしまっているのだから……!
以上、業が深い怪獣好きの勝手な嘆きでした。


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2016/08/27 11:34|アニメ関連雑記TB:0CM:0

『シン・ゴジラ』を観て「良かった!」と思えた人におすすめしたい、10本の日本映画! 

2016年7月29日公開の特撮怪獣映画『シン・ゴジラ』でございますが、公開から4週目に突入した8月21日現在、動員数は276万人を突破、興行収益は40億円を突破という事になっております。これは21世紀に入ってからのゴジラ映画としては最も高い数値になっている訳でございまして、公開前は「ひょっとしたら『ガールズ&パンツァー 劇場版』に興行収入で届かないのでは……」などというような管理人の心配を吹っ飛ばす大ヒットと言える訳でありまして、もうここまで来たら目指せ50億、打倒エメゴジの興収! という感じの気分でありますよ!
近年は「邦画は駄目だ」と言われる事も多かったりもするのですが、『シン・ゴジラ』は「日本映画ここにあり!」といった出来になっていたんじゃなかろうかと、管理人はそう思います。面白い映画がこうして興行を伸ばしているというのは、なんだか嬉しくなりますね。

ゴジラという名の恐怖と幻想、それに立ち向かう日本人。 『シン・ゴジラ』 -怪獣の溜息

さて、その「日本映画」というワードでありますが、庵野総監督は『シン・ゴジラ』の制作に当たり、「本当に面白い日本映画をつくろうと思います」と仰っておりました。
実際に完成した映画は確かに面白い日本映画として仕上がっていた訳でありますが、一方で様々な日本映画のオマージュもふんだんに込められた作品でもあります。過去の作品のパロディやオマージュを分解・再構築して自分の作品に組み込み昇華するというのは、『トップをねらえ!』の時から変わらない庵野監督の作風のひとつでもあります。

庵野秀明第1回監督作品にして、伝説的OVA作品! 『トップをねらえ!』 -怪獣の溜息

そこで本日は、『シン・ゴジラ』のオマージュ元になっているであろう映画や、雰囲気が似ているなという映画を、10本ほど紹介したいと思います。まぁ、アレですよ。『シン・ゴジラ』を肴に管理人が色々な映画の布教をしたいというだけの話でもあるんですが(笑)!
まぁ、当記事で挙げる映画は観ている方も多い作品でしょうし、同じような事をやっている人も沢山居るのでしょうが。


日本のいちばん長い日
1967年公開の岡本喜八監督による、昭和天皇や閣僚達が御前会議において降伏を決定した1945年8月14日の正午から、翌8月15日正午の玉音放送・ポツダム宣言の受諾までの動乱の24時間を描いた半藤一利によるノンフィクション本「日本のいちばん長い日 運命の八月十五日」を原作とした映画であります。2015年には『ガンヘッド』の原田眞人監督により再度映画化されましたが、『シン・ゴジラ』のオマージュ元としては、この岡本喜八版でありますね。因みに、当記事で紹介する映画の中で唯一の白黒映画であります。
会議や会話劇を主軸として物語が進んでいき、日本降伏を良しとしない一部陸軍省将校と近衛師団参謀の決起による宮城占拠のクーデターとその鎮圧、陸軍大臣阿南惟幾の割腹など、実際に起こった激動の24時間をスピーディーかつテンポの良いカットワークで描き切った戦争映画の傑作であります。
総尺は3時間近くあり、会話劇中心という事で退屈になるんじゃないかと思われがちなのですが、実際のところ全く途中でダレる事は無く、一気に最後まで突き進んでいくエネルギッシュな映画でありました。
出演している大量の豪華俳優陣の鬼気迫る迫真の演技も大きな魅力です。


激動の昭和史 沖縄決戦
1971年に公開の岡本喜八監督による、太平洋戦争中の国内最大の激戦となった沖縄決戦とその壮絶さを描いた映画であります。
日本のいちばん長い日』同様、時系列順に忠実に「あの沖縄決戦で何が起きたのか」を描いている作品でありまして、大本営から本土決戦の為にと捨石同然にされる沖縄、そこで戦う日本兵や民間人の悲劇が延々と続いていく戦闘シーンに次ぐ戦闘シーンで凄惨に描かれていきます。撤退に次ぐ撤退、物資も医療品もどんどん無くなっていく、そんな沖縄決戦の実態が痛々しいまでに伝わってくる、そんな映画でありました。それでいて感傷的では無く、淡々とドキュメンタリー調で進んでいくというのもポイントでありましょうか。
そういった悲惨な映画ではあるのですが、台詞回しはどことなくユーモラスだったり、悲劇的ではあるんですが同時に喜劇性をも帯びているという岡本喜八監督の戦争観も詰め込まれているように感じます。
こちらも総尺は2時間半と長いのですが、やはりその長さを感じさせないスピーディーな展開やカットワークで魅せ切った、戦争映画の傑作でありますね。

庵野監督は岡本喜八監督の大ファンでもありまして、特に『沖縄決戦』は百回以上も繰り返し観ているんだそうです。今回の『シン・ゴジラ』ではどちらかというと『日本のいちばん長い日』のテイストが強いですかね。カットワークやテロップの出し方なんかもかなり岡本喜八リスペクト(というか、もう庵野監督が自分のものに昇華している感じでしょうか。)でしたし、何より作中最大の重要人物である牧教授役として岡本喜八監督(の写真)を起用している訳ですから。
岡本喜八監督の戦争映画だと、『肉弾』や『独立愚連隊』なんかもいいぞ(笑)!

シン・ゴジラ!!

太陽を盗んだ男
1979年公開の長谷川和彦監督による、原発からプルトニウムを盗み出して原子爆弾を製造し、日本政府を脅迫する中学校教師を描いた映画であります。
どこにでも居る普通の中学校の理科教師が原爆を作るという奇想天外な構図も然ることながら、いざ原爆を持って日本政府を脅迫する段になって、実際何を脅迫したら良いのか分からなくなるという喜劇調の物語でもある訳です。国会議事堂や皇居等でのロケをはじめ映画のそこかしこに散りばめられている「反体制」的な要素と、それに相反する「思想や目的が無い」という空虚でむなしい感覚が同居しているというのは、70年代当時の若者を中心とした世相感覚を反映したものになっていたのではないでしょうか。
物語の展開は二転三転して、国家への脅迫その1「ナイター中継を延長させろ」から、原爆男を追う刑事達の推理、天下の往来・首都高速で行われるカーチェイスシーンなどのぶっとんだアクションシーンも挟みつつクライマックスへと流れる中でオチが全く読めないという面白さもあり、狂気と虚無感、そしてアクションが同居した奇妙な感覚を味わう事が出来ると思います。「原子爆弾の製造」が本作の大きな見どころとなっているのもポイントでありますね。

太陽を盗んだ男』は、樋口監督が大好きな映画という事で、『シン・ゴジラ』にもその影響は強く現われております。
紫色に輝くチェレンコフ光や科学技術館なんかもそうなんですが、一番のポイントは、『シン・ゴジラ』の石原さとみ演じるカヨコ・アン・パタースンが、『太陽を盗んだ男』のヒロインである池上季実子演じる沢井零子に容姿・性格含めてそっくりというところであります。この記事を作成するに当たって管理人は『太陽を~』を観直したのですが、もう池上季実子が石原さとみに見えて仕方ありませんでした(笑)。
因みに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』では、本作を代表する劇判曲「YAMASHITA」が使用されていたりもします。


新幹線大爆破
1975年公開の佐藤純弥監督による、犯罪者グループによって新幹線に時速80㎞以下になると爆発する爆弾を仕掛けられた事による乗客のパニック、警察・国鉄の対応、そして犯人達との攻防を描いた映画であります。
町工場経営に失敗した男、元過激派、集団就職で上京してきた若者という三人組が新幹線に爆弾を仕掛けるに至る背景やプロセスが丹念に描かれており、犯人側に感情移入して応援したくなるという、パニック映画としては珍しい構図の映画となっております。見どころと致しましては、当時の国鉄の現実に即した運転指令室の緻密な描写と、国鉄・警察が協力して「いかにして乗客を救い出すのか」というアイディア、そしてリアルな新幹線の特撮表現でありますね。2時間半という長尺ながら、中だるみする事なく、最後までバッチリ仕上がっている映画であると思います。
国鉄の全面的な協力が得られなかった為に新幹線の描写の多くを特撮で撮らねばならなくなったという話があるのですが、企画の段階では「特撮では無く国鉄協力の実写路線でやろう!」というものであった為に、なんとも皮肉な話でございます。しかしながらその特撮は当時としては初となるシュノーケルカメラが使用されるなど、画期的な部分も多々あり、特に特撮ファンにとっては一見の価値があるのではないでしょうか。
国鉄に納入してた企業から実物の椅子や壁面、網棚などを発注する等、セットに関するこだわりも物凄い映画です。

……もうお分かりでしょう。そうです。『シン・ゴジラ』の「無人新幹線爆弾」の元ネタですよ! 新幹線が併走してくるあの強烈なカットなんかは明らかにこの『新幹線大爆破』のまんまだったりします。
管理人は宇宙大戦争マーチが流れると同時に突入してくる併走するN700系新幹線を観て、「『新幹線大爆破』じゃねぇか!」と思わずにはいられませんでした(笑)。


日本沈没
1973年公開の森谷司郎による、大規模な地殻変動によって沈んでいく日本とそこに住む日本人達を描いた小松左京原作のSF小説『日本沈没』を映画化した作品であります。06年には樋口真嗣監督によって再度映画化されています。
日本沈没という未曽有の大災厄に際して、政府や官僚、そして科学者達が奔走するという内容になっておりまして、実質的な主役は丹波哲郎演じる山本総理ですね。小林桂樹演じる田所博士も強烈なインパクトを放っています。
もしも日本が沈没する事になったら、日本政府はどう動くのか」という部分に重きが置かれてもおりまして、この部分は『シン・ゴジラ』にも通じるものがあるのではなかろうかと思います。「日本が沈んでいく」という無常観や虚脱感、そして、しかしそれでも生きていかねばならないという、絶望の中の希望も描かれた、秀逸なパニック映画ですよ。70年代前半当時の「終末ブーム」なんかの空気も色濃く反映されているように思いますね。
また、中野昭慶特技監督による特撮部分も力が入っておりまして、普段の東宝特撮が得意としていた怪獣映画とは異なる、現実に基づいた科学考証に則った建物の崩れ方や爆発等が採用されておりまして、崩壊する都市や津波が押し寄せる描写等はミニチュアワークの表現ではありながらも真に迫るものがあります。
この映画の後、しばらく東宝はパニック路線の特撮映画をいくつか制作していく事になる訳ですが、その延長上に84年公開の『ゴジラ』も存在している訳でありますなぁ……。


妖星ゴラス
1962年公開の本多猪四郎による、地球の6千倍の質量を持つ天体・ゴラスが地球に衝突する為、万策を尽くしてこれを回避しようと挙国一致で立ち向かう様を描いた映画であります。
詳しくはこの記事を参照していただくと幸いであります。

天体衝突特撮SF映画『妖星ゴラス』 -怪獣の溜息

兎にも角にも、「皆が自分の出来る事を精一杯やって、あとは天命を待つ」というスタンスで、ポジティブに展開していく作劇は、観ていて気持ちが良くなります。「地球を動かす」という荒唐無稽で馬鹿馬鹿しい事を正面から描き切った制作スタッフも素晴らしい! 作品内も制作者も皆プロフェッショナルな、そんな楽しい映画であります。勢い余って出てくる必要の無い怪獣が出ちゃうのは、ご愛嬌。
ラストは、『シン・ゴジラ』とも相通じるものがあります。やはり『シン・ゴジラ』の根底には、往年の東宝特撮の精神が流れていると思うんですよね。この『妖星ゴラス』然り、『宇宙大戦争』然り、『地球防衛軍』然り。政府まわりの描写の雰囲気として一番近いのは『世界大戦争』だと、個人的には思います。

終末SF特撮映画 『世界大戦争』 -怪獣の溜息

迫りくる虚構

ガメラ 大怪獣空中決戦
1995年公開の金子修介監督による、謎の巨大怪鳥ギャオス&巨大怪獣ガメラの出現と、怪獣出現によって混乱していく日本を描いた映画であります。
詳しくは、こちらの記事を参照していただければ、幸いであります。

緻密なシナリオとリアリティ溢れる特撮で撮られた、怪獣映画の決定版! 『ガメラ 大怪獣空中決戦』 -怪獣の溜息

この映画をはじめとする「平成ガメラ三部作」は、「もしも95年当時の日本に本当に怪獣が出現してしまったら」という事のシュミレーションをやっておりまして、その延長上に『シン・ゴジラ』が存在していると言える訳なのであります。
樋口真嗣監督はこのシリーズでは特技監督を務めており、「特撮」の面からも、この20年の間での違いを、色々と見る事が出来るのではないでしょうか。


ゴジラ(1984)
1984年公開の橋本幸治監督による、30年ぶりに出現したゴジラの脅威と、それに対応する日本政府を描いた映画であります。
例によって詳しくはこちらの記事を参照していただければ幸いです。

東西冷戦下の時風を色濃く反映したシナリオと、「リアル」に縛られてしまったゴジラ 『ゴジラ(1984)』 -怪獣の溜息

平成ガメラ」から更に遡り、「1984年当時の日本に怪獣が出現したら」というある種のシュミレーションとなっている映画でもありますが、それ以上に特筆すべきは、この映画が樋口真嗣監督の映画初参加作品であるという点でありましょう。
この『ゴジラ(1984)』と『シン・ゴジラ』を見比べてみると、色々と対比となっている部分や「俺ならこうする!」という部分が詰め込まれているという事が分かるようにもなっており、『シン・ゴジラ』の副読映画としても良いのではなかろうかと、管理人は思います。


ULTRAMAN
2004年公開の小中和哉監督による、未知の異星生物の出現とそれを倒しに来た光の巨人の戦いを描いた映画であります。
実質的に1966年放送の空想特撮TVドラマ『ウルトラマン』第1話の現代風リメイクとも言える内容になっておりまして、従来のウルトラシリーズのような防衛チームは存在せず、主人公も航空自衛隊のパイロットである等、全編通して地に足の着いたリアリティのある作劇となっております。また、ウルトラマンも従来のタイプとは異なり、生物感のある造形になっていたりするのもポイントでありましょうか。
諸々の考証とは別に「家族愛」がひとつのテーマとなっていたりもして、映像面も含めた「現代のウルトラマン」として完成度は非常に高いのですが、宣伝の関係から興行的には失敗し、続編の制作は立ち消えになった不遇の作品でもあるんですよね……。尚、同年放送の特撮TVドラマ『ウルトラマンネクサス』の前日譚にもなっております。

シン・ゴジラ』でリアリティのある「特撮作品」に興味を持った方には、『平成ガメラシリーズ』や『ULTRAMAN』、そして『仮面ライダークウガ』等をお勧めしたいところでありますね!


機動警察パトレイバー the Movie
1989年公開の押井守監督による、巨大人型重機・レイバーが普及した日本で起きるレイバー暴走事件と、その事態の収拾にあたる警視庁警備部特車二課の面々の活躍を描いた映画であります。当記事で紹介する映画の中で唯一のアニメ映画作品でありますね。
機動警察パトレイバー』は、漫画、アニメ。OVA、劇場アニメ、実写と、幅広く展開するメディアミックス作品なのでありますが、基本的に「レイバーと呼ばれる人型重機(巨大ロボット)が普及した日本」を舞台として、巨大ロボットに乗るお巡りさんの悲喜こもごもが描かれているというのが全体の作品に共通する項目であるという事が出来ます。
劇場アニメ版、特に押井守が監督した2作に於いては喜劇調の作劇は鳴りを潜め、レイバー犯罪を主軸としたサスペンス・アクション要素のあるドラマが展開され、更には現実世界の批評性をも内包した作品として仕上がっております。
機動警察パトレイバー the Movie』では、レイバーの製造を請け負っている篠原重工のプログラマー・帆場暎一が投身自殺を図るところから物語がスタートし、帆場の仕掛けた諸々の罠が次々と東京を混乱に陥れていくというお話なのですが、『シン・ゴジラ』の牧教授の存在はこの『パトレイバー the Movie』の帆場を彷彿とさせる人物像なんですよね。
シン・ゴジラ』に於ける都市の映し方なんかも、結構『パトレイバー the Movie』相通じるものがありましたし。
機動警察パトレイバー2 the Movie』では、レインボーブリッジが空爆される事による「虚構と現実」、「平和とは何か」、「戦争という状況」、「戦後日本」が描かれており、都市部に展開する自衛隊の戦車や武装レイバーなんかのシチュエーションはこれまた『シン・ゴジラ』と相通じるものがあります。尤も、作品の根底に流れる思想なんかは、『シン・ゴジラ』とは正反対のような気はしますけどね。

因みに、「劇場版パトレイバー」二作の脚本は、『平成ガメラ三部作』の伊藤和典であります。この点に注視して両者を見比べてみるのもまた面白いと思います。
また、90年代後半から展開した『踊る大捜査線』シリーズは、この『機動警察パトレイバー』シリーズに影響を受けた作品でもありまして、更に『踊る~』で印象的に用いられた、人物が歩きながら会話し、背景で多くの人物がそれぞれ動いているという特徴的な演出は『シン・ゴジラ』でも用いられているという、そういった大きな流れも見えてくる訳であります(笑)。
ついでだから『踊る~』に影響を受けたとされるTVアニメ『地球防衛企業 ダイ・ガード』も観たりすると良いんじゃないっすかね!


と、言った感じで長々と紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
後半は特撮・怪獣モノの映画になった感じがありますが、まぁ、『シン・ゴジラ』が特撮怪獣映画なので仕方ないよな、と(笑)。
当記事で挙げた作品の中には案外レンタル店に置いていなかったりする作品もありますが、ネット配信やネットレンタルを駆使すれば大体の作品は観れると思います。
シン・ゴジラ』を切っ掛けとして、また色々な日本映画が多くの人に観られるようになると良いですねぇ……!


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2016/08/21 15:27|特撮関連雑記TB:0CM:5

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